女医肉奴隷(1986年にっかつ) | 映画バカ一代~観らずに死ねるか~

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映画に関する想いのたけをぶちまけますね。辛口で行きます。たまに甘くなりますが。

1980年代後半になるとビデオ録画機が普及することで

レンタルビデオが開業され、日活ロマンポルノは

青春映画路線よりもよりハードな路線の作品が

製作されるようになった。『肉奴隷』シリーズも

その流れに中で生まれたシリーズ。

『女医肉奴隷』は「制服肉奴隷」「令嬢肉奴隷」「美姉妹肉奴隷』

に続く第4作。(それぞれストーリーは独立して主演も違う)

主演は日活ロマンポルノ末期を支えた麻生かおり。

 

 

 

 

 

あらすじ

女医の久美(麻生かおり)は同僚の医師で北見(中原潤)から求婚されて

いたがまだ時期尚早と結婚にためらっていた。そんな時北見は看護師の

りえ(高橋靖子)から久美が裏ビデオに出演していると言われ、

ビデオを渡される。ビデオには久美そっくりな女が写っていたが

久美には身に覚えがなかった。潔白を証明するため、

久美はりえを問い詰め、ビデオを患者の石岡(中丸新将)からもらった

と話す。石岡を訪ねる久美だったが…

 

 

 

重要な点

いわれのない疑惑を晴らすために主人公が波乱の運命をたどる

ストーリーはよく出来ていて濡れ場(レイプシーン)も含めて

自然な流れであり、麻生の絡みも美しく煽情的に撮れている。

監督はベテランの藤井克彦が手堅く仕事している。

 

良かった点

主演の麻生かおりの絡みが素晴らしい。ある意味様式美的に

押し倒されたりする話なのだが彼女の美貌とスタイルの良さと

肌の美しさもあり、AVにはない高貴なエロスを感じる。

 

悪かった点

ビデオに出演している男や怪しい元患者の石岡(中丸新将)など

出てくる男性は全てヒロインの虜になってしまう事で

ヒロインの運命を変えてしまう。

最後の久美の絡みは堕落であり、開放でもある。