四天王寺へ、行ってきました(^_^)/
宝物館で開催中の「新春名宝展ー太子をしのびて 近世四天王寺の御聖忌記録ー
」へ訪問するためです。
それでは、さっそくレポートしますね。
・国宝 懸守(かけまもり)より
「火取香炉」(〜2/20)
四天王寺保有の国宝。平安時代の作。
"懸守"とは、平安時代の女性や子供向けの"御守り"兼アクセサリーです。
四天王寺には7つが伝わり、中でも展示される機会の少ないのが、この「火取香炉」と中央のものです。
展示機会が少ないのは、懸守表面に貼られている"錦"の劣化でしょう。
胴体部に貼られている"錦"は、表裏とも中心部分がかなり擦れていて、木の下地が見えています。
"錦"は、紺色に小紋がアイボリーで表されています。
大きさは、"こぶし"ほど。
両端に、首からかけるための紐を通すリングがついています。
「火取香炉」の名の由来は、側面に付けられている飾り金具から来ているようです。
3〜4cmほどの、銀製の小さな飾り金具ですが、非常に細密に作られています。特に"網"の部分の透かしが、メチャクチャ細かい。というか、細い銀線で編んだもののようにも見えました。
火取りの胴体部分には、これも細かい"向かい合う鳳凰"が彫られていて、平安時代の細工の細かさ、技術の高さに脱帽です(^_^;)
また、中央に火箸が立てられているようにも見えました。
国宝は、この1件だけでしたが、珍しいものが見られたので満足でした。
その他の懸守のレポートは、以下のとおりです。
あと一つで、コンプリートだ……