長女が岐阜の花火大会にあわせて
ボーイフレンドと一緒に帰郷した
彼とは1月末に長女と3人で
飲食したことがあり2度目

その日僕は20時からの会食があり
彼らの到着が21時ごろと聞いていたので
油断して飲んでいたら案の定
酔っ払って帰宅した(らしい)

「昨日の夜言ったこと覚えてないでしょ?」
カミさんは鋭い
記憶はまだら
でも、何て素直なんだろう、彼は。

僕は同じようなシチュエーションでは
尖がった自己主張が邪魔をして
カミさんの両親に
あんなに素直ではなかった、全然。

長女と彼は僕らと話をしていても
眼差しは、ことある毎に交差している
真っ只中ではそんなもんか

ただし気がついた
カミさん、長女、次女、彼、僕
食卓で話していると
ある瞬間彼と眼が合う
互いにエアーで頷く

うちは娘二人で男の子はいない
待望の男子
思いつきで翌日川遊びへ行った
岩からのダイビングも合格

welcome to my family


***

 

不動産業を営むには免許が必要だ
事業所が一つの都道府県内であれば知事免許
複数にまたがる場合は国土交通大臣免許となる
免許は1996年までは3年ごとに
現在は5年ごとに更新が必要となる

3月末に免許更新した
我が社の免許番号は
岐阜県知事(13)896 となった
括弧内の数字は更新回数をあらわし
以下の数字は通算免許番号をあらわす

更新回数が13は珍しいらしく
同業者さんと名刺交換した際によく言われる
「13ですか 古くから営業していらっしゃるのですね」
創業は1973年で僕が入社したのは
1988年なのでほとんど先代さんのお陰だ

うちは法人として免許を受けており
法人が存続する限り免許更新は可能だが
個人免許の場合 免許者が亡くなると免許も消滅する

うちより古い同業者が何件あるか好奇心から調べてみた
(公文書公開請求という煩雑な手続きが必要だったが)
結果 うちより古い業者は岐阜県内で44社
確認できる最新の番号は4692番だから
古参上位1%以内ということになる

最古は通産番号48番 更新14回だった
44社のうち27社が法人 17が個人免許
個人免許は徐々に少なくなるだろうが
法人27社はそのまま存続していくだろう

027

ジェームス・ボンドは007という
Licence To Kill をもらったが 
僕が生きていくためには
このLicence To Liveがまだ必要だ

***

 

2012/6/9(土) 午後 4:07

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011)は
映画のタイトルとしては
ものすごくうざくて、ありえないほど長い
けど原題ままのの翻訳なので仕方が無い

 

9.11.にWTCにいて亡くなった父親の残したミステリーを
解こうとする子供の物語
その子はアスペルガー症候群ではないかと疑われる
メチャメチャ感受性の鋭い子

 

「ニューヨークには昔6つ目の区があった」
という父の謎カケの答えを探す中での父の死
おまけに父の遺品の中から出てきた鍵
父の残した手がかりをヒントに苗字から
独自の手法でニューヨーク州内を分類し
何の、どこの鍵か一人一人尋ね歩く子

 

祖母の家の言葉を逸した同居人が
同一知的レベルから気が合い
探索について来てくれる

 

謎解きが物語りの中心にある家族のラブストーリー
心を閉ざす子供、どう接していいか戸惑う母
中盤までは悲惨な結末しか予想できない展開

 

僕には爽やか余韻をもたらしてくれた

 

言葉を逸した同居人を演じた
マックス・フォン・シドーが好きだ
第七の封印(1957)では死神とチェスをする役

 

9.11は3.11と同じように重たい
でも、直面しなければならない

 

I sure like this one

 

2012/3/18(日) 午後 10:06