
発券受付はぐだぐだだったのに、チケットはこの品質の高さよ。
創立40周年・第58回定期演奏会
■シューマン : 交響曲第1番 b-dur「春」op.38
■ブラームス : 交響曲第3番 F-dur op.90
阪 哲朗/奈良フィルハーモニー管弦楽団
18.04.2026, Ikaruga Hall, Ikaruga, NARA
本日は大和攻め、奈良フィル定期へ。指揮は山形交響楽団常任の阪哲朗。
関西本線(←これが正式名称)でレッツラゴー。
土曜日ということもあり、奈良行き快速の席は7~8割方埋まっていた。平日ならガラガラなのに。
王寺・郡山・奈良は降りたことがあるが、意外にも法隆寺站で降りるのは初めて(だと思う)。
高田站と同じで駅舎は新しくなっている。しかも法隆寺站だからだろう、屋根は瓦葺(?)の寺仕様。
▲人おらん、車もほとんど通らん。
会場のいかるがホールの最寄駅は法隆寺站だが、ホールは法隆寺(←「隆」にアクセント(;^_^A)とは反対方向(南側)。
ちなみに法隆寺へ行こうとして法隆寺站で降りると、けっこういい距離。お勧めは王寺からの奈良交通バスで、それだと法隆寺前に着く。
まず軽くランチでもと食べログでいくつかチェックしていたお店を目指すが、どこも満員か休み、ないしは閉店。
この「休み」が多いのは、田舎の個人店あるある。
しかも法隆寺站は、その名称に反して世界遺産・法隆寺の最寄り駅としては機能しておらず、ふつうの田舎駅である。ガイジンさんもでんでんおらん。
てなわけで、全く想定していなかったこちらの店へ。イタリアンのカルディ・クッチーナさん。
飲食店にもかかわらず、通りに面したドア開けっ放し(ようはエアコン電気代節約)というのが気に入らない(衛生上どうなんよ?)が、しかたない。
ランチタイムはレギュラー・メニューのパスタ・ピザ・リゾットに、サラダ・前菜とコーヒーor紅茶が付く。
なので選択の幅はほぼ30種類。すごっ。
その中から、トマトソースの王者!玉ねぎとベーコンアマトリチャーナ 1,400円、ドリンクはホット・コーヒーでお願いしま~す。
奈良の観光地でもない田舎でこの値段は、かなり高級店。
まず、水登場。折り紙は、たぶん鹿(^^)
サラダ・前菜。いや~、すごい。なかなかゴーセイである。
ところがこの店、完全にキャパオーバーしていた。調理しているのは男の人が一人だけ。しかも、そのマンパワー不足を無視して、料理のQualityはやたらと高い。
なので料理が出て来るのがめちゃ遅い。ランチでありえんペース。
狭いがお店の雰囲気はいいし、お店の方も感じがいい。がっ、遅すぎる。食べログにもそのあたりをコメントしている人がいた。
パスタが出てきたのが、注文から約40分後(@_@;)。なにも用事がなければかまわないが、この後コンサートですねん。
思わず「コーヒーもいっしょに持ってきてください」と注文。そうしたら、パスタより先にコーヒー出て来るし(-_-;)
とかなんとかいいながら、「トマトソースの王者!玉ねぎとベーコンアマトリチャーナ」はめちゃ美味い。ところがのんびり味わっている余裕はない。
▲飛び散ってるやん(^^ゞ
ガーっと食って、コーヒーも片づける。
支払いの時に「お待たせしてスミマセンでした。次回からは気を付けます」と謝られたが、次回はないない。
美味しいし感じいい店なのだが、コース料理じゃないんだからもうちょっと考えてほしい。と、若干イラっとして店を出る。まあ、「大和時間」なのをすっかり忘れていたこっちも悪いとはいえ...
さて、本題のコンサート。
いかるがホール遠景。
奈良盆地のおもいっきし田んぼの中(笑) もう2か月くらい後だったらカエルが鳴いてたと思う。そして左奥は金剛・葛城山系か?
そーいえば、半世紀以上前に通った郡山の保育所もこんな田んぼの真ん中だった。イチゴ畑で盗み食いしたり、田んぼの横の小川(水路?)で遊んだり、保育所の行き帰りに道草しまくり(^^;)
そんな具合に何時に帰って来るかわからない4歳や5歳のアホ息子を、母はとくに叱りもせず探しもせず「おかえり~」と何事もなかったかのように迎える、そーゆー雑な家庭で育ったのです(^.^)
いかるがホール近景。
中へ入ると、奈良のお客さんはのんびりしているというかマナーがよい。体がぶつかることはないし、「じゃま!!」と思うようなこともない。みなさん、ちゃんと前を見て歩いていらっしゃる。
視界が妙に狭く、距離感おかしい(やたらぶつかる)大阪人とはエライ違いである。
座席は自由席なので、こんなところにしてみた。
座ってステージを見て、まずCb×5本にびっくり!! 昔は3本だった。
ストバイは5プル。セコバイ以下はよく見えないので数えられなかったが、それなりの本数のはず。
しばらく聴かない間に編成がデカくなったようだ。山形響ははるかに超え、センチュリー響レベルになっている。
入りは8~9割くらい。結構入っている。
で、前半のシューマン「春」。
冒頭ラッパは見事。さらにその後の弦が分厚いのにびっくり。
以前は、プロだから縦(リズム)横(音程)の線はもちろん揃ってはいるが、とにかく音が薄かった。ドッペルや「火の鳥」でも、編成が小さいせいもあり音がひ弱だった。
ところが今日はしっかりとドイツ音楽。なかなかゴツイ。
阪さんの指揮は、自分の解釈云々より、オケの能力を見せることに注力していたように思えた。
ホールの音響はめちゃいいわけではないが、けっして悪くはない。これくらいなら十分。
後半のブラ3もいい音出してたねー。Cbのpizzや「ズン、ズン」という音も決まっていたし、弦全体がひ弱さは全くなく、十分なり切っていた。
シューマンもブラームスも、予想をはるかに超えるすばらしい演奏。
そしてアンコールはブラ3の3楽章をもう一度。こういうパターン、結構好きである。
はっきり言って奈良フィルは、いまや山形響や岡山フィルより上に出たと思う。
あとはその演奏に釣り合う、プロ意識を持った事務局オペレーションを希望(爆)