タロット・心理セラピスト
ないとうまなみです。
最近すっかり春めいてきましたね。
日差しも暖かくて
いたるところで
かわいいお花が咲いています。
「春っていいな、なんか好きだな」
と感じるようになったのは
実はつい最近
ここ数年のこと。
心理セラピーの
セッションを重ねて
心がゆるんできた頃でした。
以前はどちらかと言うと
「春はキライ」
理由を聞かれれば
「出会いと別れの季節だし
なんとなく寂しいから」
でした。
だけどセラピーセッションを重ね
心が軽くなってきたなと感じ始めた頃
ある春の日に
「春っていいなー、なんか好きだな」と
ふと思っていた自分がいたのです。
「あれ？？私、春キライじゃなかったっけ？
この変化は年のせい？」
そう思ったのですが
ふと気づいたことがあったのです。
それは
「春がキライなのは自分ではなく
母親の価値観だった」
ことを。
私の母は花粉症がひどく
毎年春になると調子が優れません。
また母の母(私の祖母)が
亡くなった季節が春だったので
「春になるとなんとなく寂しい」
「調子も優れないし
お母さんは春は好きじゃないの」
というのが
春になると出る
母の口グセでした。
子供の母親に対する愛は
「ブラインド・ラブ(盲目の愛)」
といわれるくらい
深くて純粋な愛です。
子供の頃の私は
「春は好きではない、春はなんとなく寂しい」
という
母親の価値観を
自分も同じように持つことで
母親とつながっていようとしたのでした。
もちろん無意識に。
そして大人になっても
無意識にそれを続けていたのでした。
つまり
母親と「もつれていた」
のですね。
心理セラピーの
セッションを重ね
「自分の感情や感覚」を
感じられるようになったことで
それまで「自分の価値観」だと
信じて疑わなかったものが
実は「親の価値観」だったことに
やっと気づけたのでした。
それは
本当の意味で
「自分の人生」を歩き始めた
瞬間だったのかもしれません。
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