病気の話。続きです。

 

予防 脳静脈洞血栓症のこと

予防 脳静脈洞血栓症①:発症前の前兆と経過

予防 脳静脈洞血栓症②:近所のクリニックへ

予防 脳静脈洞血栓症③:救急搬送される

 

   *   *   * 

 

救急車を呼んでくれたクリニックから

500mほどの近距離に

脳卒中専門の集中治療室である

SCU という専用病床をもつ病院があり、

わたしはそこに搬送されました。

まさに、不幸中の幸いでした。

 

 

SCU:脳卒中集中治療室 とは

急性期の脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)専用の病床で、脳卒中治療の知識・経験が豊富な医師、看護師らの専門チームにより、脳卒中を発症早期から24時間体制で集中的に治療する部門。

 

令和4(2022)年度

「東京都医療機能実態調査」によると

SCUを有している病院は

都内でもわずか4% とのこと。

 

しかも、

入院当時の2021年2月は

コロナ禍の真っ只中。

医療機関のキャパシティや

マンパワーが飽和状態となり

救急患者のたらい回し

問題となっていた時期でもありました。

 

そんな中、ものの数分で

搬送 →  即、受け入れてもらえたのは

本当に幸運だったと思います。

 

脳卒中は、発症から

どれだけ早く治療を開始できるかで

予後が大きく左右される そうです。

 

いま、わたしが

麻痺や言語障害などの後遺症もなく

ほぼ元どおりに回復できたのは

発症後、すぐにSCUに入れた幸運のおかげです。

 

   *   *   * 

 

病院に着くと

即入院 ということになり

SCUまで運ばれました。

 

正直、記憶がかなり曖昧なのですが

SCUのベッドに入る前に

何らかの検査とかをしたかもしれません。

(憶えてない…昇天

 

あ、病院についてすぐに

注射をされました。

あとで聞いたら、この注射は

麻薬系の強烈な鎮痛剤

だったそうです。

 

あと、下着を脱がされ、

導尿の管(カテーテル?)を入れられて

やたら痛かったのは憶えてます泣

 

ちなみに、下着は退院時に返却されました。

へんなパンツじゃなくてよかったです…。

 

   *   *   * 

 

SCUでは当初、

点滴による治療でした。

血栓を溶かす作用のある

ヘパリンナトリウムという薬剤を

24時間体制で、持続的に

静脈に点滴するという治療です。

 

身体中にいろいろな管をつながれて

激しい頭の痛みと

朦朧とする意識のなかで

なんだか、大変なことに

なっちゃったのかな…と

思っていました。

 

当然、スマホを見たり

電話したりすることは不可能。

 

鎮静剤によって

少し症状が落ち着いたタイミングで

主治医の先生から

「家族に連絡をとります」 という

お話がありました。

 

自分的には

家族に心配かけるのが嫌で

「どーしても連絡しないとダメですか???」

「一人で大丈夫です」

「落ち着いたら自分で電話します」

と、ゴネたのですが

 

やっぱり、

入院・治療の同意

容態が急変した場合などのために

身内に連絡しないわけには

いかないようで。。

 

結局、その場で親に

電話されてしまいました ネガティブ トホホ