抗がん剤の投与を受けてベッドに横になっていますと、め
まいや吐き気に襲われます。そこで私はヨロヨロしながら
点滴の金具を杖代わりに立ち上がって病室を歩こうとしま
した。看護師が飛んできて”危険な状態です、もし転倒で
もしたら大変です。すぐやめてください”と言われました
でも寝ているといろんな副作用が襲ってきて余計に苦しく

なる、歩きながら皆さんの忙しい姿を見ていたら気が紛れ
る、ご迷惑でしょうがお許しください”と担当医に三拝九
拝して、とんでもないことをお願いしました。周囲の人は
奇人を見るような眼差しで見ています。確かに神経が外に
向いた分楽になりました。骸骨が夢遊病者のように病棟を
さまよう姿は話題になりました。中には同じ病棟から、

”頑張るですな、私も見習おう”と励ましか皮肉かわから
ない声がかることもありました。私は自分の病状の深刻さ
はわかっていますから恥も外聞もありません。3回ほど自
宅と病院を往復して化学療法の結果「緩解」と夢のような
診断を受け家内と手を握り合って喜びました。1ヶ月後、
担当医が深刻な顔をしながら次のようなことを言いました

 緩解(かんかい)とは血液内科(血液関係のがん)の
 医学用語で外科で言う「完治」という意味なんです 
                   ぐっさんハイ

 

ここで以前お世話になったA病院でのことにお付き合いく
ださい。ここは九州ではトップクラスの総合病院で、この
病院と縁ができたのはN県の病院でPET検査を受けた時
に腹部に腫瘍の形跡があり一度、精密検査を受けた方がい
いと紹介状を書いて頂き、検査入院でこれでもかというほ
ど検査を受け最終的に「悪性リンパ腫」という診断でした

ベッドの空きを待って入院して、また検査三昧の日々でし
た。担当のS先生が”外科とは違ってあなたの病状は抗が
ん剤で腫瘍を撃退する治療です、つまり、あなたの体力の
限界ギリギリまで薬品を投与して腫瘍を消滅させる治療法
です”と教えられ化学療法にチャレンジすることになりま
した。治療は3週間ぶっ通しで抗がん剤を投与されます。

みるみる体力が奪われ免疫力が低下していきます。食欲も
衰えて副作用が全身を襲います。完全に病人になってしま
います。3週間したら風邪などの病気に耐えられる体力が
戻ったところで自宅に帰されます。続けて抗がん剤の投与
は危険だからです。治療に耐えられる状態になったところ
で、また入院となります。耳鳴がしたり幻想が起こったり
これらと闘うやり方を考えました。

 数年前までは人間の体力の限界まで抗がんを投与して
 腫瘍を撃退する治療が化学療法だった ぐっさんハイ

 

5月26日は近所の小学校の運動会でした。当日の天気は
真夏日でした。当然のように水筒は必需品でした。学校が
運動会を企画する時は5月に熱中症を心配するなんて想像
もしなかったと思います。気象庁は事務的に異常気象を連
呼するだけで行政や国際社会それにマスコミだってプラス
チックのゴミは問題視されたものの温暖化については「茹

でカエル状態」で各地の惨状を傍観しています。世界中の
学者や政治屋が集まって対応策を出し合う映画みたいなシ
ーンが本物になる日も近いことでしょう。とキーを叩いて
いましたら翌日の新聞に北海道・佐呂間町では39.5度
と通年でも経験したことがない猛烈な暑さになったとあり
ました。因みに26日の全国の高温ベスト10は全て北海道

で南国沖縄は28.3度と北海道と10度以上の温度差が
ありました。スコミは異常気象の異変を報道するだけです
が世界の青年たちは”学校に行ってる場合じゃない!”と
ばかりに日本を含む世界125カ国2350都市で学生以
外も含めて約180万人が参加した「学校ストライキ」が
行われたと虫眼鏡でみるような小さな記事で報じていまし
た。

 民放の司会者が番組で北海道の異常高温を”単なるフ
 ェーン現象だって、心配することじゃないよ”と番組
 のコメンテーターに声をかけていました。甘いなあ。 
       異常気象喚起促進協議会 ぐっさんハイ


茹でカエルとは:2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に
入れもう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると
前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は
水温の上昇を知覚できずに死亡する。