1980年代後半になるとビデオ録画機が普及することで
レンタルビデオが開業され、日活ロマンポルノは
青春映画路線よりもよりハードな路線の作品が
製作されるようになった。『肉奴隷』シリーズも
その流れに中で生まれたシリーズ。
『女医肉奴隷』は「制服肉奴隷」「令嬢肉奴隷」「美姉妹肉奴隷』
に続く第4作。(それぞれストーリーは独立して主演も違う)
主演は日活ロマンポルノ末期を支えた麻生かおり。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
あらすじ
女医の久美(麻生かおり)は同僚の医師で北見(中原潤)から求婚されて
いたがまだ時期尚早と結婚にためらっていた。そんな時北見は看護師の
りえ(高橋靖子)から久美が裏ビデオに出演していると言われ、
ビデオを渡される。ビデオには久美そっくりな女が写っていたが
久美には身に覚えがなかった。潔白を証明するため、
久美はりえを問い詰め、ビデオを患者の石岡(中丸新将)からもらった
と話す。石岡を訪ねる久美だったが…
重要な点
いわれのない疑惑を晴らすために主人公が波乱の運命をたどる
ストーリーはよく出来ていて濡れ場(レイプシーン)も含めて
自然な流れであり、麻生の絡みも美しく煽情的に撮れている。
監督はベテランの藤井克彦が手堅く仕事している。
良かった点
主演の麻生かおりの絡みが素晴らしい。ある意味様式美的に
押し倒されたりする話なのだが彼女の美貌とスタイルの良さと
肌の美しさもあり、AVにはない高貴なエロスを感じる。
悪かった点
ビデオに出演している男や怪しい元患者の石岡(中丸新将)など
出てくる男性は全てヒロインの虜になってしまう事で
ヒロインの運命を変えてしまう。
最後の久美の絡みは堕落であり、開放でもある。