インド旅行記シーズン2012 その16 ファテープルスィークリー | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

インド旅行記シーズン2012 その16 ファテープルスィークリー

マザーをタージに置き去り、
私はリキシャでイードガーバススタンドまで。
現在11時過ぎ。
まだ午前。

渋滞がエグすぎる。
インドに「車線」と言う概念は無い。
これは車線を守ることが当然である私たち日本人からすれば非常識だが、
対向車線に車がおらんだらそこから追い抜いて何が悪い?
あくまでも、意のままに、だ。

何が常識で非常識?
そんなもんは、土地が変われば同様に変わる。

国境だって、人間が勝手に作ったのだ。

にしても…

この渋滞は…

全く動かない。
イードガーバススタンドはもう見えていたので、
リキシャを降りて、
クラクションが鳴り止まない車の間をすり抜ける。

バススタンドは、ただ広い空き地にバスが数台、
人がわんさか、屋台が捗る。
もちろん案内板は無いが、
奥にインフォメーションみたいなんがあって、
そこに立ってるおっさんにファテープルスィクリー行きのバスはどこやと聞いたら、
「バスはめっちゃ遅れてるからタクシーがええで」と。

ん?
怪しい…
てゆうか出たー!
アグラ名物嘘つきインド人!

怪しすぎるので、
インフォメーションの中のおじいさんに聞いたら、
「もうすぐバス出るよー」と言われた。

インフォメーションの目の前で嘘ついてタクシー営業するかね普通。

それ、交番の前で人殺すみたいなもんやないか。
甲子園球場にジャイアンツユニフォーム着てくみたいなもんやんか。
飛田新地で初デートみたいなもんやないかーーー!!!!

で、近くのお兄さんがバスまで連れてってくれた。
車掌さんです。

人が多くて天神祭状態なので、
なぜかバスまで手をつないで行ってくれた。

ちょっと、あたし、出会って2秒の男子と手つなぐなんて、
こんなことで軽い女だと思わないでよねっ!
失礼しちゃうわ!

そして乗り込んだ…バスがもうまんぱい。
乗車率、金曜日終電の井の頭線に匹敵。
あかん…
二時間近く…行けるのか、俺!

行くしかない。

と…運転手が私を見た瞬間、運転席の横に座っていたインド人をどかす。
普通は人間が座るべきでない所に板を敷いて、
無理やり席を作ってくれた。

こどもが泣きながら後ろで立ってるから申し訳なくて、
譲ろうとしたら、
「ええねんええねん座っとき」とな。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
もうまんぱい。

そうだった、この国、黄色人種の女にやたら優しいんだった。
ちょっと怖いんですけど。
てか、こども泣いてますけど。

で、この運転手、なかなかのセクハラ。
写真撮れだの住所教えるから連絡してこいだの、
隣の席ですごいエロくヒザを触られる。
おいおっさん、
ここがインドやなかったら警察沙汰やで。

住所さらしたろか。
公衆トイレに書いてやろうか。

そして無理やり作った板の座席でお尻が痛い。
アーーーーーッ
ぐらい痛い。

わかる人だけわかればええのです、ええ。
わかる人だけわかれば。

エロ運転手がしんどいので、
逆の隣に座るゲイっぽい教師のとっつぁん坊やと話す。

結果、足は疲れなかったけどお尻と心が疲れた。
だからアーッじゃないってぱwwww

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
左のズボン→私。
右のズボン→運転手。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
右のズボン→私。
左のズボン→ゲイっぽい教師。
さらにその左にもう一人いた。
つまり運転席の列に4人座っている。

ファテープルスィクリーは、渋滞とは逆方向なのでちゃーんと着いた!
ありがたやーありがたやー!
ほんまにありがたい。
セクハラもインド人なら許せるのは何でやこれは。

レイプもされませんでした。
てか普通されねーわ。
インドなんかよりよっぽど怖い国があるでしょ近くに。

13時着。予定通り。
バス停は終点。

ファテープルスィクリーは、アグラ郊外の世界遺産。

タージマハルからバスで2時間っていう場所がら、
通常日本人向けのものはタージと前出のアグラフォートだけで
終わるツアーがほとんどだが、
この儚い歴史を持つ城を絶対見たかったのだ。
今回、マハーバリプラムの次に私が目的とした地。

カオスな商店街を進んで、

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

まずは大きい門!
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

でかいーーー!
かっこいいー!

ブラピぐらいかっこいいー!
素敵ー!
キャー結婚してー♡

入口では靴を脱がされる。
もうかっこいいから靴だけと言わずTシャツも脱いだろか。
かた乳ぐらい出せるよね。ブラピならね。

広場。
ここは自由に入れる。
早速ガイドがまとわりつく。
まとわる。

安定の、
私モンゴル人デス英語ワカリマセーンで逃げる。

*ちなみに靴について*
入口では預けなくて良い。
手持ちでそのまま進める。

モスクとかモスク的な何かとか!
透かし彫りが美しい。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

広い!
広場だしまあ当然やけど。

広くない広場なんて、
全く健康やなくていつも貧血なってた大学の時の友達の
健志くんみたいなもんやからね。
あ、友達ってほどではないです。言い過ぎました。
知り合い程度です。
誤解しないでちょうだい!

そのまま広場を抜けて、有料ゾーンへ。
世界遺産のチケット売り場やのにお釣りを誤魔化されましたお。

あのおっさん痛風になればいいのに。
世界遺産で働いてんのに、
インド人の25倍の入場料払ってんのに、
どうしてお釣りをごまかすとか言う思考に至るものか。
ほんまに痛風と痔を併発すればいいのに。

そしてここの子供たちは、初めての攻撃を仕掛けてきた。
「チケット半券が10ルピーで売れるからくれボーイズ」

何かくれーズや、葉書買って集団は良く居るが、
このパターンは初めてでした。
ほんでインドの世界遺産、チケット全部同じで
ほんまに要らんからあげました。
お釣りごまかされたけど、半券は要らんからあげました。

チケット売り場の痛風じじいは野放しなくせに、
物売りの子達にやたら警察が目を光らせていて、
私に押し売りをしようと話しかけて来たショタの絵葉書屋さんが、
警察に追いかけられて絵葉書を没収されてたorz
何か・・・ごめん・・・私のせいで。
すげー罪悪感。

有料ゾーンに入ってもガイドがうるさい。
写真一緒に撮れ祭り2012も始まった。


中はアグラフォートの様な感じですが、特にお風呂がおもろかた!
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

五重の塔の作りが興味深い。
非常に変わった形。

一般謁見の間はアグラフォートに引き続き、芝生が整然としてて気持ちいい。

整備された石造りの廊下があったと思えば、
そのすぐ裏に雑草が生い茂る。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

しっかり堪能したら2時間ぐらい掛かった。
むしろ、掛けた。

実は、セクハラ運転手が1時間後またイードガーへ復路戻るから、
俺のバスに乗って行け、と言っていたので、
どうしてもそれを避けたかったのだ。

さすがにもう行ったはずやから!
てことでバス停へ。

耐えた・・・
もうあのインドのイジリー岡田みたいな運転手は居ない。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

プーリーを食べてなぜか7歳も年下のうざいやつに
バス停でチャイをおごらされてバスへ。

帰りはまだ満席になる前だったので、
狭かろうが汚かろうが臭かろうが何でも良い。
人間が座るシートで、
隣にセクハラとゲイが居ないのならそれで良い。

ってどわーーーーーー!!!
おゲイちゃんの方が前の座席に!
そして帰りはボーイフレンドと一緒じゃん!
いいねいいね!
ホモォ…┌(┌ ^o^)┐
隣の肩に頭を乗せて寝るなんて、イイネ!!!
イエーイ!ヒューヒューだよ!
だから私とは話さなくてイイネ!
話しかけないでネ!!!!!

さあイードガーへ戻る。

すっかり夕方。17時に無事イードガーに着!
行きの様な人間やめたくなるみたいな渋滞は無いし、
60ルピーでリキシャ交渉成立、タージマハルまで!
急げー!急げー!日の入りに間に合え!
夕暮れのタージをあの屋上から見たいの!

急いで運転手ー!
と、警察が勝手に乗り込んで来た・・・
おおおおおおおおお私急ぐんですお願い
警察だとは言え私夕陽とタージ、見たいの。
そらあんたたちは明日もあさってもここにおるからええよ。
でも私はなー!
インドには毎年来るけどアグラに毎年来るとは限らんのじゃ!
だからほんまにやめてー勝手に乗らないで!

みたいなことを言ったら、
どうやら500mぐらいの移動を、歩くのが面倒で、
そこにたまたま走ってたリキシャに乗り込んだらしい。
警察やったら何やってもええのんか。
どうゆうことやねん。

で、まあ特に遠回りされたわけでもないので、順調に走り、
・・・



間に合ったー!
日の入りに間に合ったー!
階段を駆け上る!

が、霧です( ´,_ゝ`)
夕焼けとか全くありません。
むしろ白っぽいモヤの中に白っぽい建物で保護色です。


コーランとクラクションの響く、アグラの夕暮れ時。

お母んは、タージをとことん堪能して、
ホテルに戻ってちょっと昼寝をしようと思ったら、
屋根の上で工事みたいなのが始まって全く寝れず、
私より年下の日本人バックパッカーと仲良くなっていた。
とのことです。
無事で何よりです。
母上。

そして帰り、おかんが午前中に500ルピーと言われていた
サンダルがこの時間に250ルピーと言われたので、買ってみた。

チェックアウトして駅まで戻る。
三年前に電車を待ったカフェでコーヒーを飲んでみた。
何も変わっていないのだ。
本当に。
時間がゆっくり流れるのだ。この国は。

無事座席も見つかった。
もちろん帰りも高級列車の1等席!

そしてまた頼んでもないのに勝手に食事サービス。
ほとんど食べずに寝ていたら、
給仕のクソバカがわざわざ起こしてチップを要求してきた。
え、もう、何なん?
寝てますけど?

あいつは持ってるお皿全部こぼしてもめろ!
ついでに吹き出物が治るな!
悩め!

クタクタで帰る。
ちゃんと時間通り、デリーに夜到着。

ホテルに戻ると、アホのヒルトン姉妹のせいで
「プライバシーのため掃除してません」と書いていた。
あほか。
アホのヒルトンか。
タオル使いさしやないか。
ヒルトン姉妹は冷え性になってしまえ。

そしてみんなは自我を目覚めさせろ。
あとは、宗教に気をつけろ。