◎たくさんのアクセス、ありがとうございます。拙い文章で申し訳ありません。とても衝撃的な出来事でした◎




杉原さんの手が私の肩に触れた。
「さぁ、寝よう…」


思わず力いっぱい杉原さんの手を振り払って私は部屋を出た。


美和子は布団をかぶったまま動きもしない。


杉原さんは私の後を追って来た。


深夜のホテルの廊下。


椅子が置いてある所で私は止まった。


杉原さんは椅子に座った私の前で土下座した。


「さぁ、ごめん…」


あの杉原さんが、世の中怖いもの無しで生きて来た杉原さんが土下座。


「彼女から手を伸ばして来たんだ。それに誘われてつい…許してくれ。さぁ、二度とあんな事はしない。俺にはおまえが必要なんだ。頼む。許してくれ。」


私は無言だった。


心がちぎれそうだった。


悪夢??


涙も出なかった。


それから杉原さんは私に色々謝罪の言葉を言ったが、私は無言のまま、呆然とどこかの一点をただ見ていた。


杉原さんが一旦部屋に戻って行った。


こっそり私も部屋の前まで戻った。


ドアを静かに開けると話し声が聞こえた。


杉原さんが美和子に私に謝ってくれと言っていた。


私はまた椅子が置いてある所に戻った。


うなだれて、目を閉じていた。


杉原さんが来て「寒いだろ?」と私が着て来たジャケットをかけてくれた。
長野の山奥。
ゴールデンウィークとはいえ深夜はまだ寒い。

電気ストーブを点けたままにしておいた。
部屋の灯りを消しても電気ストーブの明るさがあった。


私の布団にくっつくようにして寝ていた杉原さん。
最初は手をつないでいた。

寝返りをうったのかつないでいた手が離れた。
私は気にしないで目を閉じていた。


少し時間が過ぎ、何気なく杉原さんを見ると美和子の布団のギリギリの所にいる。頭は見えない。


もう一度よく見た。


杉原さんと美和子がくっついてるように見える。


えっ??


私はわざと大げさに起き上がった。


起き上がりながら美和子の布団の方を見た。いかにも私が起き上がったので、とっさに離れたって感じだった。


トイレに行くようなふりをして部屋を出て、すぐ戻った。戸を開けた瞬間またくっついてる二人が離れた。

言葉には言い表せない驚きがあった。
何かが私の心を掻き混ぜていた。



私は布団には入らず、ぼーっと電気ストーブの前で正座していた。


私のそんな姿に杉原さんはばれたと思ったのであろう。起き上がり、私の後ろに来て「さぁ、寝よう…」と私の肩に触れた。


すっかり寝てしまった杉原さん。早起きの人だから寝るのも早い。
4時から5時に起きる。

一緒に泊まると、私を起こしたりはしないが、お茶を入れて飲んでいたりする。

せっかちで早めの行動。
マイペースな人は合わない。


「明日のゴルフに備えてもう寝ようよ」私は美和子に言った。私も美和子も夜型。零時前に寝る事はめったにない。


杉原さんは真ん中の布団で寝ていた。


「あらぁ、真ん中で寝てるわぁ。私が真ん中の予定だったのに」と私が言うと美和子は「私なら気にしないで」と答えた。


私達も布団に入った事に気付いた杉原さんは「さぁ、俺酔ったかな、美和子ちゃん強いいからつい飲み過ぎたよ。お茶持ってきて」と言った。


言われなくても私は用意していて枕元に置いてあった。


「さすがだな、さぁ」とお茶を飲んだ。


美和子は会話には入って来なかった。


しばらくしたら杉原さんの手が私の布団の中に入って来た。
私は手を押し戻したが、また入って来る。
私の胸を触って来る。


「美和子がいるのにダメよ」と小声で言った。
美和子が寝ているのか起きているのかはわからなかった。


杉原さんは私の手を自分の下半身に持って行った。
大きく硬くなっていた。


でも、どうしてあげる事も出来ない今の状態。


「我慢してね。ね、もう寝よう」とまた小声で言った。