プジョーの修理が完了して
引き取りに行く
わずかなへこみあるが
ほぼパーフェクト
Oh my God!

 

今どき板金修理を引き受けてくれる
こと自体珍しいのではないか
ディーラーへ持っていけば
アーもスーもなく
「ハイ、ドア1枚交換です」
部品、塗装で20万円以上は掛かってしまう
そして交換はエコじゃない

 

僕の2台の車とも基本整備は
ディーラーではなく
Yさんにお願いしている
Yさんはお願いしないと
やってもらえない

 

Yさんはセミリタイアして
僕ん家からすっ飛ばして
35分くらいのところで
友達と崇拝者に囲まれて
地獄の黙示録カーツ大佐のような
王朝を築き生活している

 

去年は近くの河上に
自分たちの夏の楽しみのために
竹林を切り開き、雑草を刈り
切り出した竹で川床を作り
酒池肉林に浸ったそうだ

 

僕も誘われたが
行く勇気が無かった

 

今回も何とかして下さいと
お願いしたが最初は断れた
ヒツヨウに食い下がったら
板金屋さんを紹介してくれた

 

壊れた車を持っていったときも
昼前だというのにYさん、ゴッドハンド以下
7、8人の男が
ゴルフクラブを振り回し
ガレージで演歌を聞きながら
ぶらぶらしている

 

一瞬、七人の侍に出てくる
野武士に囲まれた津島恵子のように不安になった
(実際の映画ではそんなシーンはありません)
因みにYさんはゴッドハンドに
王朝内で「たーちゃん」と呼ばれている

 

あとで聞いたら、
ドアを外した後もしかしたらと
薬剤で擦ってみたら傷は浅く
叩き出すほどではなかったようだ
綺麗に磨き上げてもらって戻ってきて
ディーラーの20分の1以下だった
野武士プライス

 

2010/12/5(日) 午前 3:51

プジョーの側面をぶつけてしまい
板金修理に出す
代車に借りたのがこれ
なんとなく見たことはあるが
乗ったのはもちろん初めて

こんなのしかないけど、
と申し訳なさそうにしてたが、
結構ウキウキワクワクで家に帰る

調べたら
ダイハツ ミゼットII カーゴDタイプ

一見一人乗りサイズだが
30㎝程の助手席があり、
シートベルトも付いている

カミさんと二人で乗ると
お互いに遠慮しても
体が密着する
夏は大変だ
非日常な距離が新鮮だ

うれしいことに
今朝、資源分別回収だった
プジョーだと
束ねたダンボールが多いときは
後部座席まで一杯になるが
この車だと、
出してあった新聞束類全て載りそうだ

でも、今日の夕方には
プジョーの修理が完了するので
お楽しみはあと数時間
iPodも取り付けられたのでラッキー
Drive with no iPodは
Dinner with no beer
と同じくらい味気無い

39 for a happy short stay!

 

2010/12/4(土) 午前 11:14

僕のメンターの一人Dr.Mが
小津安二郎監督の東京物語(1953)を
観て感激したと連絡があった
Dr.Mは亡義父と同じ歳の昭和一桁生まれ

 

映画は広島に住む老夫婦(笠智衆、東山千栄子)が、
子供を訪ねて上京するが、邪魔者扱いされ
期待を裏切られて帰郷するモティーフ

 

訪ねられた子供たち(杉村春子、山村総)は
親を歓待したいが
日々の生活に追われ
つい、ぞんざいに扱ってしまう
一番親切にしてくれたのは
出征により夫を失った三男の未亡人(原節子)

 

帰郷した老婦人の突然の死後
残された老父の行く末を暗示して
映画は終わる

 

メンター曰く
最初に観たときは大学受験に失敗し浪人中のとき
あまりの退屈さに始まってすぐ映画館を出た

 

次に観たときは、(劇中の)子供の立場のときで
言いたいことは分かるが共感はできなかった

 

今回は、老夫婦と同じ立場で観て
本当に感動し、涙が溢れてきた
Dr.Mはそのことを伝えるために
僕に電話してきた

 

ぼくなりの小津観・東京物語観もある
次回のDr.Mとの宴席が楽しみだ