に続き、本殿をレポートします(^_^)/
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240714/23/osapon-ok/53/b6/j/o1080081015463169190.jpg?caw=800)
↑前回レポートした、拝殿の奥にあるのが"本殿"です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240714/23/osapon-ok/b8/fd/j/o1080081015463169197.jpg?caw=800)
↑何でしょう?このボックス感……(^_^;)ティッシュの箱みたい……
その謎解きも含めて、レポートしていきましょう。
・国宝 宇治上神社本殿
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240714/23/osapon-ok/0f/99/j/o1080081015463169209.jpg?caw=800)
平安時代の作。
桁行(けたゆき/横幅)5間、梁間(はりま/奥行)3間、檜皮葺き、流造りの屋根を持つ、日本最古の神社建築だそうです。
桁行は5間。
実は、この本殿、拝殿と同じくアシンメトリーなんですよ〜
拝殿もそれに併せて、左側が長くなってるのか……スゲーな……
でも、何でしょう?
実はですね~
その秘密は、内部にあるんです(^o^)
失礼して、覗かせていただきます。
なんと!
中には、"一間社流造り"の神殿が3つ並んでいます!
この3殿をまとめて、大きな流造りの屋根で覆っている訳です。
この3殿で、左側の"右殿"がやや大きいんです。だから格子の数が34〼だったのです✨
さて、この"覆屋(おおいや)"の形式は、仏殿にはよくあり、私のブログでもいくつか紹介していますが、神社建築でハッキリと目で見えるものは、初めて見ました〜
※国宝 八坂神社の"祇園造り"も大きな屋根で覆ってるけど、チョット違うし……
"覆屋"だから、どうりで「箱」感が強かったわけだ……
そして、特徴的なのが、右殿と左殿の壁が"覆屋"と融合しているところです(^o^)
↑右殿は左の壁と融合してて、
↑左殿は右の壁と融合してる。
一方、中殿は左右より一回り小さくて、独立してます。
ところで、この右殿と左殿の蟇股が、「日本三蟇股」と呼ばれているそうです……ホントか?
↑こちらが右殿の蟇股。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/17/osapon-ok/aa/6d/j/o0914054515463437897.jpg?caw=800)
↑左殿の蟇股。左殿の方が繊細ですね。
中殿には蟇股はありません。
後2つの三大蟇股は、国宝 中尊寺金色堂のものと、国宝 上醍醐薬師堂のものだそうです。
↑が中尊寺金色堂の蟇股です。※上醍醐の薬師堂は未見です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/17/osapon-ok/fa/37/j/o0810108015463442894.jpg?caw=800)
非常にオモシロイ神社建築でした\(^o^)/
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/17/osapon-ok/e8/40/j/o1080081015463442898.jpg?caw=800)
宇治上神社は宇治にありながらも
、表の平等院に比べ派手さが無く目立たないですが、拝殿・本殿ともに国宝で、特異な形態を持っていて、見どころ満載です✨
皆さんも、平等院に訪問することがあれば、ぜひ宇治上神社にも足を運んで見てください(^_^)/~~
参考に平等院のレポートも貼っときます。