カミさんとライブに行く
ライブと言っても
コジンマリとしたレストランで食事をして
その後に聴くスタイルだ
いつものようにヘベレケ寸前まで飲み、

リラックスして聴く
サウンドはボサノバ
ボーカルの女の子とキーボードの男の子
女の子がトラグラだった

トラグラとの出会いは大学時代
ホテル名古屋キャッスルのレストランで朝食のアルバイトをしていたとき
新しく入ってきたバイトの女の子を見て
いつもシモネタで盛り上がっていたパントリーの〇〇さんが
「おい、あの子トラグラだな」
「何っすか?トラグラって」
「お前知らんの?トランジスター・グラマーに決まっとるだろ」

ラジオが真空間からトランジスターに変わって
小さなボディでもバワフルな音が出るようになったことから
小柄でも、ダイナマイトなバディーの娘を指すらしい

僕はその晩パワフルなボーカルを聞きながら
〇〇さんを思い出した
一緒に飲んだら楽しいだろうな。

 

2010/8/22(日) 午前 9:44

小学校の同窓会に行く。
出席は3年ぶり。
遅れて着くと、空いていたのは、
当時の担任の先生の席の隣。

 

「お久しぶりです。」
と挨拶すると、待ってましたとばかりに、
「OK君、あなた3年前の同窓会で、
 わたしのこと、卒業のときとぜんぜん変わらないので
 妖怪みたいって言ったでしょう。」

 

例によって、宴席上での発言はほとんど覚えていないが、
いかにも僕なら言いそうな言葉だ。

 

女子グループと喋っているときに、
先生が「OKくんたらねぇ、わたしのこと妖怪って、、、」
と嬉しそうにしていたので、まんざらでもなさそうだ。

 

「おかあさんは、あなたのことを心配していて、よく学校に相談に見えたわよ。」

 

算数が全くわからなかったので、授業中は分かったふりをしてやり過ごしていたが、ある晩、このままでこの先どうなるのか?と不安で眠れなくなり、寝ている両親を起こし、算数がわからない事実を告げた。
告白するとなぜかすぐ眠れた。

 

翌朝学校へ行くと、先生に呼び止められ、
「何がわからんの?」と名古屋弁で聞かれたが、
何が分からないかも分からない状態だった。
結局、そのままで小学校は卒業してしまった。

 

同窓会から帰って、卒業アルバムを見てみたら、
現在よりははるかに、若々しい。
妖怪も老けるようだ。

 

2010/7/31(土) 午後 5:51

今回初めて、ヘッドセットによる音声解説を借りてみた。
いままでは、どんな展覧会でも、興味のない絵は通り過ぎていた。
どちらかというと、興味のある絵のほうが少ないことが多かった。
今回はすべての絵の解説を聞いてみたので、
興味のない絵もそれなりに楽しめた。

 

今回一番の収穫は、
ゴッホの「銅の花器のフィラテリア」をほぼ直下から見て、
絵の具の厚さを直視できたことだ。
一番のトップ部分では2cmくらいあったように思う。
もう、絵画というよりは
粘土で練りあげた彫刻画に近いのではないか。

 

絵の前は凄い人だかりだったけど、
絵の左側から頭を差し入れ見上げる人は
他にいなかったのでしばらく堪能できた。

 

展示室を出ると、隣で書の展覧会というか、発表会をやっていた。
興味本位で覗いてみると、結構面白かった。
自分の作品の前で記念写真を取ってもらっている人が数名いた。
作品は、普通の半紙大のものから、10畳間の壁一面大のものまであった。
用紙は白紙だけでなく、色がついたものや、
屏風風の絵が描いてあるものまでさまざまだ。

 
一字一字どれも素晴らしく上手な作品もあるけど、
一字一字はあまり上手くないけど、
全体のバランスをみると作品と呼べれるかな、
と思うものほうが多かった。

 
一字一字ならプロの書道家にかなわないけど、
全体のバランスでなら素人でも勝負できるかな?
と一瞬思った。

 

2010/7/14(水) 午後 1:05