こんにちは!
東京のかこです。東京では、桜がやっと咲きほころび、新しい年度が始まりました。
文庫では『さくらがさくと』(とうごうなりさ/作 福音館書店 2020)を読みました。
この季節、赤ちゃんの時から文庫に来ていたお子さんが、保育園に入園して今週はならし保育なんです~なんてことを聞いて、また新しい年度が始まったんだなって思います。
子どもたちがこの一年どんなお友達や先生と出会うのだろう?どんな体験を積み重なるのだろう?ひとつひとつの出会いや体験がかけがえのないものとして、子どもたちの中に大切な核を作っていくんですよね。
そんな中で思うのは、どうか、どの子も狭い枠にはめられずに、その子らしく、のびのびと生きてほしいということです。
どうしても私たちの人間社会の中には、時代や社会情勢のなかで「こうあるべき」という枠が出来上がってくることがあって、その枠にはまらないとはじかれてしまうということが、これまでの歴史の中で起きていました。
とくに明治以降、大日本帝国憲法によって家父長制がしかれ、女性の権利が狭められていました。
(ちょうど4月から始まった朝の連続テレビ小説「虎に翼」ではそんなことが描かれていますね!)
しかし、ここ数年で社会の認識は大きく変わってきました。SDGsの目標として取り上げられているジェンダー平等や、どんな人も平等であるという意識。性自認に関する意識、LGBTQに対する理解も大きく進みました。
1か月前のブログ記事では、そうした絵本を3冊紹介しました。
その時に紹介した『ジュリアンはマーメイド』(ジェシカ・ラブ/作 横山和江/訳 サウザンブックス社 2020)
その続編、『ジュリアンとウェディング』を出版できるように・・・とクラウドファンディングが始まっています。
『ジュリアンはマーメイド』を翻訳された横山和江さんが、続編も翻訳出版できるようにと、挑戦されています。
目標額130万円に対して、現在集まった資金は25%ほど・・・もっともっと多くの人の応援が必要です。
どのような子もしなやかに、誰もがありのままに生きることができるように、ぜひ『ジュリアンとウェディング』の絵本が出版できるよう、みなさまのお力を貸してください
どうぞよろしくお願いします