普段あまり地上波ドラマは観ないのだが、このドラマの評判が良かったので
気になっていた。たまたまTVシリーズを再放送をみたらすっかりハマってしまい
劇場版も観たくなったら、特別篇があるということで特別編と劇場版を続けて鑑賞。
素晴らしい出来栄えに満足。

あらすじ
広島で印象派美術展を鑑賞し満悦した大学生の久能(菅田将暉)は
突然女子高生の狩集汐路(原菜乃華)に声をかけられ、
無理やり狩集一族の集まりに出席する。
その集まりで亡くなった当主の狩集幸長(石橋蓮司)の遺言状が公開されるが、
その内容は相続人である4人の孫たちにそれぞれ蔵の鍵が与えられ、
お題を解決したものに狩集家の財宝の相続権があるというものであった。
汐路の頭上に植木鉢が落ちてくるなど、気になることがあった久能は
汐路の謎ときに協力することになるが…
重要な点
物語の序盤の遺言状公開の辺りからの展開は
『犬神家の一族』を連想させられ、これからどんな
連続殺人がおきるのかと期待していたらまさかの展開。
二転三転するストーリー展開は流石としか言いようがない。
最後の救いもあり、温かい気持ちになるラスト。
監督はTVシリーズ、特別篇を手掛けた松山博昭。
まだまだ原作エピソードあるので劇場版の続編を期待したい。
良かった点
今作は広島でのエピソードのため
風呂光ら大隣署のメンバーは出てこないが、
一癖二癖もある相続人たちが素晴らしかった。
悪かった点
最後には温かい気持ちになる展開は素晴らしく
犯人たちもある意味、犯罪が表ざたになることで
これ以上悪事を重ねたり、嘘をついたり、隠ぺいする必要が
なくなることで救われる面もあるのではないのか?
フジテレビこそ久能君にばっさり正論で
旧悪を暴いてもらい膿を出し切って再生して欲しい。