生まれて初めての飲み屋
高校2年の年明け。
同じ中学を卒業し、進学せず県外に就職した友人が遊びに来た!
職業柄職人同士の付き合いから、かなりの酒好きに成長してた。
「何か面白い事ない?」
「無い・・・」
そう答えると、突然立ち上がり
「よし!今日どこか飲みに行こうか?おごるから!」
と、言い出す。
正直焦った![]()
一度も言った事が無い・・。
ネオンは見るが、その中で何が繰り広げられてる事など知らなかった。
しかも、酒と言っても、時々高校の仲間と家の焼酎を盗んで、オレンジジュースで割って飲むくらい・・・。
彼の希望も有り、他2名に声をかけ4名で行く事になった。
午後8時に私の自宅に集合し、徒歩で行く。
誘ってくれた友人を除いては初めての経験だ!
間も無く、その店の前に着く。
心臓がバクバクする。
慣れた感じで早速店に入る友人。
それに続いて入る。
店内を見渡すと、煌びやかな照明が先ず目に入る。
店内は意外に暗めだった。
他の客が2組既に出来上がってる。
「いらっしゃいませ~!みんな若そうだね?何にする?」
「ウイスキーを水割りで!」
と、慣れたオーダーをする友人。
店の女性におしぼりを貰い、手を拭く。
一応、我々は高校生・・・。
実際は17歳だったが、建設作業員の18歳として打ち合わせる。
我々の席に20代後半と思しきホステスが来た。
根掘り葉掘り我々の事を聞いてくる。
ドキドキしながらばれない様に答える。
カラオケを勧められ、先ず誘ってくれた友人が歌い始める。
ド・演歌だ!
他の客も演歌ばかり歌う。
我々も歌えと言われるが、演歌は知らない・・・。
何でも構わないとは言うものの、その場の空気で当時好きだったBOOWYなんて歌えない。
カラオケ事態経験が無かった。
そうこうしてる内に、結構な量の酒を飲みテンションは上がってた。
やがて、30代くらいの5人組みが入ってきた。
入り口のドアが開くたび、ビクビクして見入る。
親の知り合いや学校の先生等と鉢合わせすれば完全にアウト!
神経は常に尖らしてた。
要約、勘定の時。
ここでトラブル発生!
友人が飲み代を支払い出ようかとした時、先ほど入店してきた5人組みと揉める。
原因は、その5人組の一人が、
「お前見ない顔だけど何処のモン?何歳?」
と、しつこく絡んできた事から始まった。
完全に怒りが頂点の友人が、
「お前ら表に出ろ!」
と、啖呵を切って外に出てきた。
その時点では原因がわからなかったが、わかることは友人が誰かとケンカになる事だけ・・。
我々メンバーも参加する。
「やるならやろうか?後でゴチャゴチャ泣き言は聞かんぞ!」
と、勢い良く突っかかる。
すると突然、相手の一人が、
「お前、たしか高校生じゃない?ここで揉めてる場合じゃないぞ。通報されて警察着たらどうするの?」
と、言われ一気に酔いが覚める・・・。
何も言い返せない・・・。
しかし、何故バレてるの?
結局、相手側が謝罪してくれ落着。
取りあえず補導は免れた。
帰りながら何故バレたのかを考えた。
わかったのが翌日の事。
時々、バイクのガソリンを入れに行くスタンドの連中だった。
普段は制服に帽子姿の連中なので、全くわからなかった・・・・。
当然向こうは、客の顔は覚えてる・・・。
それ以降、そこのスタンドには行かない様にした。
初めてのスナック初突撃はそんな夜だった・・・・。
友人のナンパのおすそ分け
鹿児島市内で仕事があった。
失業中の友人も暇潰しに同行する。
客との接見中は、友人はパチンコ屋喫茶店で暇潰しをしてる。
たまには市内で遊んで帰ろう!と、なり早めに仕事を切り上げる。
遊びの内容は決まってない。
夕方6時にお客から電話が入る。
どうしても今日中に話をしたいとの事で7時の約束をする。
その事を友人に説明し、友人は適当に時間つぶしをするとの事。
午後9時にお客とわかれ、友人に電話をした。
思いがけないサプライズ!
「暇で、その間出会い系サイトで女性二人をゲットし、既に車に乗せてるから早く来て!」
と、言われ急いで待ち合わせ場所に向う。
鹿児島市内のフェリー乗り場の駐車場。
友人の車に近づく。
後部座席に話の通り2名の20代前半の女性がいる。
しかも2名ともかなりのレベル!
車から少し離れた場所に友人が呼ぶ。
「あいつら兄弟らしい。どっちが良い?今にうちに選んどこう!」
「お前がゲットしたから、優先順位はそっち。残った方で良いよ!」
と、打ち合わせ。
どちらも良い![]()
結果、友人が姉、私が妹となった。
取りあえず、腹ごしらえを兼ねてカラオケボックスに入り、食べ物やアルコールを注文する。
酔わせて口説くのは友人の良く使う手だ!
実際は、私と合流する前にホテル行きの約束は成立してたらしいが、あまりのあっさりした承諾に、友人が冷静さを失っており、取りあえず軽く酔ってからとなった。
正味1時間程で、その妹の方が、
「ねェ、何処のホテルに行くの?私たち夜中とか家に帰れないし、泊まりで良いんでしょう?早く行かないと満室になるんじゃない?」
と、驚き発言!
その発言に我々2人は、思わず顔を見合せた![]()
足早にカラオケを出て、天保山のホテルに入った。
館内に入り、部屋を選ぶ場所で女性達に選んで貰い、いざエレベーターに乗り込む。
突然、友人が、エレベーターを出て、
「ちょっと来て」
と、呼んだ。
「お願い!俺、妹に行かして。何か見てたら妹の方が良い」
と、言い出す。
快く承諾するが、突然のパートナー変更に説明のしようが無い。
沈黙のエレベーター内・・・・。
各自それぞれ二手に分かれて入室する。
取りあえず、変更の理由を説明しなきゃ、密室では少々きつい![]()
そこで最大限の知恵を絞り、
「向こうの彼が、姉ちゃんの方が良いから俺に譲ってくれたんだよ。俺も実は嬉しかった」
と、話すと喜ぶ。
それから風呂に入ったりしてのんびり過ごす。
時間は深夜1時。
部屋のノックを叩く音がする。
開けると、友人が立ってる。
「チェンジしない?」
エ~ッ![]()
![]()
まだ、何も・・・・してない・・・。
その事を告げると、諦めて帰っていった。
翌朝、ホテルの駐車場で合流し、車に乗り込む。
ファミレスに行き、時間を潰す。
友人が、
「姉ちゃんはどうやった?俺、姉ちゃんに行きたい!」
「行けば?俺は妹と適当にブラブラして待つよ」
と、なり2人で出て行く。
「あの人と姉ちゃん何処に行ったの?」
と、妹の方から聞かれるが答えようが無い・・![]()
30分ほどして帰ってきた!
「早かったね~。車でしたの?」
「うんにゃ、口説いても駄目だった・・・
何でかな?とにかくこのままじゃ収まりがつかん。もう1回妹と行って来る!悪いがホテル代貸して!それともう1回姉ちゃんを口説いてみてん。もしお前も断わられたら俺も引っ込みがつくから・・・」
と、言い一万円持って出て行った。
友人の言うとおり口説く。
「夕べのじゃ物足りなかった。今から1時間だけホテルに入らない?」
「別に良いけど、妹達とバラバラになるけど大丈夫?」
「携帯電話で言うよ」
友人に電話する。
友人は、
「マジ?何で?俺、拒否されたんだろう?こうなったらホテル代勿体無いから、野外で妹とする!」
とキレ気味に言い出す。
市民文化センターの裏の駐車スペースに車を発見!
おそらく、この公園内の茂みに居るはず。
我々も車を停めて覗きに行く。
すると、黒いロングコートをなびかせ、裸足で小走りにこちらの方へ向ってくる妹。焦って追いかける友人。
友人が、
「もうこいつらさっさと別れて帰ろう!」
と、ふて腐れ気味!
後で、事情を聞いた。
マニアックなプレイを野外で試みようとしたら、妹が急に拒否したらしい。
それに加え、姉に拒否され少しテンション下がり気味が荒々しい行為になり、妹の方が怖がり始めたとの事。
それじゃあ、恥ずかしくて居られないのも理解する。
私が、2人を港まで送り、その後友人と合流した。
互いに昨夜の報告会の為に。
最後まで、いや、数年経っても
「あの時の姉妹の姉ちゃんの方は良かった~。やりたかったなぁ~」
と、ぼやく友人。
時々、その友人との会話で思い出す。
やっぱり、最初のエレベーターでの交代劇が無かったら、状況は違ったはず・・・。
思春期時代の隠れ家発見!2章
目覚ましを深夜1時にセットする。
しかし、「ひょっとしたら?」と、勝手に妄想してしまい中々眠れない・・![]()
正味1時間程寝た後目覚ましが鳴る![]()
静かに家を出て、チャリンコに跨り闇へと向う。
無我夢中でペダルを漕ぎ昼間の場所に到着する。
時間は、深夜2時前!
家の前の路上には、駐車中の車が既に来てる。
先客有りと考える。
静かにその家の前をゆっくり通過すると、ピンクのカーテンは閉まり、サッシは開いてる。
家の中には人気もある。
深夜の田舎町、辺りは静かだがその家から洩れる話し声は意外に響く・・・。
数十メートル先にチャリンコを置いて、徒歩で近づく。
噂通りの事があるのかを一応確認したくなる。
話し声は、何か友人との家飲みモードの様子に思える。
時に笑い声も聞こえる。
早く室内の電気が消え、その後の出来事に期待する深夜徘徊の自分・・・![]()
「早く始めんかぁ~!いつまで待たすんかぁ!」
と、心の叫びを何度も発する!
するとカーテンに人影が写り、動きがあった!
身をすくめ、見入る!
どうやら先客は帰るらしい。
「又、おいでよ。」
と、玄関から先客の男性とその家の女性が玄関から出てきた!
ハッキリ見えない![]()
玄関の街灯が逆光でシルエットしかわからない・・・。
先客は見送られ、路駐してる車に乗って走り去った。
そこの住人は、家に入り、街灯も消えやがて室内灯も消えた。
恐らく寝たんだろう・・・。
結局、期待する事を確認する事は出来ない。
しかし、その女性のシルエットだけは確認できた。
顔はわからないが、想像では良い女に思える・・・ あくまでも想像・・・![]()
この日は期待してた事は無く、家に向かう。
時計は朝方4時過ぎ・・・![]()
学校で友人に対しての土産話に位はなるだろう。
次回は、もう少し早めに目覚ましをセットする事にして挑む決意!
次の深夜の突撃に、まさか数人に増える事になるのは、その段階で想像できない・・・ 続く