日本は、雑貨・家電・食品・飲料など様々な分野の商品の種類が多いと言われています。日本で暮らしていると、日本の商品の品揃えは当たり前のように思ってしまいますが、外国に行けばそれが特殊なことが分かります。

 

飲食店についても同様なことが言えます。竹田恒泰氏の著書「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」にも書かれていますが、日本食は非常に幅が広くて細分化されています。

 

鍋料理を例にすると、寄せ鍋、ちゃんこ鍋、スッポン鍋、水炊きなど種類ごとに専門店があります。鯖寿司、釜飯、牛丼、天丼など個別料理の専門店も数多く存在します。

 

竹田氏は、日本人は物事を徹底的に突き詰めて極めようとする性質が、料理の世界で専門化していることに現れていると指摘しています。

 

麺料理だけでも、うどん、蕎麦、ラーメン、焼そばなど様々な種類があります。うどんと原材料が同じ麺としても、きしめん、ほうとう、そーめんなどもあります。全国各地の郷土料理を探せば、他にも様々な麺が存在します。

 

日本で料理の種類が豊富なのは、食材の豊かさもあると思います。海の幸も山の幸もありますし、四季があるため季節ごとに異なる食材を得ることもできます。食材が多ければ、それだけ料理の幅も広がります。

 

また、外国から入ってきた料理を多く受け入れてきたことも、飲食店の種類が多いことに影響しています。日本では外国料理の料理人が日本人であることは普通のことですが、外国では他国の料理店の料理人はその料理の国の人がしているケースが多いです。

 

 

今回は、日本の飲食店の種類が豊富で専門店が多いというのを食べログの料理ジャンルで確認してみました。これを見ると、種類が多く細分化されていることが分かると思います。これだけ多くの料理を楽しめるので、日本にいるというのは非常に恵まれていると感じました。

 

食べログの料理ジャンル
食べログ料理ジャンル




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