プロメテウスの肝臓 | akazukinのブログ

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「日本史のいわゆる「非常時」における「抵抗の精神」とは真理追求の精神、科学的精神に他ならない」野々村一雄(満鉄調査部員)

元映画評論家でイルミナティのテスターにされたというアスペンがイルミナティ映画を分析して彼らの意向を解説している。


最近注意を喚起している中に「神殺し」がある。


参考当ブログ;プロメテウス-イルミナティの自作映画(2012-07-05)
http://ameblo.jp/ootadoragonsato/entry-11295041378.html



イルミナティ存在をふまえ、いわゆる悪魔の神の成りすまし、すり替え、詐称としての神話を見てゆくなら、はじめ自分たちを神だと自称し崇拝の対象とさせていたのを、どうしてそれを否定することをするのだろうか。


私が想像するに、神として詐称して迷える子羊を誤導する時期が終わった、もしくは嘘が通じなくなり気づきはじめた人間が出現し別の方法を考えざるをえなくなった。


彼らの予言書にある新しいメシアに誘導するため新しい神話をつくりはじめた。


そのために、自分たちの作った既存の神を意味不明のものに印象付ける操作をしている。


と思える。


いままでもさんざん、神に汚名を着せたり、イメージの入れ替えをしてきた。

これまで人々に植え付けてきたものを破壊して新しい救世主の出現と受け入れ準備をしているところである。


その趣向も書物だったのが、映像グラフィックにかわっただけである。

いつでも時代の先端技術をつかう。


では、これまでもそうだったように、これからも連中の筋書き通りに運ぶのだろうか・・・。


ちょっと考えた。


これまでもこれからも連中の筋書き通り運んではいない。


連中の棲息するこの世は人間も存在する。

人間が存在するということは、この世の摂理が存在する。

連中が人間をつくったというが、人間がクローンを作れるように、摂理の一部を利用しただけであって、宇宙の摂理を創造したわけではない。


人間というものは連中以上に特別な存在であるはずだ。


連中が君臨し続けるために、連中がシナリオを描かなければならない。


だから、映画「プロメテウス」は、神話上のプロメテウスの伝説とはなんの縁もゆかりもない代物だ、と自白しているようなものだ。

宇宙船の名前が「プロメテウス」であって、それ以上の意味はない。

この名称は映画「スタートレック」からだという。


では、神話上のプロメテウスはどのようなものだったのだろう。

摂理の一部を利用しその伝説に盛り込んでいるはずである。



私は、プロメテウスと聞くと肝臓を思い出す。


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参考;

身体をめぐる断章 その12
肝臓の不思議
小池寿子(こいけ ひさこ 国学院大学教授)
http://www.nttdata-getronics.co.jp/profile/spazio/spazio65/koike.htm


ティタン神族のプロメテウスは、泥土から人類を造り出し、さらに火を与えたことで知られる知恵者である。不死身の神ゆえにプロメテウスの肝臓は、夜毎、貪り食われただけ成長し、その苦痛は永劫に続くものと思われたところ、勇者ヘラクレスが大鷲を射落とし退治して救われたのだった。

[抜粋ここまで]



だけど、一般に伝えられているような理解だけでは物足りない。


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肝臓は、横隔膜によって隔てられている代謝領域の最上部にあります。 それは代謝のための主要臓器なのです。 さらにこのことから、意志の臓器としての特徴が明らかになります。 ルドルフ・シュタイナーの生理学的な三分節構造(体・魂・霊[精神])では、この臓器は心的能力の一つである意志、代謝をよりどころとしている意志そのものです。 数えきれないほどの代謝が、この大きな臓器のなかで実現されています。 この代謝は、臓器のなかに見られる、意志の対応物なのです。 なぜなら、与えられたものを変化させること、それこそが意志の働きだからです。 化学者がある物質を変化させるためにその物質を液状にするように、肝臓がもつ水に近しい性質は、その変換能力のためになくてはならない前提条件です。 その流れるプロセスのなかに停滞が生じると、意志も、手足の動作も、やはり停滞してしまいます。(『体と意識をつなぐ四つの臓器』、22頁)




「体と意識をつなぐ四つの臓器」
(ヴァルター・ホルツアッペル/石井・三浦・吉澤訳 耕文舎叢書4 1998)


目次

一、臓器と生体組織
二、肝臓(肝臓は行為に向けて力を与える)
三、肺(肺は思考にかたさを与える)
四、腎臓(腎臓は魂のいとなみに生気を与える)
五、心臓(心臓は内なる支えを与える)
六、臓器に属している周辺領域


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Im Kraftfeld der Organe Leber, Lunge, Niere, Herz
Walter Holtzapfel(1912-1994)




ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)は、ブラヴァツキー夫人(1831 - 1891)の設立した神智学協会の会員になりドイツ支部を作ったのが1902年。


その後、神智学協会がインドのクリシュナムルティに傾向してゆくのに反対し、1912年に自身が創設者となるアントロポゾフィー協会を設立した。


神智学協会は、イルミナティ機関である。


参考当ブログ;インド独立の神話2012-05-10 )

http://ameblo.jp/ootadoragonsato/entry-11246553154.html?frm_src=thumb_module



シュタイナーの立場は、人間のために使われるべき叡智を取り戻し、人間のあるべき進化のために使うよう弟子たちを養成し、現在その弟子たちがさらに現実社会で研究を重ねている。

上記の本は、ヴァルドルフ学校の医学部を卒業した医師が書いている。


…肝臓での炭水化物代謝は、構築する機能をもっています。 外界から摂取された栄養実質は、腸内で変化させられた後に肝臓でもさらに加工され、グリコーゲンとして蓄えられます。 これは外から内へ向かう働きですが、肝臓はさらに、内から外へ向かう働きももっています。 それは胆汁形成の際にも明らかになります。 血液が破壊されることによって生じる胆汁は、腸に到り、そこで脂肪を消化します。 肝機能の構築と破壊の対比は、一日の時の流れのなかに現われます。 ―肝臓内のグリコーゲン貯蔵による肝実質の増加は、夜の時間帯で最大になります。 主に胆汁形成へと通じている破壊活動は、昼の時間帯で最も活発なります。 その際この二十四時間リズムは、一日の時間の流れにしたがって、正しく刻まれます。 肝状態のこの昼と夜の交替は、すでにプロメテウスの神話に示されています。 ―岩塊に縛りつけられているプロメテウスの肝臓を一羽の鷲が昼の間中ずっとついばみつづけます。 しかし彼の肝臓は、毎日まいにち繰り返し、夜の間に再生されます。 ―そのような破壊は、私たちの目覚めた意識のための土台を形成します。 ですからそれは特に昼の間になされます。
 
一方、構築は、意識が排除されているときに実現されます。 ですからそれは、特に私たちが眠っているときになされます。 肝機能のこの昼・夜の交替における混乱は、私たちをさまざまな病気へと押しやります。 構築する肝代謝が昼の時間帯へずれ込むと、それは抑圧状態や意志の停滞をもたらします。 ですからそのような症状は、よく眠ることによってよくなることもあるわけです。 一方、胆汁の働きが夜毎に活発になると、ほとんどの場合夜中に起こる胆石性腹痛に襲われることにもなりかねません。 そしてそれはその痛みのなかで、強い意識プロセスとして体験されることになるのです。

(『体と意識をつなぐ四つの臓器』、32~33頁)


肝臓と意志の関係。


昼夜による破壊と再生の繰り返し。


イルミナティの「神殺し」は、神話のなかに隠された叡智の忘却を図り、人間を永遠に迷路のなかにとどまらせる作用が働いているように思えてならない。■