これは、おなかに「ずん」ときました。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


こちらのインタビュー記事を読んで、

ずん、と来るものを感じました。

    ↓



世界的に有名な英出身の霊長類学者、

ジェーン・グドール(Jane Goodall)博士(86)は、

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は、


人類が自然を無視し、

動物を軽視したことに原因があると指摘している。



■今のパンデミックについてどう考えますか?


グドール氏:


われわれが自然を無視し、地球を共有すべき動物たちを

軽視した結果、パンデミックが発生した。

これは何年も前から予想されてきたことだ。


例えば、われわれが森を破壊すると、

森にいるさまざまな種の動物が近接して

生きていかざるを得なくなり、その結果、

病気が動物から動物へと伝染する。


そして、病気をうつされた動物が

人間と密接に接触するようになり、

人間に伝染する可能性が高まる。


動物たちは、食用として狩られ、

アフリカの市場やアジア地域、

特に中国にある野生動物の食肉市場で売られる。


また、世界中にある集約農場には

数十億匹の動物たちが容赦なく詰め込まれている。

こうした環境で、ウイルスが種の壁を越えて

動物から人間に伝染する機会が生まれるのだ。


***



20日ほど前に、

コロナ騒動のあと、知らぬ間に。。。


の記事の中でこちらを紹介しました。

       ↓

世界1200万部突破という大ベストセラー、

『サピエンス全史』。



この著者である歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ。


彼が最近、寄稿した序文が衝撃的なのです。


「いま、地球上の大型動物のほとんどは

工場型の大規模農場で暮らしている。


 

私たちが思い描く地球は、

広大なサバンナをライオンや象が自由に歩き回り、

 

ペンギンが海を自由に泳ぎ回る、そんな地球だ。


ナショナル・ジオグラフィックTVやディズニー映画、

子ども向けのおとぎ話の中では、そうかもしれない。


だが、テレビ画面の外の、現実の世界には、

もはやそんな地球は存在しない。


いま、世界には

 

ライオン4万頭と家畜化された豚10億頭、

 

50万頭と家畜化された牛15億頭、

 

ペンギン5000万羽と鶏500億羽が暮らしている。


2009年の個体数調査では、

ヨーロッパには全種合計で

16億羽の野鳥がいることが確認された。

 

同じ年にヨーロッパ養鶏場で

飼育された鶏の数は70億羽近くにのぼる。


地球上の脊椎動物の大半は、

もはや自由には生きられなくなっている。

 

ホモ・サピエンスというただ1種類の動物に所有され、

支配されているのだ。


(中略)

 

中世の村では鶏は家々の間を自由に走り回り、

ごみの山の中から種や虫をつつき出し、

納屋に巣をつくっていた。


もしも1000羽の鶏をひとつの小屋に

押し込もうとする野心的な農民がいたら、


おそらく致命的な鳥インフルエンザが流行し、

すべての鶏が死滅しただけではなく、

村民の多くも命を奪われたに違いない・・・。」


***



呼吸を通じて、生きとし生けるものは

すべてつながっています。


おのころ心平 - ココロとカラダの交差点  


たとえば、

僕の肺に集まった体内の情報は、


呼吸の吐く息を通じて

大気に還元されます。


つまり、

呼吸をしているということ自体、


「私のカラダの中は、

このようなことになっていますよ-」と、

自己表現をしている

というわけです。


そう、


地球上の生物は


みんな、呼吸を通じて、
大気中に

自己表現をしているんですね。


・・・ということは、


大気というのは、

生きとし生けるものが

それぞれの情報を出し合った


集合無意識


と言えなくもない。



ああ、動物たちの悲痛の自己表現、


それが、いまの地球の大気の現状を

もたらしているのだとしたら・・・。