今回初めて、ヘッドセットによる音声解説を借りてみた。
いままでは、どんな展覧会でも、興味のない絵は通り過ぎていた。
どちらかというと、興味のある絵のほうが少ないことが多かった。
今回はすべての絵の解説を聞いてみたので、
興味のない絵もそれなりに楽しめた。

 

今回一番の収穫は、
ゴッホの「銅の花器のフィラテリア」をほぼ直下から見て、
絵の具の厚さを直視できたことだ。
一番のトップ部分では2cmくらいあったように思う。
もう、絵画というよりは
粘土で練りあげた彫刻画に近いのではないか。

 

絵の前は凄い人だかりだったけど、
絵の左側から頭を差し入れ見上げる人は
他にいなかったのでしばらく堪能できた。

 

展示室を出ると、隣で書の展覧会というか、発表会をやっていた。
興味本位で覗いてみると、結構面白かった。
自分の作品の前で記念写真を取ってもらっている人が数名いた。
作品は、普通の半紙大のものから、10畳間の壁一面大のものまであった。
用紙は白紙だけでなく、色がついたものや、
屏風風の絵が描いてあるものまでさまざまだ。

 
一字一字どれも素晴らしく上手な作品もあるけど、
一字一字はあまり上手くないけど、
全体のバランスをみると作品と呼べれるかな、
と思うものほうが多かった。

 
一字一字ならプロの書道家にかなわないけど、
全体のバランスでなら素人でも勝負できるかな?
と一瞬思った。

 

2010/7/14(水) 午後 1:05