ラブホテルみたいな南道後温泉ていれぎの湯 珍スポット巡り旅3 | 温泉マンもっちいの湯と山と美味しい話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。

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 珍スポット巡り旅の次の目的地は、南道後温泉ていれぎの湯です。
 何が珍しいのか?それはこの雰囲気です。


 全室源泉風呂と嬉しい宣伝文句が書いてあり、ワクワクします。


 こちらから見たら、ビジネスホテルっぽいですけど、、、。


 裏側の駐車場。


 入口に、あのヒラヒラした暖簾のようなのこそありませんが、どことなくそういう雰囲気です。


 駐車場から入る裏口の雰囲気がどことなくラブホテルっぽく見えるのは私だけ?
 元ラブホテルだったのをリニューアル?


 1階のフロントは明るい雰囲気です。スタッフさんはとても明るい笑顔で愛想がよくて良いんですけど、、、。
 ここで、ありがちかもしれないですけど、疑問の残るセリフ。
 「今からの時間帯は、上の90分5000円のお部屋しか空いてません。5000円のお部屋は全て空いていて、どれもすぐご案内できます。」
 高い方のお部屋が全部あって、ほんまに安い方の部屋は全部ないのかな?という疑問。



 いずれにしても、なかなかのお値段です。そして、お部屋の選択肢がたくさんあっても、値段的な選択肢はありません。
 このお部屋の選択肢の多さが、ラブホテルっぽく感じます。最近のラブホテルは知らんけど(笑)
 時間が午後3時で、午後4時が宿泊のチェックイン時間なので、しかたないですよね。


 ここも、実は宿泊候補にしてましたが、宿泊は満室でした。
 ここを宿泊候補にしたのは、クチコミで硫黄臭というのが複数あったことです。硫黄臭のする源泉をお部屋の風呂で入れ放題は最高だろうとワクワクしました。
 


 素泊まりプランはお得です。
 日帰りプランは割高感がありますが、自家源泉かけ流しは魅力です。
 本音としては、45分でいいから3000円にして欲しい(笑)

 でも、とても良心的だなあと思ったのが、90分の開始時間です。お風呂にお湯が溜まるまでの十数分後からスタートにしてくれていました。嬉しかったです。
 2階と3階に合計17室。


 とべ動物園が近くにあるからか、館内には動物の絵がたくさんありましたが、このサルには驚きました。


 動物の絵の他は普通のビジネスホテルの廊下なんですが、そこはかとないラブホテル感。




 選んだお部屋は204号室。


 スリッパを脱いで上がるのが嬉しいです。和室は良いですよね。

 和室に布団が敷いてあります。私は貸し切り温泉利用が目的なんですけど、布団が敷いてあるのはやっぱりそういうニーズがあるのでしょうかね。
 ご休憩?
 子どもの頃、「ご休憩」という表示を見て、なんでお金を払って休憩するのかなあと思ってました(笑)


 家具調な冷蔵庫に湯沸かし器。泊まりたいお部屋です。


 登山前にはこういう湯沸かし器がお部屋にあるのはありがたいです。
 ドーミーイン野乃には、ペットボトルの水が入ってましたね。


 名入りタオル、バスタオル、浴衣等が揃っています。名入りタオルを探す温泉旅をする番組なら、大久保さんや川村さんが大喜びしそうです。←わかる人しかわからないお話。
 歯ブラシはもらって帰りました(笑)


 洗面台とトイレが部屋の中にあります。


 ちなみにここは全館禁煙でした。


 どことなく、古い建物をリニューアルした感じがあちこちにありました。


 お部屋にあった冊子。金色に輝くお湯?
 期待が膨らみます。


 このていれぎの湯にも寄りたかったです。


 5000円のお部屋しかないなか、この204号室にした理由は、岩盤浴があるからです。
 貸し切り温泉は珍しくはありませんが、貸し切り岩盤浴まで備えているお部屋は珍しいですよね。


 これが岩盤浴。実は初めてです。
 触ってみると、この色の違う床が温かいです。


 入り方の説明を読むと、まず温泉で身体を温めて汗を出やすくするらしいです。その後、岩盤浴に移り、腹這いになって5分、その後、仰向けで5分くらい入ったら水分補給して少し休憩、これを2〜3セットしてしっかり汗を流してから温泉にとのこと。

 ということで、まず温泉へ。お湯を溜める間に分析書を確認します。


 加温しているみたいですね。それはしかたないです。
 塩素も入っているとのことでしたが、塩素の匂いは感知できないレベルだったのでよかったです。


 いちばん下のところで少し驚きました。


 循環していないのは嬉しいですけど、加水しているんですね。その加水量がわからないです。
 さあ、お湯が溜まってきました。黄金の湯ではなくて、無色透明です。黄金ではない?
 そして、クチコミにあった硫黄臭も全くありません。
 もしかしたら、加水し過ぎでしょうか。そのあたり、どうしても気になります。


 アメニティ類も揃っています。メーカーはよくわからないんですが、高そうなアメニティに見えました。
 安いところは、黄緑とかピンク色のリンスインシャンプーですね(笑)


 セルフで源泉を自由に注げる源泉かけ流しは素晴らしいです。嬉しいですねー。  
 蛇口をひねると源泉が出ます!黄金の湯の話が吹き飛ぶくらい、嬉しいです。


 この浴槽の形も、ビジネスホテルとは違う感じ?


 湯口の源泉を測ると、58度。かなりしっかり加温されてました。


 なので、湯量を絞りつつ入れましたが、それでも熱いので、結局、加水しました。

 ああ、薄まってしまうー。もったいないです。

 なるべくこれ以上薄まってしまわないように、46度に耐えてみましたが、めちゃくちゃ熱かったので、しかたなく埋めます。


 結局、なんとか44度くらいで入ります。
 無色透明無味無臭。少しツルツル感があるところに温泉らしさを感じます。

 ただ、もともとの源泉はもっとツルツルしているかもしれないのに、あらかじめ加水をしてから加温された源泉なので薄まった気がします。
 さらに蛇口から出てくる源泉がものすごく熱いから、セルフ加水もしてしまったので、そこからさらに薄まったのではないかという気がします。
 もったいないですね、でも源泉100%だと熱過ぎるし悩ましいですね。


 理想を言えば、冷ました源泉で加水したいところです。別府のお寺の温泉みたいに、冷ました源泉をバケツで置くのも良いですけど、ここはもともと冷たい源泉なので、冷たい源泉で加水したいですね。

 まあ、そういう理想は置いといても、蛇口から源泉が出てきてかけ流しなのはめちゃくちゃ嬉しかったです。

 汗をかいたので、岩盤浴へ移動します。
 人生初の岩盤浴。
 全裸に浴衣が良いと書いてあるので、その通りにします。
 まずは腹ばいとのことでしたが、落ち着かず、仰向けになりました。
 温かくて気持ち良いです。室内の温度計は30度。サウナとは違いますね。


 これは気持ち良い!
 汗がじんわり出てきました。
 室温がさほど暑くないので、サウナより長く居続けられるみたいな感じですが、どこの岩盤浴もこういう感じなのでしょうか。
 しっかり汗をかくと気持ち良いですね。真冬の岩盤浴は良いでしょうねー。

 岩盤浴といえば、秋田県の玉川温泉は天然の岩盤浴なんですよね。どんな感じでしょうか。

 汗をかいたので、浴衣を脱いで、温泉へ直行。
 岩盤浴と温泉が隣り合っていて、どちらも貸し切りなので、移動が楽ですし、とてもリラックスできますね。
 


 いつでも新しい源泉を注げて、かけ流し状態にできるのが最大の魅力ですね。

 建物の雰囲気とか、どれ一つとして同じお部屋が無く、お部屋のバリエーションが豊富なところがどことなく元ラブホテルっぽく感じますが、サービスタイムがあればもっとお得ですし、よりラブホ感が出て、ラブホテルに温泉?という珍しさが出るのになあと思いました。

 お値段的には少し高い日帰り入浴になりましたが、とても珍しい体験ができてよかったです。