おのころ心平です。
今夜、夜空を南の方角に
見上げてみましょう。
赤くルビーのような輝きを放つ星…
それが火星です。
今日の日の入りが１９時前後。
日の入りから４０分は
まだほんのり空が明るいですから、
１９時４０分以降、南の空に
火星が目だってくるはずです。
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地球は１年３６５日で公転しますが、
火星は、約６８７日かけて
太陽のまわりを１周します。
このため、
７８０日（約2年2ヶ月）ごとに
火星を内側から追い越すことになります。
これを占星術的には
火星逆行と呼びますが、
実際に、地球と火星の距離が
近くなるのです。
そして今日が、そのピーク。
火星最接近です。
見かけの大きさは
最遠時の約５倍。
明るさは最遠時の１５倍以上。
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今年２月に公開された
マット・デイモン主演のこちら。
↓
原作となった小説は、ずばり「火星の人」。
火星に取り残されてしまった宇宙飛行士ワトニーが、
絶体絶命の状況下にもめげずに科学の力で生き残り、
彼の生存を知ったNASAの人々も科学の力で
彼を地球に連れ戻そうと奮闘する物語です。
＊＊＊
火星といえば、僕が思い浮かべるのがもう一人。
アメリカの大事業家イーロン・マスク。
映画『アイアンマン』のモデルとしても有名。
PayPalの創業者であり、宇宙ロケット製造開発会社
「スペースX」や太陽光発電企業「ソーラーシティ」、
電気自動車会社「テスラモーターズ」のCEOも務め、
TIME紙の2013年版
「世界でもっとも影響力のある100人」
で表紙を飾り、さらにフォーチュン誌では
アマゾン創業者のジェフ・ベゾスなどを抑えて
「最優秀ビジネス・パーソン」に選ばれた、
最も注目されている起業家です。
スペースXでは、
NASA独占だった宇宙ロケット開発に
民間企業として参入し、
2012年に民間機として初めて
ISS（国際宇宙ステーション）への
ドッキングを成功させました。
また2015年には、世界で初めて
衛星打ち上げロケットの
垂直着陸を達成しました。
驚くべきことに
このイーロン・マスクの最終目標は、
人類の火星移住計画。
地球温暖化、人類増加を憂い、
火星移住を本気で語り、
その先鞭をつけようと
宇宙開発に取り組んでいるのです。
規格外の発想で
仕事を押しすすめるその姿は、
スティーブ・ジョブズを越えて、
過去最大に世界を変える男、
と評されています。
＊＊＊
火星・・・、
「火星の人」やイーロン・マスクの記事を
読んでいると、ほんとうに身近に感じます。
その火星が今夜、もっとも身近に接近。
今夜、南の夜空に、
あなたも夢とロマンとチャレンジのイメージを
見上げましょう。
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