久しぶりのブログ更新となりました。
最近、オレンジよりも前に立ち上げた「わか葉」という介護予防のための運動施設のデータをまとめたところ面白いことがわかりました。
いくつかあるので順にご紹介します!その中でタイトルの関連内容がありますので…
①全身の筋力と握力の関係
わかりやすく関係がありました!
握力が高い人ほど筋力が多い傾向があります。
②日常生活と筋力の状況
日常生活が活発な人ほど筋力が高いことがわかりました。
※当然といえば当然ですが、データで出ると面白いですよね。レッグプレスで自分の体重の50%であれば何回でもこなせると、生活に十分な筋力といえる結果が出ていました。
50kgの人で25kgで、片脚は12.5kgと考えると案外少ないですが、何回でもという事が大切!!
③転ぶ原因
3か月以内に転んだ人と転んでいない人を比較すると、動作の機敏性や、体の大きな筋力に差は見られませんでした…
ここでもっとも顕著だったのが…
腰部脊柱管狭窄症という疾患を抱えているかどうかということでした。
この病気は、腰から足に行く神経の命令が弱くなってしまう病気なんです。
イメージ度しては水(運動の命令)の流れるホース(神経)を踏んで細くした感じでしょうか?
すると頭が出した命令よりも伝わる量が少なくなり動きは小さく、場所も正確に動かせません…
ところで人が転ぶときってどんな時でしょう?
1.脳が予想していた地面と実際の地面には状況が違ったとき
→夜中に階段が思っていたより1段少なかったり多かったりするとき
→水たまりだと思ったら氷になっていた
2.転倒回避に対応できたつもりだが自分が予定したとおりに回避できていない
→穴や側溝をまたいだつもりがはまってしまった
3.よろめいたときに踏ん張りが間に合わない
というようなことが中心になると思いますがいかがでしょう?
あれ?でもこれって力の量の問題じゃないような…
そう!全部力の「つよさ」ではなく「適切さ」の問題なのです!
2、3に関しては特に腰部脊柱管狭窄症の症状と関連がありますよね?
また感覚低下の症状の場合には1も関連してしまいます。
つまり私たちは意識せずともこれだけの神経の機能を勝手に使っているわけですねー!!
スポーツ選手は筋力とともにこういった能力に着目してトレーニングを積んでいるみたいです。
トレーニングの際には、速さや、動きにも注目するとよりしなやかな体になりますので、少し意識して運動してみてはどうでしょう?