O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba -19ページ目

出戻り

すごい。
インドの神様が離してくれない。

絶賛飛行機遅延でアーメダバードで遭難中。

航空会社と2時間バトルして、
なんとかホテル取ってもらった。

いつ出られるかわかったもんじゃない。




お願い、
あたしをもう離して。

インド卒業

とゆーことで、インド卒業!

不思議な縁があったのだなーと思う。
ちょっとキモいけど、
生まれる前にこの国にいたのかなぁとか思ってしまう。
あの神様たちを思いながら、
いつかガンガーに、と思いを馳せて死んでいったのかしら、とか。
うんぬん。

やっぱり大好きな国。
みんな正直で、優しくて、
歴史があって、
神様がそこここに居てくれて、
欧米に何度も淘汰されながら、
それでも強く強く大きくなっていくこの国のエネルギーが大好き。

また帰って来るよ、ありがとね、インド。
















安全に楽しく暮らせたムンバイも、
天国で地獄のハンピ、
ただただ美しい井戸のアーメダバード、
何週間も沈没していたいリシケシ、
人間の性を全部受け入れるカジュラホ、
カオスのバラナシ、
尊くて、汚くて、尊いブッダガヤ、
切り立った崖に壮大なアジャンタとエローラ、
自由のゴア、
伝統を守るチェンナイ、
宇宙から落ちてきたマハーバリプラム、
水の美しいケララ、
エネルギーに満ちたコルカタ、
世界一嘘つきで世界一正直なデリーとアグラ、
無し無しナシーク、
何かに葛藤し続けるプネー、
魅惑のラジャスタン。
どこに行ったってみんな優しかった。

インドは、
その宗教や伝統の制約の中で、
それでも強く、優しく、何だって受け入れてくれる。

で、私はまた放浪癖が治まらないまま、
ムンバイの空港へと。

飛行機を必要以上に乗り継いで北上。

何度も夢に見た、読み返したあの物語の眠る土地へと。

この目でまたとんでもない世界を。
旅が私を呼んでいる。
全力でおいでおいでしてくる。
離してくれない。
日本に早く帰りたいのに、まだ遠い。

国際免許と、魔法のカード、
それから世界で最強の日本のパスポートを握り締めて、
最後の夏休みへ。

インターナショナルなことこの上ない。(日本が一番だけど)

送別会みいたいなのをしてもらった。

うちで。


うちで、です。



インターナショナルな連中が、
めちゃくちゃな英語で酔っ払いながら大騒ぎして、
揃って人の家の飲み物とお酒とお菓子根こそぎ消費して行った。

そんなこと言ってめちゃくちゃ楽しかったんだけどさ。
ちょっと最後はブラジル人の同居人と二人で、
みんなが帰った後二人でこっそり泣いた。

私が日本に戻って、彼女が近い将来ブラジルに戻ったら、
本当にそれこそ世界の反対側で生きていく。

毎日一緒のキッチンとリビングを共有した彼女と、
世界の反対側で次いつ会えるんだか。
生きてるうちに再会できるかすら謎。

一期一会だ。

でももしブラジルに行ったら一緒に旅行をしてくれるらしいので、
リオのカーニバルの季節を狙って、
もう少し治安が落ち着いたら、
ってちょっと考えている。

良い同居人だった。
楽しくて底抜けに明るくて優しい女の子と一緒に住んでいた。

写真で横にいるブラジル人の王子様みたいなのが本当に王子様すぎて辛かった。
そこにいる女子の目がずっとハートになっていた。
ディズニープリンスがここにいたのかとやっと腑に落ちた。

そう、プリンスはインドにいるのだ。

王子、さようなら。



出会いは億千万の胸騒ぎ。
エキゾチック・インディア。





母なるもの/遠藤周作


遠藤周作はまったく意味もわからないのに相当読んできた。
こんなのわかる人いるんですか。
私があほなんですか。

この人は胸の奥にずっと後ろめたい何かを抱えていて、
それがキリスト教とか母親とか、
どこかで信じているのだけれど疑いもあってその葛藤にいつも
ああでもないこうでもないって綴るわけですが、
私なりの感想、たぶんこれ間違っています。
もう全然意味不明なのでたぶん間違ってます。

隠れ切支丹を、卑屈だとはっきり名言しているにほぼ相違ないのだけれども、
その傍らで、母親の前では信心深いふりをして、
友人の前ではキリスト教徒であることを隠す、
その二重の嘘にいつも苦しむ自分を隠れに重ねている。

それは例えば、現代のどこにでも拾うことが容易な感情であり、
小さな嘘や最も近しい人への拭えない疑心、そして自分を卑下する様な気持ち。

一番辛いのは自分に嘘をつくこと。

そういうことがここから汲み取ることができるのではないでしょうか。

とか言ってるけど本当は意味わかんない。

もう本当はどーん!どかーん!犯人捕まったー!
びっくりー!
みたいなのが読みたい。

でももう手持ちの本が無い。