佐藤先生の舌鋒はますます冴えてまいります。「だがこの
頃、その犬の職分はなくなった。吠える犬はうるさいと、
近所から文句がくるので飼い主から叱られる。犬は頭にリ
ボンをつけ吠えないように訓練されチョロチョロしている
のが「可愛い」ともてはやされる。真剣に職分を果たした
い犬は励めば励むほど、うるさいと邪険にされる。リボン

のチョロチョロした犬をかみ殺したいと思っている。チョ
ロチョロ犬だって思う存分心ゆくまで吠え立てたい時があ
るだろう。それは犬の本能だから。しかし悲しいことに、
”キャーンキャーン”とけたたましい金切り声になってし
まう。”なんだその声は!それでも犬か!恥じろ!”と、
職分犬は軽蔑するがチョロチョロ犬は飼い主に抱かれて、

”あらチョロちゃん吠えたのね可愛い声で、、”と頬ずり
してもらっている。それは職分犬にとっては何とも胸クソ
の悪い光景にちがいない。私も同じ思いである」。つねに
ご主人の顔色を気にしている駄犬いや人間さま。ご主人の
ことより与えられたテーマに真面目にぶっつかっている人
御犬さまだけでなく人間の世界をも風刺した傑作ではあり
ました。

 昔の犬は防犯に役立った。最近は玩具化して飽きたら
 ポイ捨てされる ポイ捨てされそうな ぐっさんハイ

追伸:28日(金)は夕方6時にお届けの予定です

 

佐藤先生の懐かしい昔話です「世田谷区の古い住宅に住み
ついてもう60年になる。その頃からこの辺りは車は通ら
ない静かな一角だったが、時折、子供が泣き声をあげなが
ら通っていったり、ピアノの練習の曲が流れてきたり冬の
夜は”焼いも~焼きも~”の呼び声が聞こえる時があった
り、そうした声やものの音は平和な日々の彩りとして、

なかなか好ましいものであった。その頃私は毎日机に向か
って原稿を書くという生活をしていたが周りが寝静まった
夜更けに遠く犬の吠え声が聞こえてくると懐かしいような
ホッとするような優しい気持ちになった。どこかで一匹が
吠え出すとそれに呼応するように別の犬が吠え始める。
するとそれに誘われてか方々の犬が吠え出して、これは、

もしかしたら火でも出ているのではないか、怪しい者がう
ろついているのではないかと寝ていた人が起き出してカラ
カラと雨戸を開ける音や人声などが聞こえてきて静かな夜
がいっ時ざわめく。”犬が吠えても叱ってはいけない”犬
は犬なりに一生懸命に職分を果たしているのだから”など
と人は言いその頃は犬も職分を与えられているのだった。
次回をお楽しみに。

 コソ泥も犬の玩具化で最近は随分やりやすくなった
            防犯協会隣りぐっさんハイ
     

 

これも佐藤先生の風刺の事例です。「銀行や航空会社それ
にJRなどハイテクで装備して日常の情報を処理しています
が一端システム障害が発生したら完全にストップしてマヒ
てしまうという異常事態が社会問題になっています。直近
では横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の
車両が新杉田駅で逆走し14人が負傷した事故で運行会社
は3日、自動運転ではなく手動運転による再開を目指し、

安全確認を始めたと明らかにした」という事故の報道もあ
り、あたしゃ笑ってしまいました。昔は手作業でコツコツ
と積み上げるのが当たり前でした。然るに現代では便利さ
を享受しながら一旦トラブったら作動しなくなり快適さと
混乱の隣り合わせで過ごしているという実態を覚悟してい
くことが必要な時代なんですねえ。覚悟といえば信号機の
下、安心して道路を渡っていた時代と違って駆け足で一目

散に道路を渡る時代になりましたねえ。信号機といえば東
南アジアあたりでは車優先の国(納税者を優遇する)が多
いんですが高齢者にとって道路を渡るのは危険な作業なん
です。旅先でヒヤッとしたことがありませんか。うかうか
ボケてはいられない環境なんです。昨今のジパングでも、
ゆったり横断することに慣れた方でも車の暴走で東南アジ
アと同じ環境になってきましたね。ご用心ご用心。

   アナログ(手作業)ばんざい!  ぐっさんハイ