阪神学生オーケストラ スペシャルコンサート@フェニーチェ堺 | 気が向いたときだけの大阪日記

気が向いたときだけの大阪日記

タイトルのまんま、気が向いたときだけの不定期大阪日記です(笑)

 

 

■R.シュトラウス : 交響詩「死と浄化」
■マーラー : 交響曲第6番「悲劇的」

 髙谷光信/阪神学生オーケストラ

 29.02.2024, Fenice Sacay, Sakai

 

 

今日は阪神学生オーケストラのコンサートを聴きに堺遠征。

 

阪神学生オーケストラというのは「関西圏の10大学以上の学生たちによって結成されたオーケストラです! 加盟校4回生を中心として構成され、各大学のオールスターが一堂に集結します!」とのこと。オールスター、さらにビックリ・マークが2回も登場するくらいなので、かなり期待(笑)

 

 

 

ホールは5年前に開館前の見学会・オープンDAYで訪れ、コンサートは今回お初なフェニーチェ堺である。

 

 

 

最初、前半の「死と浄化」というのを見て、「”死と変容”の他にこんな曲もあるんかぁ」とネットで調べると、Wikipediaに「『死と変容』はリヒャルト・シュトラウスが作曲した3作目の交響詩。『死と浄化』とも訳される。」とあった(爆恥)

 

おんなし曲かよ!! ってクラオタの常識??

 

開演前にはステージ上でプレ・コンサートがあり、メンデルスゾーンのオクテット(←LINK先、顔ぶれスゴすぎ!!)の第一楽章が演奏された。なかなかChallengingな選曲にびっくり。

 

ここんとこプロばっかり聴いていたので、冒頭おっとっとな音程で始まってヒヤッ。そのうちに調子も出てきて、ところどころためがあったり表情もつけたりして、無事終了。

 

学生オケのコンサートなので、お客さんの年齢層が若い若い。漏れ聞こえる会話内容も、いかにもブカツで懐かしかった(^^♪

 

前半の「死と浄化」は、今日のコンサートのための予習で初めて全曲聴いた(^^ゞ

 

さきほどのメンデルスゾーンで一抹の不安をおぼえたが、めちゃめちゃ上手いぞ。アマオケなのでもちろん小さな事故はあるものの、かなりレベルは高い。

 

そして休憩20分。ここで笑えたのが、いつもは聴衆の年齢層の高さ(推定平均年齢60代オーバー)のためか女性用並みに大行列な男子用トイレが、今日はガラガラ(爆)

 

後半のマラ6は初生聴き。

 

これまためちゃ上手(@_@)

 

厳しくいうと、ばよりんが裸気味になる部分では音が薄かったり、金管が不安定な個所もあったが、特筆すべきパートはないものの逆に穴になるパートもなく、全体にレベルは高くて鳴りもいい。

 

んで、マラ6といえばハンマー。タイコ含むPerがステージ右(N響でいえばCbの場所)に配され、その一番客席側にハンマー。一発目はイマイチだったが、2発目・3発目は見事にきまってたね~

 

前半終了時はそれなりだった拍手は、マラ6終了後はブラボー出ました。がっ、内輪の人間のブラボー丸出しというところが、学生オケっぽくてワロタ。

 

ホールのフェニーチェ堺は、周りから包み込まれるような音のシンフォニーホールや、「天から音が降り注ぐ」フェスのようには響かないが、硬めの響きで残響も十分。かなりお勧め。

 

そして今日の6番で「マーラーの交響曲・生で全曲制覇プロジェクト」は残すところ10番のみとなった。しかしなぁ、10番は手ごわい(^^;)