【続】No MUSICAL , No Life!!
ブログネタ:アートは好きですか? 参加中
エンターテインメントにとって、分かりやすいということが、何より大事なことかもしれません。分かりやすい内容が、必ずしもいいとは思わないけれど、分かるよう伝える必要は…あります。そこの部分が、演奏など表現に関わるものにとっての、「アート」だったりして(ちなみに、TV番組を作っていたときは、女子中学生でもおじいちゃんでも分かるようにしろ!トカ、よく言われたなあ…)
「アート」やら「エンターテインメント」やらって言うのは、内容ではなくて、単に視点の違いなのかもしれない。僕には、区別がよくわかりません??
そして、表現者になって初めて、分かりやすいって事の果てしない難しさが訪れる…
とりゃ!
若き役者たちとの本番が終わって随分経ってしまいましたが、来てくれた人や仲間のために、客観的に振り返ると…
観客にも恵まれ、大成功です!!来てくれた人があれだけ喜んでくれたら、大成功でしょう!全体的に、よくぞここまでやった、というところなのではないでしょうか?…僕は芝居に打ち込んだことはありませんが、ドラマの演出家になろうと必死だった時期があるので、多少分かります。
ただ、演出や、観にきていた歌の先生とも話したのですが、言葉が伝わらない感じがすることが、時々あって、これがもったいない~!!! 何を言っているのか聞いていても分からない部分は、稽古が進むに連れて、なくなっていったのですが、聞こう分かろうとしないと、分からなくなる時がある。観客が分かろうとして近付いていかなくても、言葉の方が勝手にお客さんに届いて、その心に落ちてくれるようできたら!
…音楽を聴いている時、もう一つ心に届かない感じ、メッセージが指からこぼれていくような感じを受けることがありますが、それに酷似している!
男子全員…笑
技術は、冷静でないと崩れてしまうとは、僕も日頃言われている、積年の課題でござるが、冷静でありながら、肉体を隔てた相手の心に、肉体を使って情熱を伝えるのは、どう考えても非人間的に凄いことですね!!笑…だからこそ難しいのでしょう。しょうがない。難しいだけの価値があります!
〇×△
打ち上げも参加させていただきました。いただいた手紙、言葉…どれもこれも、グッときたぜよ!! カラオケにも図々しく付いて行きましたが、演出の井上さんが、3時になっても元気に歌っている姿に、シビレマシタ。「つまみは炙った…イカでいい」笑
こうやって飲むんだ?!
最後に、井上組のみんな、お花、タオル、Tシャツ、ありがとう!でも、何よりみんなの真剣な姿がよかった!
卒業公演、楽しみにしてます!これは挨拶ではありません。みんななら、必ずやり遂げるでしょう!そこはジャニーズなんだ…
日本を代表するタンゴ・ミュージシャン、小松亮太さん (←クリックでブログへ!!)のライブを観て来ました!(…数日前のことですが。笑)
やはり凄い!楽しませていただきました。みんなやたら上手くてカッコいいし、アンサンブルは何だかシャープな感じがするのです。…う~ん。
終演後、楽屋詣でに行きました。先日の東京バンドネオン倶楽部公演で共演したアーティストが、小松さんを始め、何人か出演されていたのです。そこで、公私共に長年小松さんとタッグを組んできたヴァイオリニストの近藤久美子さん (←クリックでブログへ!!僕はこの方を、勝手に師匠だと思っています笑)に、前から気になっていたことを聴いてみました。
それは小松さんの衣装のことです。
ライブもコンサートも、ショウだと思っている僕は、衣装も大変重要だと思っています。思っていますが、実は非常に難しい。…ない!!ステージに持っていけるほど派手で、かつ綺麗なシャツと言うものが、現実問題として、ないのです。売ってない。お店で見たことがない!
ところが、小松さんの衣装はいつもとってもきれいで、感心していたのです。演奏はもちろん、MCは名人芸、その上、衣装までかよ~って。
昔は、近藤さんが探して買っていたそうです。日本のものはどれも地味で、胃が痛い思いをしながら、探してたとか。海外のもので、たま~に使えるものがあるらしいのですが、ある時に迷わず買わないとなくなるし、バカ高いしで、本当に嫌だったそうです。
で、今はどうなのか。どこにそんなシャツが売っているのか?教えてください~!!!…しかし、その答えは、反則でした。「ジャニーズの衣装デザインしている人が知合いにいてね…」作ってもらってるらしい!!「な、なんと、ジャニーズ系っスかッ??!」
…こんな話をしながら、楽屋の廊下で、バンドネオン奏者の北村聡さん、鈴木崇朗(たかとき)さんと、ぱくぱくケータリングを食べてました。本番の後のコーラは格別ですねー自分、出てないけど笑
さて、話は多少変わりますが、僕は2月29日(金)オペラシティで、ピアソラのオラトリオを日本初演するというプロジェクトに参加しています。その中身を、初めて知りましたー!
チラシができてるし!笑
『若き民衆』というこの作品、公式な録音がなく、様々な「大人の事情」でほとんど再演されず、今では幻の作品になっているそうです。
…え?その上、1曲じゃないんだあ。小松亮太さんの新作、世界初演も??かなりの大編成のオーケストラで、ベースだけで6人もいるの?タンゴのできるベーシストは総動員らしい笑
へえ~、そうだったんだー!!!笑
No MUSICAL , No Life!!
人が羽ばたいていく瞬間に立ち会うって、山頂から初日の出を見るときみたいに、でももっと激しく気持ちが高揚するんですね!
今回の仕事では、演じるみんなが、本当に短時間で変わっていきました!何と言っても、そこが面白い。女優陣は益々綺麗でキラキラしてくるし、男性諸君は(同性なのに)コイツらカッコいい!と思っちゃうのです。
…それは、自分丸ごと、芝居に、ダンスに、歌にぶつかっているからか。とにかく、人が輝くのに一役買ってるなんて、あまりに素敵な仕事です。
桐朋のミュージカルコース試演会、終わりました!
観に来てくれた方々、重ね重ねありがとうございました!やっぱり観客と一緒に、ショウは作るものですね!音楽だけやってる時は、なかなか分らないのですが。
今回も楽しませていただきました。何やってても、仕事が楽しいなあ(笑)
さて、進化していく役者たちは、全体や流れを少しずつ変えていきます。まるでその時、未来が変わっていくような、不思議な感じがします。そうなると、その時の流れに乗るつもりで弾くと、演奏も変わっていく!だから、(ほぼ笑)楽譜どおり弾いてるのに、いつもアドリブしてるみたい!でした。
稽古稽古でまったく遊べず、バイトもできないから生活も苦しい。だから、何で好きなことしてるハズなのに、こんな苦しいんだろ、と思う時もあるだろうな(←芝居の中に、そういうシーンがあります)。
でもだからこそ、とびっきりキラキラ輝いてる。苦しかもしれないけれど、気持ちが爆発するような激しい高揚感、本当に楽しい!って瞬間は、自分を全部ぶつけてるから味わえるんじゃないだろうか…
人にもよるのは承知していますが、僕はやっぱりそういう生き方がいい。やっぱり、その時その時が刹那的に楽しいより、総体的に楽しい人生がいいなあ(でも、お金は大事です笑)。
←井上組!! みんなオトコマエ!
さて、最近内容がマジメで、我ながらビックリですが…やっぱチャカせませんでした(笑)
つづく。
↓男子楽屋で見つけた!