菅田天神社で国宝 小桜韋威鎧(盾無)を見る | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

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2023年12月現在の国宝の総数1,137件。そのうち、美術工芸品906件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

山梨県にあります菅田天神社へ、国宝 小桜韋威鎧(こざくらがわおどしよろい)兜、大袖付を見に行ってきました(^-^)/
公開が非常に珍しい"鎧"だそうで、今回は6年ぶりで、8/7の1日だけの公開でした(^o^)
写真撮影はOK。

最寄り駅は、山梨県のJR塩山(えんざん)駅。
そこから歩いて10分弱で、菅田天神社に到着しました。
茅の輪が残ってますね。
由緒書きです。
国宝 小桜韋威鎧(こざくらがわおどしよろい)兜、大袖付は、こちらの収蔵庫に安置されています。
拝観は一人1分と決められていて、三脚やフラッシュを使わなければ、写真撮影可でした(^-^)/
収蔵庫の中には、ガラスケースに入った
・国宝 小桜韋威鎧(兜、大袖付)
が鎮座しています。
もうちょっと、ちゃんと着付けしてあげれば良いのに(^_^;)なんか、よれっとしてます。
ですが、この鎧は菅田天神社の御神体です。見せるためのものでは無いので、おのずと公開は限定されるようです(^o^;)

"こざくらがわおどしよろい"と読みます。
甲州の甲斐 武田氏が、家督相続の証として、平安時代から代々相伝してきたものです。
盾が無くても、弓や刀を通さないほど硬いということで"盾無し"の鎧とも呼ばれています。
武田氏滅亡に際し、他の武将に奪われないよう、武田の家臣のひとりが地中に埋めたのですが、徳川家康が掘り起こし、こちらの菅田天神社へ納め直し現在に至るようです。
しかしながら、長い年月の中で盗難や破損で、修理を重ねてきています。それでも平安時代の特徴をよく残した鎧だそうですよ。
その平安時代製作部分はというと、まずは兜(クワガタは後補)。そして、鎧の肩の先端部分だそうです。上部先端の板の中央が、わずかに盛り上がっているそうで、この特徴を伝えるのは伴大納言絵巻のみだそうです(^o^;)
で、それを見ようとするんですが、横側は見えない(>_<)アングルが前からのみなんですよねぇ~
いただいた資料です。
最後に本殿にお参りし、帰途につきました(^_^)/~~