結婚話は前のめりになってあとから”こんなはずじゃなか
った”と相談する話題が上位になってしまいます。では、
佐藤先生に〆ていただきましょう。 「二人の愛の前には
そんなことどうだっていいでしょうといわれるかも知れな
いが、そのへんのことを知ることによって私は彼について
の乏しい情報をいくらか補っても判断の元にしたいのであ
る。彼は”自分のことで申し訳ない”といい、S子さんは

その答えで彼がまじめな謙虚な人物と言いたいかもしれな
いが世の中には”申し訳ない、申し訳ない”といいながら
借りた金を返さないやつがいた。つまり”あなたには返す
気がない。返せない。返そうと努力しない。そういうこと
なんだわ!もういらん!返してなんかいりません!意気地
なし!私の前からさっさと消えてよ!”。短気な私は何百
万もお金を捨てたことがある。「短気は損気」と昔から、

いうけれど私はこのためどれだけ損をしたことか。つい、
昔の興奮が蘇って本題から逸れてしまいました。ごめん。
S子さんは今、恋の熱に浮かされている最中であるから彼
の人間性を見極めることが難しい状態にある。大切なこと
は反対する家族との折り合いをつける方法を考えるよりも
彼の気持ち(覚悟)をはっきり見定めることだと私は思う
のだが」。S子さんおわかりいただけたでしょうか(わか
らないだろうな)。

 正直言ってかみさんと一緒になるときと娘を嫁に出す
 ときは真逆の気持ちでした。つまり男は浮いた話を、
 女性は地に足のついた考えをする   ぐっさんハイ

 

これも佐藤先生のお話です。鋭い突っ込みに脱帽しました
「ある日の読売新聞にこういう相談があった。20代の、
看護師の女性が20代年上の会社経営者と恋仲になった。
”親子ほどの年は違いますが私のことを尊敬し応援してく
れます”と相談者のS子さんは書いていた。二人は結婚を考
えておりS子さんは彼の晩年はオムツを替える覚悟もしてい

るそうだ。しかし彼女の家族は年の差を心配して反対して
いる。彼の人柄や自分の気持ちを伝えようとしても耳を傾
けてくれない。そのことを彼に伝えると”申し訳ない”と
いってくれるという。今後そんな家族とどのように折り合
いをつければいいかという相談である。人生相談を読んで
いつも思うのは、ああ私は人生相談の回答者にはとてもな

れないということだ。ここに書いてあるだけの材料でこの
結婚に反対する家族への対応をアドバイスするなんて到底
無理な話だ。「彼」なる男性は20歳年上。だとすると、
40代である。40代まで独身を通してきたか、だとした
らそれはなぜなのか。妻子はいるか。かってはいたという
ことか。そのへんのことをまず知りたい」。今日はこの辺
で失礼します。

 結婚とは綺麗ごとではすまされないことがあります
 昔、綺麗ごとを並べ立てた     ぐっさんハイ
     

 

佐藤愛子著「九十歳 何がめでたい」の中に”長生きする
って大変なことねえ、私の娘はこの頃しみじみ、つくずく
と感じているという。私の日々のありようが次々に起こる
故障を見ていていうのである。私も地声が大きくて元気者
と勘違いされることがあります。佐藤先生の嘆きに迫って
見たいと思います。「なぜか私は声が大きい。そのうえ、

よくしゃべる。そのため他人は私を元気なばあさんだと思
い込む。90を過ぎて何が困るといって、これが一番困る
のだ。仕事(つまり原稿とか講演など)を依頼されてもそ
んな余力はない。散々働いてきたのだ。身体の方々にガタ
がきているんですというのだが、なかなか信じてもらえな
いというのも声が大きいと気がついてなるべく弱々しく、
応答するとこにしているのだが、それでも、しつこくいい

募る人がいて、ああいえば、こういう、こういえば、ああ
と、攻防戦を繰り広げるうちに段々地声が出て来て、つい
には凛々たる大声になり”お元気じゃないですか、普通の
人より声に力があります”と言われて、あっと気がつく。
慌てて小声にしても時すでに遅し。”声の大きいのが病気
でして”そういって繕っても信じてもらえないのである。

 96歳の私の師匠が”この年になると毎年、鎧を纏う
 ように体が重くなくなる”とぼやいてありますが私も
 厚手のコートを纏うようになりました。ぐっさんハイ