(えっ!?嘘っ!! アメリカ盤以外は廃盤みたい…)
全世界で新曲「Hung Up」がいよいよオンエア解禁になったMadonnaさん。彼女が94年に出した「Bedtime Stories」です。実は僕がリアルタイムでMadonnaさんを経験したのはこれが初めて。当時 僕は14歳だから中2です。だから当時のMadonnaさんについてはSexって写真集が世界的に話題になった人としてしか認識はありませんでした。高校時代に写真集を買い、内容があんな過激だとは思いませんでしたが。
Madonnaさんはご存知の通り世界の大スター。82年にsingle「Everybody」でデビュー。83年の「Borderline」から92年の「Deeper and Deeper」までアメリカでリリースしたシングルは 計25枚。89年の「Oh Father」1曲を除き、全てTop10に入れています。(連続記録としては17枚)
このアルバムは、商業的には失敗した92年の「Erotica」後の心機一転作。が、アルバムの売上げは芳しくなかった。しかし、Madonnaさんの最大ヒット曲となった7週連続1位の「Take a bow」が収録されています。Smooth R&B好きな僕としてはMadonnaさんの中で一番のアルバムだ。Madonnaさんのアルバム製作の基本は少数のProducerと作り込むのだが、このアルバムでは、Nellee Hooper, Babyface, Dallas Austin, Dave “JAM” Hall, Bjorkと様々な人と製作されていて、「Secret」「Take a bow」「Bedtime Stories」「Human Nature」とシングルリリースされた。
アルバムとしては、音楽的に米国と英国が混在している。Madonnaさん本人が「Bedtime Stories」のような“英国”を押したがったのに対し、市場は“米国”を求めた感もあるが、僕としてはこの“米国”的な「Survival」「Don’t Stop」のようなシングルにならなかった曲が好きだ。Dallas Austin、BabyfaceといったR&B畑の人がPopの頂点にいるMadonnaさんのために頑張っている。結果が良いからOKである。後にこの頑張りを聴くのはJ.Loの「Walking On Sunshine」… こういうSmoothな一面もあるから何をやっても結局毎回Madonnaさんを聴いてしまう気がする。
新アルバムのジャケット(赤髪ブームその1)
美麗的挿曲
Elva 蕭亞軒(エルバ・シャオ)の昨年7月に出たベスト「美麗的挿曲」。Elvaが99年に「Elva 蕭亞軒」でデビューしてから03年の「第五大道」までの5年間に出した計7枚のアルバムから24曲が収録されている。03年に出した日本でのアルバムを含めると5年間に計8枚。数字ではアイドル的なリリースペースだが、これは彼女がリリースペースの速い香港を活動視野に入れたためだろう。事実彼女は01年、02年と北京語歌手では早い時期に中華圏のアーティストの憧れである香港コロシアム公演を成功させている。
Elvaの魅力は、ずばり“踊って歌えて可愛い!!”それだけでなく、人選も言えると思う。デビュー当時から陳偉を主に在米韓国人Jae Chongも使い。順子、Yida 黄義達、JJ 林俊傑、Chet林一峰、SAKURA、AK(柿原朱美)とも共演している。Warnerに移籍した時にElvaが出した条件に「他のシンガーと共演をしたい」と提示しただけある。また、Elvaの曲を作曲してから歌手デビューしている人もいる。ElvaがいかにVirginで大切にされていたのかが分かる。
主はR&Bだが、様々な音楽に挑戦しても自分の物にしてしまう。これがElvaの特徴だ。彼女のライブDVDを見てもらうと分かるが、彼女の最大のヒット曲「一個人的精采」はこのベスト盤にはオリジナルのPopsアレンジが収録されている。だが、実際彼女がライブで演奏するのは自身でギターに挑戦しRockアレンジをしている。
デビュー後、初めて長期的にリリースの無いElvaだが、VirginからWarnerに移籍し、その移籍会見では日本を含む全世界のWarner Musicの社長が召集されるという。Warner第1弾のアルバムは11月にリリースが決まっている。台湾Warnerの討論区(BBS)では今回は王力宏を使ったと自分で書き込んだり、韓国ドラマ中毒だと書き込みしたり。今まで見られなかった面が見えるだけでも僕は大満足だ。「我…..一定會努力的做這張全新國語album…. 不會讓你們失望的….我保證!!!! You got my words here!!!!! Promise!!!!!」と書き込むあたり、やっぱりElvaはカッコイイ。
(これが新アルバム )
(最近出た軟硬天師のベスト )
今日紹介するのはJan 林海峰(ジャン・ラム)。彼は90年代から活躍するマルチタレント。日本でも90年代後半にポリドールからデビューしていたり、よくデザイン系の雑誌に特集されてた為、知っている人もいるだろう。 ※ 以前紹介したのは、Chet 林一峰(チェット・ラム)。サザエさん風に言うと、こちらイチミネさん。今回はウミミネさん。名前ややこしいので注意!
林海峰は67年香港生まれ。ラジオ局でナビゲーターだった姉に誘われラジオでデビュー。今では香港の名脇役、葛民輝(エリック・コット)とコンビを組み、軟硬天師(ソフト・ハード)としてラジオで大人気となる。91年には「車欠石更」でCDデビュー。93年には「廣播道軟硬殺人事件」というレゲエやラップを取り入れたアルバムを出し、パパラッチを風刺した曲や、コンドームの使用を呼びかけた曲なども歌う。その後は、葛民輝は俳優とし、林海峰はラジオDJ、映画監督をする傍ら、歌手としても97年に「的士狗格(Hard Beat)」でソロデビューし、今回の「三字頭」は約3年ぶりソロ後6枚目となる。Hard Beatだけでなく、林海峰をモデルにしたLam Dog(マイケル・ラウ製作)も日本でブレイクした。
今回のアルバムは、非常に良いのだ。いつもながら彼のセンスに最後までやられる。彼特有の裏声コーラスも満載である。「三字頭」「男子組」とSmoothなRapが入っているのも最高だ。気づいたらこのほんわかムードが終わっているのだ。香港の多くの歌手が広東語でCDを出しても売れない時期に“変わらぬ我が道”で1位になる。やはりジャン・ラムは健在である。
(前回のアルバムより)
The emancipation of Mimi (韓国版は$12.99)
今、アメリカで売れに売れているMariah Carey。最新のアルバムは「The emancipation of Mimi(直訳は「ミミの解放」)」という題で今年3月に全世界で発売されたが、今年半ばにタイトルを「Mimi」に変更している。親しい友達に呼ばれていたMimiちゃんと呼ばれたいらしいです。言ってくれればMimiなんてあだ名つける前にマラって名付けてあげたのに・・・っていうか、何を解放したいのかなぁ…。ぶっちゃけ今ミミって言われてもマギー審司が思い浮かぶ・・・ さぁ、アルバムに話を戻します。ジャケットを見て頂ければ分かりますが、「Mariah + 金」つまりゴージャスなんです。彼女も最近の流行のセレブシンガーであるとアピールしています。
内容としては非常にバランスが取れています。MariahのR&Bでの最高傑作でしょう。Jermain Dupriとの製作も95年の「Fantasy」から始まり10年経つんですね。Jermain DupriとMariahという製作コンビをアピールしている気もします。シングルカットされている「I like that」Billboard Chartで12、3週1位になった「we belong together」、今Top3にいる「shake it off」と全てDupriとの製作です。
また、アルバムの特色としてはThe Neptunes, Kanye Westと使っているが、Kanyeの使い方が上手い。「アルバムの話題作りに1曲入れただけ」この姿勢が最高である。Brandy, Janet JacksonとKanyeのプロデュース曲をシングルカットしてアルバムプロジェクトの終わったR&Bシンガーは多い今、このKayneの使い方は戦略勝ちだと思う。
11月に数曲追加し、改盤を出すらしい。今アルバムを持っている400万くらいの人に失礼だと思わないのか聞きたいが、実際、Mariahも苦しいのである。1曲目が1stシングル、2曲目が2ndシングル、3曲目が3rdシングルという単純な曲順が今の「R&Bが売れない」という音楽業界の背景を物語っている。
(初回盤)
(いつもすぐに2版が出るんです )
7月にリリースされ、中華圏で大ヒットしているWill 潘瑋柏(ウィルバー・パンまたはウィル・パン)の4枚目「高手」。潘瑋柏は80年生まれ、高校は台北のインターで、大学はLAに行っている。Channel VのVJをした後、ドラマ「麻辣鮮師」でブレイクし、03年に「壁虎漫歩」で歌手デビュー。このアルバムは周杰倫が楽曲している。
今回のアルバムが大ヒットした要因は「不得不愛」の大ヒットだ。内地(大陸)やシンガポールなどでこの曲は非常に人気で、先日24日にマレーシアのFM 988で発表された全球華語歌曲排行榜(マレーシア、香港、台湾、シンガポール、北京、上海、広東のラジオ局合同チャート)でもかなり長期で上位に食い込んでいる。実際、この「不得不愛」は弦子(ゲンコじゃない、日本だとフサコと読むらしい)という広西出身の女性シンガーは今年台湾ユニバーサルと契約を結んだ歌手だ。弦子について尋ねている人がネットでも多いのがこの曲の影響だろう。弦子の大陸で出した曲 視聴可
このアルバムは10曲中韓国の曲のカバー曲が3曲。前作の「Wu Ha!」に比べると少ない。自作の曲も収録され、JJ 林俊傑 の「跟我走吧!」といったカッコいいバラードも収録されている。
陶喆
台湾R&B界のGod Father, David 陶喆(デビッド・タオ)が97年に出したデビューアルバム「陶喆」。台湾にNew Jaggi Swing(バブルガムブームって言っても良いかも…)を巻き起こしたLA.Boyzのプロデューサーとして注目され、大手レコード会社も乗り出した陶喆獲得競争の結果、自身が設立したShock Recordsからのリリースとなったのが実に陶喆らしい。陶喆は、69年に香港でTVタレントの父と京劇女優の母の間に生まれ、台湾のアメリカンスクールに通い、その後アメリカで育った。
このアルバムは8年前にリリースされたにも関わらず、台湾R&Bを好きな人にはいまだに支持を獲ているアルバムだ。台湾金曲奨で「最優秀新人賞」と「最優秀プロヂューサー賞」を受賞している。「飛機場的10:30」「是是非非」「心亂飛」のようなR&Bをメインに、「王八蛋」のようなギターメインの曲、中華圏の多くのシンガーがコンサートでカバーする「愛・很簡單」も収録されている。「望春風」は台湾人の多くが好きな台湾語曲の一つ。その曲をR&Bアレンジした事で、幅広く台湾人に聴かれるようになった曲だ。僕は「流沙」が気に入っている。「愛情好像流沙~」って切なさが音楽と共に心に響く。ベスト盤「樂之道」にはなぜ収録されなかったのだろう…
台湾Smooth R&Bを知るにはマストアイテムです。もう8年も月日が経つアルバムなので時期を問わず、聞きたい音楽が無いときにでもトライしてみて下さい。
F.I.R. 飛 兒楽團
F.I.R. 飛 兒楽團というバンドの昨年出たデビューアルバム「F.I.R. 飛 兒楽團」。台湾では珍しいドリカム関係なバンドです。F.I.RはFayeという女性ボーカル、Ianというプロデューサー兼キーボード、Realというギターの3人編成。台湾の人気ドラマ「門魚」の主題歌になった「Lydia」で話題となり、その後「Fly Away」「我們的愛」「你的微笑」とオンエア曲が変わる度にヒットし、気づいたら台湾金曲奨で最優秀新人賞をはじめ中華圏の音楽賞を数々受賞している。今年香港コロシアムでも公演を行いその勢いは一向に衰えを見せない。
このアルバム後、F.I.R.は今年4月に「無限」という2ndアルバムを出し、「無限」、「千年之恋」「Love*3」とヒットさせた。中国語のカラオケに行ったらよく歌われているこの1枚目のアルバムは、盛り上げる上でもマストかもしれない。
(台湾盤) 日本でもリリースしています。日本公式HP
台湾最大のバンドMayday五月天の去年に出た「神的孩子都在跳舞」。五月天は5人組バンドで99年に「五月天」でデビュー。01年には台湾金曲奨の最優秀バンド賞を受賞。このアルバムは5枚目だ。01年にGlayのExpoにも台湾代表とし参加したため、名前を聴いた事ある人もいるだろう。
五月天の台湾での人気はズバリ”詩”だろう。詩の内容が等身大で飾らないからだと思う。また、今回のアルバムで大ヒットした「拉圾車」のように台湾語でも歌うから台湾人から親しみがあるのだろう。台湾語で歌い続けているのも彼らが台湾で人気になりえた理由かもしれない。最近出たベストアルバムは2枚組になっており、1枚目は北京語曲集、2枚目は台湾語曲集。
正直、日本人が聴く台湾の音楽としては賛否両論だろう。音楽的にはバンドな為特に新しい物は無い(これは台湾だけでなく世界どこ見ても同じだろう)しかし、台湾らしさは他のどの台湾のアーティストより入っている。台湾人に親しまれている音楽として聴いたら面白い。
日本で全米進出歌手の代名詞となっているSeiko松田聖子が02年に出した全米第3弾「area62」。第1弾がSonyから90年「seiko」。第2弾は96年にUniversalから「was it the future」。それらに比べこのアルバムが話題にならなかったのはHip-Oというインディーズでの発売だったからだ。
このアルバムは9曲+ボーナストラック4曲。この9曲から4曲を半年間Billboard Club Play Chartに出し続けた。「all to you」「downtown tokyo」「just for tonight」とクラブでスマッシュヒットし、「just for tonight」はMaxiシングル発売までされた。時に日本語を織り交ぜ曲にインパクトを与えたダンスアルバムだ。
僕は松田聖子のアルバムをこれ1枚しか持ってないが、インディーズでも全米進出を頑張る彼女には驚いた。今、Popsでの全米進出はR&Bでの全米進出より難関だ。その難関にクラブという一番我々アジア人の進出しやすい市場に的を絞り、半年もアルバムプロジェクトを続けてしまう。すなおに同じ日本人として彼女の海外での活躍はすごいと思う。
日本盤は1900円
(タイ盤VCDの値段は…)
相手に自分を理解してもらうには相手に合わせて話す事が大切だ。「老人にはゆっくり、大きく」等。外国人に日本語で話す時には、時に日本語を簡単にする必要もあると思う。そういった配慮ができるかできないかというのは、どの世界(芸能界)でも同じ事だろう。97年だと思う。高校生の頃に(タイタニック前の)Celine Dionの武道館コンサートに行った。当時 英語は赤点で聞き取りに自信なかった僕がCelineの言ってた事は理解できた。Hが発音できなくてHelloがアローになっちゃった話。今思うとCelineは英語で苦労したからか、簡単な英語で話すという配慮があったのだと思う。結構来日してもそれが出来ない歌手はいる。
タイのTata Youngの日本ツアーの映像。ツアーの行われた日本と本国Thaiでのみ発売されている。Tataはそういった観客に配慮のあるシンガー。彼女自身は父がアメリカ人で英語はペラペラだ。このライブで彼女の話す英語は英語字幕があるが、実際必要ないくらい。しかも相手の反応を見て単語を言い換えるあたりが「理解してもらいたい」という表れだろう。
このライブは7公演した日本ツアーの東京での最終公演。キャリア10年あり、香港返還式典などの大舞台で歌ってきたTataだが、ソロツアーは今回が初めてという事だけあり、本国ThaiからTataの公演のために来日したファンも多くいる。(僕のThai人の友人の友人もライブの為に来日しようと航空券を買ったらしい) 内容は16曲で1時間ちょい。世界進出第一弾のアルバム「I Believe」のオリジナル曲 全12曲、その日本語曲2曲(1曲は英語とのメドレー)、タイ語曲2曲にインド映画に提供した「Dhoom Dhoom」と日本で売り出したモノは全て出した感じ。アルバムの全曲を歌うだけ「I believe」は自信作なのだろう。
踊っても口パクはしない、日本語で歌ってもカンペは見てない、しかも最初でなく最後に日本語曲を歌う(そんだけ覚えている!!)。こりゃスゴイ。客の盛り上げ方も上手いし。何といってもカリスマ性がある。
このライブでは終始KylieMinogueのようにマイクを持って歌っているが、本国Thaiではどうなんだろうか。Janetのようにヘッドマイクは使うのだろうか。このライブを見て年末にタイで発売される8月の初めてのThaiでのソロコンサートのDVDをThai人の友達に買ってきてもらおうと決めた。何かを新しく出す度に次への期待感が上がるTata Young。今度の英語盤にはBritneyやBeyonceの製作者との曲が入るらしい。



