ダブルメジャーを深める | ワンセルフカードの広場

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ワンセルフカード認定トレーナーによるワンセルフカードを使ったセミナーや講座の情報広場です。

ワンセルフカード、メイントレーナーのマサコ(中本雅子)です。

4/27付の記事 で「ダブルメジャー」という言葉を
ご紹介しました。

今日はこのことについて
もう少し別の観点で書いてみたいと思います。

ですのでこの記事はカードのことではないですが
このキーワードにご興味ある方は
長い文章ですが読み進めてくださいませ。
m(__)m



昔から日本では
「二束のわらじ」という言葉があります。
しかし実際にはこう言って自分を
過小評価する場合に使うことが多いですね。

しかし案外この二束のわらじが
心の仕事には大切なセンス
でもあるのです。

私がそのように思う根拠は
中沢新一氏(文化人類学者)と
河合隼雄氏(心理療法家)という豪華な二人の
対談本の中のチベット仏教のお坊さんの暮らしを
紹介しているくだりにあります。



”お寺の中に籠っている出家したお坊さんのことを、
 たしかにいろいろな戒律を守っていて
 偉いとは言うけれども、
 一方では大したことないと思っている部分があるわけです。
 というのは密教行者は日常生活をやっていますから。
 (中略)
 彼らは飴売りとかいろいろなことをやっているんです。
 けっこう情けない商売をしている(笑)。
 僕の知っている偉いラマなんか、
 娘と母親を両方とも自分の奥さんにしてしまったんで、
 もうたいへんなんです。
 それで、しようがないから仕立て屋やっている。
 一日ミシンを踏んでいますよ。
 そういう情けない作業をしているんだけど、
 この人はじつはたいへんな覚醒者なんですね。

 ですから本当にたいへんなのは、
 日常のそういう暮らしの中で、
 自分が体験したものと
 全体性をもって生きることができるかどうか
 ということなんです。

 それが怖い人は、お寺に籠っているほうがいいと。”
            (以上、中沢新一:談)”

  ~『ブッダの夢』(朝日文庫)より~

 
もちろんセラピストとお坊さんは
違うと言えば違いますが
共通点はそれぞれが自分の精神センターを
営んでいるということ。

実は私も退院直後は入院中のブランクがあり
本来の講師の仕事はなくなり、
あるイベント会社の発行する
メルマガ編集の仕事をバイトでして
自分の事務所の家賃を捻出していました。

特に女性は家事育児、近所付き合い、
PTA,町内会、マンションの自治会等など、
様々な日々の雑多な仕事と向き合いながら、
ライフワークを展開している方が多いので
バランスの良いセラピーや
セミナーが実は出来るのだと
私は思っています。

そして心のバランスのよい方々が多い
誇るべきワンセルフカード 認定セラピスト、
トレーナーです。

どうぞよろしくお願いいたします。

なお、画像の絵はrainbou-Trikeさん 
るり子さん に依頼し描いてもらい、
プレゼントをしてくださったもの。
色んな卒業生に囲まれている絵で
今日の記事のイメージとぴったり!
4月で認定講座が3周年ということで頂きました。
恐縮です!感謝です!!

先日の
寄り添いの写真も含めて
玄関に飾りましたのでいらした方は見て下さいね~。
【補記】メモ 
(1)会社のHPを5/1付で更新

 
(2)
認定トレーナーの開講日程 を4/27付で更新

(3)ワンセルフカード セラピスト認定講座、 
   およびワンセルフカフェの詳細はこちら

(4)本部の
公開講座のカレンダー 

(5)この内容とは別の視点で
綴るカードの作者、

   中本雅子のブログ