世界遺産平等院 夜間貸切ライトアップ特別拝観 | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

2023年12月現在の国宝の総数1,137件。そのうち、美術工芸品906件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

はい、昨日寒風吹きすさぶ中、夜の京都に平等院 鳳凰堂を見に行ってきました。
(>_<)
平等院は観光の名所、通常拝観は大混雑と聞き及んでいたので、前回の「京の刀展ナイトツアー」に味をしめて、前から参加を決めていました。ミュージアム「凰翔館」の入場料込みで2,000円でした。
18:00~20:00の2時間の間、ずっと自由行動です。凰翔館に出たり入ったり何度もできます。(無意味ですが)

平等院到着時には、すでに真っ暗。
受付を済ませて、院内を散策。
各所の紅葉もライトアップされています。
がっ、やっぱ鳳凰堂でしょう!
見えてきましたよ~
正面から。扉が開かれ、中に阿弥陀如来が見えます。池に逆さに映る様子もキレイでした。
私的には、平等院内部拝観できると思い込んでいたのですが、外からの拝観のみでした。(ちゃんと記載はあったのですが見落としていた(^_^;)
ですが、逆に写真を撮るのには人が写り込まなくて良かったです。
実は内部は保存修理のため、阿弥陀如来の周囲には足場が組まれていて、壁画が見られなかったりするんですよねぇ。
だから、修理が完了してから、改めて内部拝観には行こうと思います。
阿弥陀如来と屋根の鳳凰が金色に輝いています!
ミュージアム「凰翔館」へとまいります。
こちらで見られる国宝は、

国宝 梵鐘
国宝 鳳凰
国宝 木造雲中供養菩薩像のうち26体
の3件です。

まずは、国宝 梵鐘から。
「天下の三名鐘」のうちの一つ。
音の三井寺、銘の神護寺、姿形の平等院
と言われるだけあって、天上人や獅子、龍などが彫られ美術工芸品って感じでした。
外の鐘楼にある梵鐘はレプリカです。


続いて、国宝 鳳凰。

平等院の屋根に付いていたヤツです。
金銅製で、本体は鋳造して作られています。左右別に展示ケースに入れられているものの、向かい合っての展示で、情景再現されています。一万円札の裏に印刷されているヤツです。(ちなみに南像が印刷されているそうですよ)


最後は、国宝 雲中供養菩薩。

凰翔館の26体と鳳凰堂の26体を足して、全部で52体あります。
大半は菩薩で、5体だけ像形(頭を剃ったお坊さん)です。
多くは楽器を持って、それぞれ楽しそうに奏でていたり、踊っていたりします。
壁に取り付ける方式なので、平面から立体的に飛び出すような造形になっていて、そのポーズと共に見ていて面白いです。
貸切で人が少ないので、じっくり見られる~
展示キャプションもすべて読めました。
(キャプションは結構長いものでした)
ミュージアムを退館すると、目の前に鐘楼があります。
夜のミュージアム凰翔館は、近代的で幻想的ですね。
2時間キッチリで、一通り鑑賞できました。
結果的に充実した時間が過ごせました(^_^)

今度は、朝早く再訪してみようと思います。

さぁ、次回はちょっと遠くに出掛けますよ~