O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba -24ページ目

日本からの刺客2014 ムンバイ→ゴア→ハンピ→リシケシ

今年の刺客は去年すっかりインドにハマったOLさん、くぼちゃんと、
琉球っぽさを全面に纏いこの大陸へ舞い降りた東村山出身のちさ。



初日は映画スラムドッグ・ミリオネアの舞台になったとも言われる、
ムンバイにあるアジア最大と言われるスラム、ダラヴィのツアーへ。

全く想像を超えてこず、何ならうちの家の裏もこんなもんですよ、ぐらいの、
衝撃も何も無いツアーではありましたが、
初めての2人にはいい刺激になったんじゃないかしら。
迷路の様に入り組んだ路地と汚水、悪臭、それから子供たち。
ムンバイで売られているものはだいたいここで作られている、
とツアーガイドのスーラジは言った。
そんな100%ハンドメイドのサンダルが毎回3日で壊れるのはどうしてかと言ったら
もうそれはここにいる職人がちゃんとしてないんだろ絶対そうだろ。

そしてムンバイはそこそこに、私も初めてのゴアへ、空路。
飛行機が1時間遅延したけれど1時間ぐらいどうってことない。
だってインドだから。



酒税の無い天国みたいな街、ひたすら飲む。
ビーチで飲む。
よっぱっぴーで泳ぐ、死にかねない。
でも泳ぐ、いや、私そう言えば泳げない。


そして10年に一度だけ公開になるザビエルのミイラの何と公開日にぶち当たる。
興奮し過ぎて、酔っぱらいで潮くさい私は、鼻血を出した。
ミイラなのであの髪型までは確認できず、ただし、あの歴史上の人物に10cmまで近づいたのです。


陸路、鉄道にてハンピへ。
ハンピは2回目ですが、前回天国と地獄を見たので、
今回は天国だけを見たくて、あと川の向こう岸を見たくて再来。
雰囲気の良いカフェが街中に。
ここでも飲む。


で、無免でノーヘルで酔っぱらいでバイク移動。
人生で初めてバイクに乗ったけど、あれはおもしろいな。


前回体調を崩して登れなかったハヌマーンテンプル。

本当に猿がいる。


この後ろの落ちそうで落ちない、みたいな岩が村中にあって、
もう何が不思議で何が普通かがわからなくなってくる。


うちのスピリチュアルOL(趣味はお菓子作り)ことくぼちゃんも、
普段絶対そんなこと言わないのに、
目に見えないものなんか信じねーよぐらいに人なのに、
何かを感じずにはいられない様な場所がハンピです。

ちなみに3人ともUFO見ました。


せっかくなので天然の岩でロッククライミングとかしてみる。
で、怪我する。

存分に楽しんで、ハンピの3日間を終えて、陸路、バスでバンガロールへ。
バンガロールからデリー、空路。
そしてデリーで飛行機が飛ばないと言うインドっぽいやつ。
もはやエア・インディアに私は何の期待もしていないし、
スターアライアンスからいつかクビになればいいと思っているよ本気で。
インドでスターアライアンスに入るべきはあなたたちじゃない。
絶対に違うって言い切れる。

そして何だかんだで28時間ぐらい移動して、やっとリシケシへ。
遠かった。
長かった。
インドだしこんなもんだ。


ヨガヨガヨガヨガ!
ヨガファイヤー出るまでヨガ!


去年は頭まで入れなかったけど今年はガンジス川、頭まで沐浴した。
洗い流されてはいないのだが。
さっぱり。


床屋でマッサージしたりアーユルヴェーダしたり、
日本人の知り合いができて一緒にご飯したり。



そしてくぼちゃんの新しいあだなは
くぼもとターリーストイック太郎になった。

この度ずっとターリーを注文し続けていたけど多分半分ぐらいはおいしくなかった。
私の頼んでいたオムレツとかサンドイッチをうらやましそうに見ていた。

インドでカレーなんて食べるもんじゃない。

日本のカレーが世界で一番おいしいんだから。



で、あっという間に旅行が終わって二人とも無事帰って行った。
私は1週間ほど腑抜けで体も痛いしやっと昨日ぐらいから立ち直った。
写真をたくさん載せたけれども、
2人も言っていたんだが、
ハンピなんかは特に写真に全然何も写らない。
あの360°見回して空気と太陽と一緒じゃないとあの感じはわからない。
だからやっぱり行くしかない。

Motion Picture Soundtrack

何言ってるかちょっとわかんない。
トム・ヨーク様。

元気だからって、
日本人とサッカーしてみたりヨガしすぎて体がぼろぼろ。

似てるのは丸山桂里奈、でもサッカーの腕前?足前?は、
幼稚園児並。

人とぶつかる競技がほんとだめ。
こわい。

バスケとサッカーとラグビーする人ほんとこわい。



ヨガスタジオとカフェ併設のとても素敵な場所を開拓してしまって、
ヨガしすぎて、
首とか足首がぼろぼろ。
でもまだ壁無いと倒立ができない。
しょぼい。



あとインドじゃないみたいな素敵なレストランで大騒ぎとかしてみて、
そろそろ死ぬんじゃないかって本気で思っている。

ディワリも雨季ももう終わった。
あとは私、たくさんインド国内を旅行するシーズン。

行かなきゃいけないところがたくさんあるし、
考えなきゃなこともたくさんあるし、
でも結局どこ行ったって何考えたって、
考えるのは日本のことで、
だけど自分はもうちょっとインドにいる。

パラドックスで頭おかしくなりそうです。


FYI

用途不明だった体に悪い色の粉。


ディワリのランゴリのためでした。

粉で玄関先に絵を描く。

何に祈ってんだか。
何に捧げてんだか。



神様なんかとっくにいないって知ってるんだろ。






ペテロの葬列/宮部みゆき


ペテロの葬列→高橋一生→ペテロの葬列→宮部みゆき
→パーフェクトブルー→パーフェクトブルー違い→パーフェクトブルー
→宮部みゆき→ペテロの葬列→高橋一生→宮部みゆき

で、ちゃんと原作本に辿り着いた。

インドでだってちゃんと手に入れる。
何だって手に入る。

そうやって好き勝手に好きなもん手に入れてばっかだから、
手に入らないもんが気になる。

活字に犯される。


宮部みゆきとドラッグは友だちのふりして近づいて来る。

一番意味不明のやつ

世界三大・意味不明の祭、
ディワリがやって来た。
(残り2つはトマト投げるやつと都島区の9町会の盆踊り)

街で、ガザ地区ですか?ぐらい爆発音が響く。
商店街で体に悪い色の粉(用途不詳)が売られる。
何かがうるさい、のはいつものこと。
住んでいるフラットのセキュリティにボーナスを払えと凄まれる。
ジムがいきなり休む。
歩いていたら躁状態の子どもにペットボトルで腕ぽーんってされる。
会社で伝統衣装を強要される。


ふんだり蹴ったりだ。
泣きっ面になんたらだ。

サリー着てんのに何かお前だけ違う、って言われるし、
すぐ着崩すからお前は子どもかって笑われるし、
オーダーメイドだから体にフィットし過ぎて脇のくすぐったさでまる1日不快だし、
そもそも新しい錦戸くんのドラマで私も大好きな中村静香が、
締め付けられるの、嫌いなんです♡
って言ってたのはそれは本当にそう。
もう泣きたい。
一番意味不明のやつ。

秋ですか。
さんま食べたい。


インパラの朝/中村安希
誰に借りたのかが本当に思い出せなくて困っています。
これ貸してくれた人見たら名乗りでて下さい。
名乗りでてこなかったらごめんなさい、もらいます。
手元に置いておきたい。
そのぐらいの本。
激しく同意、の連続。
この著者のクレイジーな世界旅行での、
あなた女だろ、じゃあもっと注意深くしようよ、だってそれ自己責任って言うか、
戦地で何かあったら国とか家族に迷惑掛けるよ、
レイプとかされたって言い訳できないよ自業自得って言われるよ、
みたいな無防備な旅行で、
ムンバイって結構、いやかなり安全な場所に住んでいたって、
どこかしら肩肘張って、例えば夜は出歩かないとか肌出さないとか、
だって家族とかが悲しむじゃん何かあったらって、
それは私の最低限の自分とのお約束だし守っていて、
そうゆうのを正解って信じている私からしたらもうアホなんですか?
ぐらいほいほい地元の人に付いてってしまうこの著者は、
それでも貧困や文化の差異や、
ちょっと傲慢な恵まれた日本人のあの目を逸らしたい恥ずかしい場所を、
あけっぴろげでどーんって文字に起こしてしまう。
禿同。
インドだけじゃちょっと物足りなくなってきたのかもしれない。