ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011)は
映画のタイトルとしては
ものすごくうざくて、ありえないほど長い
けど原題ままのの翻訳なので仕方が無い

 

9.11.にWTCにいて亡くなった父親の残したミステリーを
解こうとする子供の物語
その子はアスペルガー症候群ではないかと疑われる
メチャメチャ感受性の鋭い子

 

「ニューヨークには昔6つ目の区があった」
という父の謎カケの答えを探す中での父の死
おまけに父の遺品の中から出てきた鍵
父の残した手がかりをヒントに苗字から
独自の手法でニューヨーク州内を分類し
何の、どこの鍵か一人一人尋ね歩く子

 

祖母の家の言葉を逸した同居人が
同一知的レベルから気が合い
探索について来てくれる

 

謎解きが物語りの中心にある家族のラブストーリー
心を閉ざす子供、どう接していいか戸惑う母
中盤までは悲惨な結末しか予想できない展開

 

僕には爽やか余韻をもたらしてくれた

 

言葉を逸した同居人を演じた
マックス・フォン・シドーが好きだ
第七の封印(1957)では死神とチェスをする役

 

9.11は3.11と同じように重たい
でも、直面しなければならない

 

I sure like this one

 

2012/3/18(日) 午後 10:06