おはようございます。
おのころ心平です。
この方、調香師、辻先生。その経歴もすごいのですが、
うーん、はまってしまった香の奥深い世界。
・・・というより、辻ワールドにはまったというべきか。
昨日、淡路島のエクシブにて開催された辻先生の調香会に
参加してまいりました。
「自然の中に、単体で存在するものってありますか?」
「自然の樹木や草花は、それぞれの香を出し合って、瞬間瞬間、自然の香を創造している」
この言葉、真髄です。
個性を出し合って、世界を創造している。
これは僕ら、人間にも当てはまることですね。
2時間の受講でしたが、すごく濃密な時間でした。
シュールで、シニカルな物言い。しかし、その奥に広がる重厚感。
辻先生、やはり、タダ者ではない。
僕はどうやら、すごい人物に出逢ったようです。。。
どうぞ、一度、調香会に参加してみて下さい!
***
では、昨日の続き。
カラダの認識には、四つある。
これは、僕の敬愛する上野圭一 先生から教えてもらいました。
その4つとは、
1.息(呼吸)
2.食(消化力)
3.動(運動)
4.想(瞑想)
今日は、「動」と「想」について僕なりの考察をしてみます。
***
3.動の認識力
「動」の認識力は、ボディワークで鍛えることができます。
アレキサンダーテクニーク、ヘラ―ワーク、フェルデンクライスなど
さまざまなボディワークがありますが、整体、均整法などでも、
まずは、自分のカラダのクセを実感させられます。
私たちは、カラダの動かし方に個人的なクセを持っていますが、
それは、無意識レベルでのココロのクセを反映したもの。
首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首など大きな関節には特に、
その人の世界との関わり方(つまり、世界をどう認識しているか?)が
表現されるのです。
(↑これ、11月ココカラ塾のテーマなのです)
***
4.瞑想の本質
「想」とはまさしく、自己認識の時間。
日本には、有名な「内観法」というのがあります。
「してもらったこと、して返したこと、迷惑をかけたこと」
この3つの観点で、自分を見つめていきます。
ほかにも、新渡戸稲造が説いたといわれる「沈思黙考」や
マハリシTM瞑想などは、忙しい現代人にとって、
自分と向き合う時間をとる、そのこと自体が癒やしになるという
「自己認識療法」と言えます。
日常を才能化させちゃうプロジェクト(31)
動、想、これらの認識力を同時に向上させるもののひとつに、
「ヨガ」があります。
ヨガに行ってみるとまさしく実感しますが、
ふだんはあり得ないポーズを通して、
ふだんはあり得ない「ココロの状態」に到達するのです。
お世話になっている断捨離のやましたひでこさん も長年、
ヨガに携わってこられました。
めったに使わない筋肉にもココロは宿っています。
めったに使わないからこそ、その筋肉に意識を向けることで、
ココロの認識の仕方に、俯瞰力(ふかんりょく)を与えていくわけですね。
さあ今日は、ちょっとしたカラダの動きに注目してみましょう。
歩くとき、
座るとき、
靴を履くとき、脱ぐとき。
何気ない動作の中に、あなたのココロを見つけてみて下さいね。