勲章商売あるいは男の勲章コレクション -3ページ目

勲章商売あるいは男の勲章コレクション

副業で高収入!ネットで月収30万円!こんな文句に心踊らされているあなたに贈る、趣味の資金稼ぎからはじめて副業でベンツを買えるようになるまでのお話です。勲章・メダルコレクターの方もどうぞ★

勲章の相場は最近崩れだした。

ネットの普及で海外からの輸入も増えたことも理由だが、一部の有名コレクターのコレクションが流出してる感じがする。思いがけない安価でひょんな所で買えたりすることがまれにあってうれしい。今はモノにもよるが、良いものは仕入れ時かな。

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共産主義者は酒も飲まないのが理想?★私は体質的にあんまり飲めないが、女といちゃつくのに酒はいいきっかけだと思いませんか~?(仕事の飲み会は嫌い)


ところで全然話は変わるが、前回「陰毛」という言葉を使ったら、早速トラックバックにエロサイトが食いついてきた。機械的にトラックバックするよーに出来てるんだろうが、不愉快。

同じく、何回か前に株式の話を書いたとたんに投資関係のトラックバック付くし。


今回は、陰毛」「エロ」「株式」「相場」といい感じの単語をいっぱい使ったから、「金」と「エロ」とゆー人類2大欲望のトラックバックがまた食いつくのかな??

先日近所の中華料理屋でランチを注文したら、野菜炒めの中に陰毛のような毛が入ってて、かなり凹んだ。


これはあかんやろ!って思ったが、なんか言い出せなくてその部分だけを取りよけて食べたが、全然うまくなかった・・・


勲章に陰毛が付いてても、それほどダメージは少ないと思う。今までそんな勲章見たことないけど。


血糊とかt付いてるのは嫌だな。(鉄十字章とか、血糊の跡が完全にさび付いてしまってるのがたまにある。鉄やから錆び易いねんな。)


それで思い出したが、北朝鮮の勲章は、よく泥とか土が付いてたり、腐食してるのが多い。なんでって思っていたが、最近聞いたところによると、あちらでは、勲章をもらった人が死ぬと、一緒にお墓に埋める風習があるんだそうで、盗掘しては中国経由で流出してるらしい。そういえば私の持ってる北朝鮮の勲章にも腐食したり泥がこびりついたものがあるわ。ちょっと怖いな。

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多分60年ぶりくらいに開けたら、ウジ虫の干からびた死骸が何匹も居た勲章。でも不思議に虫食いはなく新品同様の状態だった。もちろん綺麗に掃除して高く売りました。


ソ連の勲章で、すごいわきがの臭いのこびりついたものを手に入れたことがあった。リボンにこびりついてるのと、あと、メダル自体にもねばねばした感じで臭いの元がこびりついていた。徹底的に洗浄・消毒したら臭いは消えましたが。


たまに100年も前の勲章の入った箱とかあけると、ウジ虫とか細かい虫が居ることがある。どーやらリボンとか箱の糊を食うようだ。これも気色悪い。

株式トレーダーは早起きだ。

なぜなら日本の株式市場は、朝9時から始まって昼3時までなんだから当然朝寝坊して11時とかに起きてたらあかんわけだ。

私は最近まで株式のデイ・トレードにはまって、2か月で投資額の10%ほど儲けたんだが、特に朝の相場の動きは重要で、朝寝坊してなかったら儲けはさらに倍増してたんじゃないかと思う。


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どーでも良い話ですが、会社法制定で株券は発行されないのが原則になったのご存じですよね~★



ところで、株式とは逆に勲章商売は、夜更かし朝寝坊な商売。

私の仕入れは主に、ネット、骨董屋、ブローカーだが、特に、ネットでの仕入れ。それも海外のネットオークションでの仕入れが問題だ。一番利ざやが稼ぎやすいばくちみたいな仕入れ先なんだが、オークションの終了時刻が海外の人の都合のよい時間に合わせてあるので、日本時間の午前1時~4時とかに集中する。骨董屋というのも昼過ぎに開いて夕方には閉まるような商売だし、一言で言えばだらしない生活なわけだ。


私は近頃まともに朝からお勤め?に行ってるから、なかなか美味しい仕入れが出来てないのが悩みだな★

前回は、いい女の見分け方といい勲章の見分け方が一緒だとかなんとか、いっぱしのおやじのような発言を思わずしてしまいはずかしー!


今日はそのお詫びというか、恥ずかしさを紛らわすために女性と勲章について聞いたような話を。


フランスの諺で、「若いときは女性に恋し、歳とれば赤いリボンに恋する」ってのがあるとか。赤いリボンってのはフランスのレジオン・ド・ヌール勲章(国家栄誉勲章とでも訳すか?)のことだ。じじいは名誉が欲しくなるっていう醜い話だがフランス人が言うとおしゃれかも。

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こーゆーリボンを背広のボタン穴に付ける☆


レジオン・ド・ヌールで思い出したが、フランスの国会議員が海外の勲章の叙勲推薦を受けたのだが、それを断るときに、背広のボタン穴を指して「ここだけはもうしばらく処女でいさせたい」って言ったという話もあるな。勲章の略章は背広のボタン穴に留められるようになってるという話です。これは女性ネタというよりは下ネタだな☆

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たぶん、良い勲章(左)と、たぶん、それほどでもない勲章(右)。おわかり?


女性の判断のポイントは、今の私は「内面」だとはっきり言い切れるが、若いとき(20代とか)は、「外見」重視でした。その人の真価というかオーラというか、そういうモノが理解できるまでには色々経験も必要ということでしょうか?


勲章の判断ポイントも実は女性と似てる。良い勲章(よく売れる勲章、人気のある勲章、コレクションとして充実感のある勲章)というのがある。勲章は物体に過ぎないから内面ってのはないが、多分、良い勲章のデザインには「歴史」がある。そのなんともいえない重みというか存在感が、たぶん良い勲章の必要条件だ。


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ようやく売れた在庫商品。価格は???モノ自体は非常によいものでお買い得でした。良いモノがスグ売れる訳でもないのがこの世界ですね☆

勲章の購入先として最も適切な場所は、やはり東京でしょう。勲章を扱っているお店は東京にも数件という程度だしね。地方は推して知るべし。


もっとも、物置の中に何十年も埃をかぶっておいてあったとかゆーよーな、骨董屋さんの言うところの「ウブい」品とか「蔵出し」の品とかは地方のお宅にも散らばっているはずだが、それでも、勲章をもらうような人は東京在住の人が多いようで、多分日本の勲章の8割くらいは東京にあるんじゃないかと思う。

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ポーランドの勲章。日本語約では復興勲章という。物価が安いので現地の人から仕入れると嘘みたいに安く買える。これで現地価格1000円くらいか。日本での売値はその10倍です。


ところで、骨董品としての勲章(つまり商品として流通過程に乗ってしまった勲章)のことについて。

私は関西在住だが、やはり地方に行けば行くほど、良い骨董品というのは少なくなる。骨董はぜいたく品ですから、金の集まるところに集まっていくんだ。これは世界単位でも同じことが言えるんで、良い骨董品というのはお金と歴史のある国に集積されている。


これはネットで世界中の骨董屋を見ていればすぐ分かる。多分、イギリス、アメリカ、若干落ちてフランス、ドイツ、さらに落ちてイタリア・・・と続いていく。例えば、先進国でも、歴史が浅くてお金持ちとまでは言えないオーストラリアとかには一流品はあまりない。また歴史があっても金がないポーランドとかにもない。その点アジアでは日本がかなり良いところまでいってるのは確かだが、最近は中国にもめぼしい商品が少しずつ集まっているような気がする。骨董で世界情勢まで分かるという話だ。

仕入れ全般に言えることだが、なんでもまとめて買うと安くなる!


これは売る方に回ってみればすぐわかることで、

こまかく分けて売る手間と売り切るまでのタイムロスを避けるためには多少値引きしてもオッケーというのがまともな商売人だ。


例えば、「1個1万5000円で売ろう!」と考えて、10万円で勲章10個仕入れて(つまり予想販売価格15万円なわけだ)、つぎの瞬間に、お客さんに「まとめて10個買うから11万円にして」って言われたとしよう。1か月か2月かかけて完売できるかどうかも分からない在庫を抱えるくらいなら、目先の11万円の方がよっぽどお得なんだから、私なら11万円で売るな。


で、仕入れる方は、できるだけこういう大人買い的なまとめ買いをすることで、仕入価格を下げることができる。


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ブロンズスター。軍事功労に対して授与されるポピュラーな勲章。


私も、数回そのような仕入れをしたことがある。1つはアメリカ軍のブロンズ・スターという勲章だったが、それは廃業したミリタリーショップから1個1000円で30個ほど仕入れ、はじめ1個4,5000円でこつこつ売っていたが、結局私も根負けして、最後は10個15000円とかで投げ売りした。もう1つ覚えているのは東ドイツの某勲章で、これがまたかさばるんだ。ドイツの工場の流出品で、60個ばかり仕入れたが、うまい棒50個売るのは比較的簡単だと思うが、勲章60個売るのってたいへんですよ~!一度やってみられたらいい。


あと、素人さんから仕入れるときも、「まとめて2万円」とか言って比較的まとまった金を出す方が、いいものだけ選び出して、「これを1万5000円で売ってくれ!」と言うよりは、騙されてるという気持ちを相手が抱きにくいので、結局安く仕入れられると思いますよ。



ヒーローって勲章が似合う。


共産主義国家では、「ヒーロー」っていうのはひとつの称号として国家から表彰されていて、共産圏の親玉旧ソ連邦では、ソ連邦英雄」「ソ連邦労働英雄」「ソ連邦母親英雄」といった称号が授与されていた。当然勲章も一緒に授与されている。

                                                                                                               

  

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左が英雄メダル、右が労働英雄メダル、下が母親英雄メダル


「英雄」=社会に非常に貢献した人、って程度の意味であって、何千人も表彰されてはいるのだが、「英雄」の社会的評価は非常に高かったようで、交通費無料とか、銅像が建つとか、家がもらえるとか色々なメリットがあった。


種類が非常に多いソ連の勲章の中で、英雄に授与される各種英雄メダルは最高位の序列となっている。メダルそのものの素材も、母親英雄を除いて、金製であり(9Kだったかな?忘れた)、「英雄」称号が非常に重視されていたことが分かる。


問題のお値段だが、91年にソ連邦崩壊してから数年経過するまでの間は、英雄メダルが市場に流出することはほとんどなかった。とても権威ある勲章だったから手放す人などいなかった訳だ。しかし、90年代中期ころからだんだんと市場に英雄メダルが流出してきた。授与数その物が相対的に少ないこともあって現在でも価格は高めだが、英雄メダルで30万円超,労働英雄で10万円超、母親英雄で2万円超といったところが現在(2006年現在)の相場なのではないかと思われる。一時に比べると若干相場が上昇しているのは、旧ソ連圏の社会の安定と関係しているのだろう。私に言わせれば「割安感がある」のだが、主婦とかの感覚では「おそろしく高い」んだろーなー☆


金製だけに偽物は実はとても作りやすいので(プレーンなデザインであることも相まって加工が容易)、素人さんはうかつに手を出さないようにね。イーベイなんかで安く買えたと思っているとたいてい偽物だったりする☆もっとも母親英雄については偽物は現時点ではみあたらないようだ☆

でもな~勲章商売ってなんか怪しいよね!


こんな声が聞こえてきそうですね。骨董とかリサイクル関係の商売全般がまあ怪しいんですが、中でも、特に怪しいのは、私の経験でいうと、刀屋と画商ですね★どっちもブローカー上がりの悪いおじさんがやってるパターンが多い。ちなみに私は素人ながらどちらのブローカーも経験しました(汗)


刀って買う人はどっかおかしい人が多い。人を殺傷する武器だけに、力に対するあこがれのような感情を秘めたおじさんないしおじいさんが多いですね。しかもお金持ちも多いですが、一番多いのが小金持ちというか退職公務員って感じの無知な素人。これではやられ放題なのも分かりますわ~


刀の見極めは非常に難しい。退職公務員が数十万円で買う刀というのは基本的に鉄の棒。刀世界ではゴミです。どっかに欠点がある。でもあほな公務員は中途半端な知識と美意識と儲け心があってスキだらけの状態です。ちょっと持ち上げてやれば一発。あなたでなくてお金ほめてるだけなんだけどね~

絵を買う人は美意識がある。刀買う人よりは若干レベル高いです。もっとも、絵って原価タダみたいなもんで完全な虚業ですから、美意識の満足でなく投資対象として考えるときは非常にシビアな判断が必要になります。上手い下手だけではない世界だから。売り時とかもあってとても難しい。専門家でないと大やけどしますよん。

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このウクライナの前首相(ティモシェンコ)もかわいかったがかなり怪しい人でした~

勲章商売は、刀屋と画商を足して2で割ったようなとこがあると思う。美意識と権力(力)へのあこがれを売る商売。勲章って、特に19世紀のヨーロッパのものなんかとても綺麗な宝石みたいですもん(実際アンティークの宝石屋で売られていることも多い)。しかも権威の象徴ですからね。勲章買う人は実は女性もいます。女性は必ずきれいな古いヨーロッパの勲章買いますよね。男性はその点鉄の塊みたいなのを買う。要するに、勲章商売ってやっぱ怪しいですわ~ってこと??