🐶イヌ🐵サル🦜キジで🍑桃太郎
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と、云うことで岡山に行ってきました(^_^)/
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目的地は、岡山県立博物館。
現在、こちらでは、
と、銘打って、当館所有の、国宝 赤韋威鎧が5/6(月)まで公開されています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240421/18/osapon-ok/02/40/j/o1080081015428769368.jpg?caw=800)
一部、撮影不可🆖の箇所もありますが、国宝 赤韋威鎧は撮影可能です〜
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では、レポートします。
・国宝 赤韋威鎧(あかがわおどしよろい) 兜・大袖付
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スゴいですね。これ、平安時代からそのまま残ってるんですよ!
"大鎧(おおよろい)"と呼ばれるタイプの古い甲冑で、武者が馬に乗って、弓を射て戦う時代のものです。
源平合戦の頃のものですね~
しかも、残存する国宝の甲冑のほとんどが、神社への奉納品が多い中、この甲冑は実戦で使われたものが、残存している点で貴重なんですって!
(車でいうと、ブガッティとGT-Rくらいの差)
"兜・大袖付"とあるとおり、"兜"と"大袖(おおそで)"を備えています。
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↑"兜"は、わかりますよね(^_^)
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↑"大袖(おおそで)"は、肩部分の板状のアーマーです。
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↑ちなみに腰部分のアーマーは、"草摺(くさずり)"と呼ばれ、前後左右に四分割され、馬に乗りやすいようにできています。
次に、名称の"赤韋威鎧"を解説していきます。
まず、鎧を作るには、"小札(こざね)"と呼ばれる穴の開いた金属片に、紐を通して並べていきます。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/10/osapon-ok/0e/ef/j/o1080064715429455588.jpg?caw=800)
↑金属片に紐を通してるの、わかりますね。
この紐、編み上げた扁平の紐であることが多いです。その紐の"色"をもって、「"紺"糸縅」とか「"赤"絲威」とかって云う名称が付くんですね。
こちらの場合「赤韋威(あかがわおどし)」なので、赤く染めた鹿革🦌を通しています。
"威(おど)し"は、「紐(お)を通す」から「おをとおす」→「おどおし」→「おどし」→「威し」と変化したようです(^_^;)
※紐のことを"お"と呼ぶのは、童謡「春よ来い」の「赤い鼻緒(はなお)のじょじょ履いて……」でも良く知られてるでしょ。
この鎧、古いので着用はすこぶる不便です。
真上から見ると「C」の字になっていて、着用者の右脇部分だけが開いています。