こんにちは! 東京下町在住のあいりーんです。
連日の猛暑日に、お疲れではありませんか?
あいりーんはコロナ前の夏の旅行で訪れた青森県の奥入瀬渓谷の写真や動画で涼をとります。また行きたいなぁ。
さて、今回の絵本めぐり旅は、夏休みにぴったり
親子で出かけて楽しめる、もちろん大人も!
観た人すべてが元気になれる絵本原画展の紹介です!
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展
〈童堂賛歌〉
@平塚市立美術館
初めて訪れる平塚市立美術館、どんな所でしょう?
平塚駅からバスで5.6分、バス停から5分足らず、、、
バス停からの道で、『おおきなかぶ』(福音館書店)の絵で有名な彫刻家 佐藤忠良 の作品がお出迎えしてくれました!
足下の水が涼やかです(実際はね、、、猛暑)
涼しい館内、1階のチケット売り場には三沢厚彦さんの作品が~!!
階段をのぼった先には、
ドーンとメインビジュアルと、手前両脇に男の子と女の子の作品。
入場前にハート♡を射貫かれました
どうしましょう~
実は、彼ら(そう、ザ・キャビンカンパニーは阿部健太朗さん、吉岡紗希さんお二人のユニット)の絵本はあまり手に取ったことがなく、手元にあるのは3冊のみでした。
そのうちの1冊、『ゆうやけにとけていく』がとにかくお気に入りで、原画展示があるとのことで、わくわくしながらの訪問でした。
『ゆうやけにとけていく』
ザ・キャビンカンパニー/作
小学館 2023年7月
目に鮮やかな蛍光オレンジの夕焼けのインパクト!
中を開くと、ノスタルジックな夕暮れ時の思い出の数々が浮かび上がります。
ブロック塀の模様に、角張った車のフォルムに、懐かしさを覚え、日が沈んでいくのを味わい尽くした頃を思い出すのです。
作者の遊び心、名画「晩鐘」や「種蒔く人」を見つけるのも楽しく、色彩の妙、夕日の沈んでいく様を堪能すべく、行ったり来たりしながら眺めています。
第29回日本絵本賞大賞受賞作品。
本当に美しくて素敵な原画でした
これだけでも大満足ですが、今回の展示、単なる原画展ではないのです!
展示は七つのコーナーに分かれ、大きな絵本作品をイメージさせる文章に誘われます。
入ってすぐは「あたまのなかの冒険」です・
わぁ~ってなる大きな、そして細かい作品に近づいてニマニマしながら拝見。
こんな可愛い立体作品も!
絵本の主人公です
お次の暗い小部屋では、影絵のような映像作品「オボロ屋敷」が投射されています。これがなかなか楽しく、係の方に尋ねたら子どもに大人気とのことでした。
きっと面白写真が撮れますよ!
平日夕方で貸切状態でラッキーでした♪
そして、
圧巻の「アノコロの国」
どこを観ても見応えたっぷり!
よく観ると絵本の登場人物たちがあちこちに!
だいおういかのいかたろう!
しんごうきピコリ!
ケチャップれっしゃ!
作品をもっとたくさん読んでから、また遊びに来たくなるワンダーワールドでした。
企業とのコラボコーナー「ならばの脱皮」では、2023年こどもの読書週間のポスターも 長年、彼らの敬愛する荒井良二さんが手がけていましたが、昨年はザ・キャビンカンパニーになりました。
他にもチョコレートの明治さんとの作品も
そして、原画が大集合!
「玉虫色の窓」
400点の作品群に、何度目かの「わぁ~♡」
あの絵本のあのページ❣️
「雲とモヌケ」のコーナーでは、ザ・キャビンカンパニーのアトリエ、大分県由布市の廃校を味わえる展示物と共に、インタビュー動画も見られます。
YouTubeでも公開されています!
本当に素晴らしい展覧会を観て、
彼らのアイデアや考えに触れて、
描かれる子どもの真摯な姿に心うたれて、
たまらず翌日、地元書店にあった3冊、そして図書館でも数冊ゲットしました
しばらく、ザ・キャビンカンパニーに浸る夏を過ごします。
↑この床に垂れてる絵の具のかけらです
遊び心満点のザ・キャビンカンパニーの展覧会
会場で絵本も読めるので時間に余裕をもって楽しんでくださいね
韓国や中国で翻訳出版されているのですね
この後巡回するので、要チェックです。
展覧会詳細は公式WEBサイトへ
メインビジュアルに登場しているキャラクターたち。
作品を読むとさらに楽しくなります
読んでから行くか
行ってから読むか
長い夏休みにぴったりですね
実は3歳までザ・キャビンカンパニーと同郷の大分育ちのあいりーんが熱くお届けしました
ではまたね~
※本展覧会は撮影OK SNS掲載OK と確認しています