=原始大気の浄化=
地球の誕生以来、その半分近くの期間、大気には酸素がありませんでした。
当時の地球の大気は、「二酸化炭素、メタン、水蒸気」からなる還元性大気でした。
太陽光が大気中の水蒸気を「酸素」と「水素」に分解しましたが、酸素はすぐにメタンガスと反応して地殻に閉じ込められ、大気中にはほとんど残りませんでした。
24億から21億年前に、「大酸化イベント」呼ばれる現象が起きたようです。
「大酸化イベント」の主役となったのは、「シアノバクテリア(光合成生物)」で海中の「水」と「二酸化炭素」から「炭水化物」をつくり、「副産物」として大量の「酸素」を放出しました。*主な炭水化物ー海藻(藻場)海藻(アマモなど)が二酸化炭素を吸収し体内で生成する「難分解性」の炭水化物です
海中で発生した酸素は、海中に多量に存在した鉄イオンと結びつき、酸化鉄(鉄さび)として海底に沈殿します。
これによって、酸素はすぐには大気中に増えなかったが、この処理能力が限界(鉄の使い切り)に達した頃に、溢れた酸素が空中に放出されました。
画像は鹿児島県の硫黄島の緑の海岸です。紫外線にさらされた「太古代」の地球は生命にとって過酷であったと想像されますが、光合成生物の活動によって「緑の海」が生命を育んだのでしょう。
緑色に染まっている鹿児島の硫黄島の海岸線、シアノバクテリアが光合成に励んで酸素つくりに励んでいるようです(^^♪
{太古の昔、生命を育んだ海は「緑色」だった!?~
25億年前の地球と光合成生物の進化の解明~}
上記タイトルは国内の5大学の研究者が「シアノバクテリア」の構造を解析、「光合成」の仕組みを突き止めました。
*シアノバクテリアの複合体で「光アンテナ」が「太陽光」を効率よく捕えるための「色素」と「タンパク質」複合した機能です。シアノバクテリアの誕生以前、原始大気にはオゾン層が無く生命に有害な「紫外線」が地表に降り注ぎ、現代の酸化的な海洋にない二価の鉄が大量に溶け込んで、海全体に広がっていたと考えられます。
海の中で酸素を発生する光合成生物が誕生すると、光合成生物が生息する周りの環境から徐々に参加が始まりました。
酸化が始まると二価の鉄は酸化鉄となり、溶けずに水の中を浮遊します。
この酸化鉄は、紫外線から青い光までを効率よく吸収するので、紫外線が強い浅瀬でも生命を育む環境が整います。
また水は赤い光を吸収するので、生物が生息する水中は緑の光で溢れています。しかしこの緑の光環境は光合成生物には大問題です。身近な光合成生物である緑藻や陸上植物は、クロロフイルという色素を使って集光から化学反応まで行っているからです。コロロフイルは青や赤しか吸収できないため、若し緑の光があっても効率よく利用できません。
その中で緑の光を吸収し、反応中心で使えるように「光アンテナ」を発達させた光合成生物こそがシアノバクテリアでした。シアノバクテリアは光を集光するアンテナに緑から赤の光を吸収する3種類の色素タンパク質複合体を巧みに利用して、吸収した緑の光エネルギーを反応中心にあるコロロフイル効率よくエネルギーを渡すことが出来ました。
=研究者連絡先=
名古屋大学大学院理学研究科 准教授 松尾 太郎 E-mail: matsuo@u.phys.nagoya-u.ac.jp
京都大学大学院人間・環境学研究科 教授 宮下 英明 E-mail: miyashita.hideaki.6v@kyoto-u.ac.jp
東北大学大学院理学研究科 教授 掛川 武 E-mail: kakegawa@tohoku.ac.jp
東京科学大学生命理工学院生命理工学系 教授 増田 真二 E-mail: shmasuda@bio.titech.ac.jp
龍谷大学農学部生命科学科 ラボラトリー専門助手 吉山 洋子 E-mail: yyoshiyama@agr.ryukoku.ac.jp
上記の皆さんが「シアノバクテリア研究」の関係者です
地球上では、救世主のシアノバクテリアとその仲間の活躍で、酸素が存在する惑星になり、太陽から降り注ぐ「紫外線」と「酸素」が化学反応起こし「オゾン」が生まれました。
この他に、「シアノバクテリア」の先輩になる「光合成細菌」の存在があります。
「光合成細菌」は酸素供給はしませんが、「硫化水素」などを利用して「光合成」をします。「光合成細菌」は「光エネルギー」を利用する代謝系を進化させ、後続の「水」を分解できる「シアノバクテリア」へ繋がる基礎を築きました。
協力関係の存在は、「シアノバクテリア」が他の「真核生物」の細胞内に共生したことで「葉緑体」を持つ「藻類」や「植物」に進化したことです。これにより、「シアノバクテリア」単独よりも巨大な規模で、海洋及び陸上での「光合成」・「酸素供給」が行われました。
「シマノバクテリア」の活動と、その周辺に堆積した「砂粒」などが作り出した「構造体ー(微生物マットーストロマトライト)です。この「微生物マット」が大量に発生したことで、海中に膨大な酸素が安定して供給され続け、大気中に酸素を備蓄する「大酸化イベント」を促進しました。
*「光合成細菌」「真核細菌」「微生物マット‐ストロマトライト」は、「シアノバクテリア」と共に、人の目には触れない位置で、地球の救世主ぶりを発揮しています(^^♪
=参考資料=
東京科学大学:https://www.isct.ac.jp
ネオマグ:https://www.neomag.jp
日本ジオパーク:https://geopark.jp/
朝日デジタル:https//:degital.asahi.com
東京大学大学院理学系研究科
地球惑星科学専攻:https://www.eps-s-utokyo.ac.jp
気象庁:https://ds.data.jma.go.jp/
日本天文学会:https://astro.dic.jp
Google Chrome:https://www.google.com/
広島大学:中久喜伴益のホームページ
EICネット:https://www.eic.or.jp › ecoterm
海上保安庁HP:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo24-2.htm
Kaoru GreenEmerald : https://www.youtube.com/watch?v=-mKu5dIns4c
伊豆半島ジオパーク:https://izugeopark.org/maps/category-b01/
神奈川県自然環境保全センター:https://www.agri-kanagawa.jp/web_taisho/sanchi/sanchi_2.html
日本列島周辺のプレート:http://www5d.biglobe.ne.jp/~miraikai/nihonnopureito.htm
(社団法人)全国地質調査業協会連合会:www.zenchiren.or.jp
東京薬科大学:https://www.toyaku.ac.jp
銀河系(NASA): https://www.eso.org/public/images/eso1339e/
国立天文台:https://www.nao.ac.jp/gallery/weekly
東大-理学系研究科 理学部:https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400031452.jpg
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/
Rekisiru:https://rekisiru.com/6396
総合科学:https://www.gcoe-earths.org/ishigaki2010
ソラココ:https://soracoco.com/
海洋研究開発機構 :(JAMSTEC ジャムステック)www.jamstec.go.jp










