FIRフィルターチャンネルデバイダの作成【2】(調達編)

 

マルチアンプシステム向け、FIRフィルター搭載チャンネルデバイダー(チャンデバ)自作に関連する記事の一覧はこちら!

 

前回は、こちら

さて、こちらの記事でも記載した、Analog Devices ADAU1467、を利用して今回は作成していきたいと思います。

 

Analog Devices ADAU1467 スペック

  • 294.912 MHz、32 ビット SigmaDSP コア
  • 48 kHz でサンプルあたり 6144 個の SIMD 命令
  • 4 個のシリアル入力ポートと 4 個のシリアル出力ポート
  • サンプル・レート最大 192 kHz
  • 8 個のステレオ ASRC
  • 24,000 FIR filter taps per sample at the standard 48 kHz audio sampling rate
なんとも、頼もしい感じです。
FIR性能については、今回は、96kHzで処理をしたいので、単純に計算すると、
  • 12,000 FIR(1,500 FIR / ch)

も計算できる!8chで割っても平均して1500TAPも利用可能。これであれば、低域周波数帯に多めに(希望の2000TAP程度)使用しても、十分なフィルタ性能が得られそう。

 

ということで、周辺も含めて調達です。
しかし、これから購入しようとしているブツは、ほとんど国内だと手に入らず、ほとんど、AliExpressから調達というのが実際です。

 

  DSP Analog Devices ADAU1467

上記の通り、これで決まり。ADAU1463という、メモリが少ないものもあるが、さほど値段もかわらないので念の為大きい方で。

 

 

ちなみに右下に、Self-boot、というプログラムを書き込んだら自動的にそれを読み出し、自己起動できるスイッチ部分が、私が購入した基盤では何もついていなかったので、ピンヘッダをハンダつけして、ジャンパピンで設定できるようにしておきました(ハンダコテ使わないとか言ってたのに早速・・・)。基本on側にしておいて、問題ありません。

写真ボケててごめんなさい。

 

 

  SPDIF入力 CIRRUS LOGIC WM8805

まあ、これは何でもいいのですが、AliExpressをうろうろしていたら、192kHzまで対応しているかどうかが判断基準だったので、これに決めました。今回の設計では、I2Sマスターモードで送信するタイプ、を想定しています。

 

 

  DSP書き込み機 USBi

DSPにプログラムを書き込むための、USBi、と呼ばれるものです。
本体と、変換ケーブル、両方必要です。

 

 

  DAC PCM5102A

DACがないと、オシロスコープで動作確認をしたり、実際に音出しをしたり、できませんので、DACも調達です。

MCLKが無くても動作する、PCM5102Aを選択しました。

これは、Amazonでも扱っているやつですね。

4Wayで作成するので、最終的にはこの基盤が4枚必要となります。

 

 

 

 

  おまけ Amanero Combo384

USB入力から、I2Sを取る出せるボードです。
SPDIFの入力以外でも、確認したく、調達をしました。

こちらも、Amazonで探すといろいろでてきます。

 

 

 

これに加えて、接続用のケーブルがいろいろ必要となります。

 

次は、開発環境をそろえていきましょう。

 

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