だいぶ遅くなってしまいましたが、12月に行われた大学選手権(インカレ)の結果を集計して表を更新しましたので掲載します。
 

 

成績アップが最も目立ったのは、駒沢大学です。


JAPANカップ前は、ランキング32位でしたが、JAPANカップでは14位に入り、ランキング27位。


今回のインカレでは、さらに突き抜けて初の決勝進出をはたして、12位をゲットしました。


そのため、ついにランキングは22位になりました。


たった1年で10ランクのアップです。


ここまでくると、目標は来年のJAPANカップでの決勝進出ですね。そして、それはすぐに手の届くところまで来ていくと思います。


その他では、桜美林が3ランクアップの9位となりました。JAPANカップは残念な結果でしたが、やはり、実力は上がってきているようです。来年が楽しみです。


さて、このランキング表も13年ぶんとなり、26の全国大会の成績の早見表として自分でも便利に使えるようになってきました。


梅花女子は、その26の全国大会全てで5位以内をキープしており、これは特筆すべき安定性だと思います。今回も5位を守って、堅実性をアピール。


ちなみに、梅花女子の次となりますと、桜美林です。26の全国大会の結果が全て15位以内です。


今回は、ランキング上位6チームには、順位の変動ありませんでした。


その上位6チームのうち4チームは男女混成チームです。


■日本文理 男女混成
■帝京大学 男女混成
■梅花女子 女子
■日体大  男女混成
■立命館  男女混成
■日女体育 女子


私がチアを見始めたときには考えられなかったほど、あっという間に、男女混成チームが上位を占めるようになりました。

 

男女混成チームのパワフルな演技はもちろん見ごたえがありますし、梅花女子、日女体育、大阪学院大などが女子選手だけで頑張る姿にも心をうたれます。


最後に、集計方法の補足説明です。


大学部門は、応援団部門と競技部門に分かれていますが、この表では、両部門を通しての順位で集計しています。


両部門で若干の採点方式の違いを持たせる必要があるにしても、素晴らしいチアというものの基準は部門に関係無く普遍的であって欲しいという私の願いに基づいています。
 

画面が、生映像にスイッチされると、そこに現れたのは、3段のピラミッドも含めて整然とした陣営を作って、所狭しと並んでいる選手の方々でした。


人数は、たぶん45名。


スタジオの中にカーテンのような仕切りを作って、その中に青マットを敷いて即席のステージを作っていました。


45名で演技するには、かなり狭いステージですが、その分、普通だったら拝見できない高密度の演技を見せていただけるまたとない機会と思えましたので、こちらの興奮も高まりました。


TV出演の多い箕面自由ですが、これまでは密着取材が多かったので、スタジオの中で選手の方々を見たのは初めてでした。


さすがにTV用のスタジオだけあって、照明などが完璧で、選手の方々の細かな表情まで大変よく見えて感激しました。


手を伸ばせば届きそうなほどの臨場感は、スタジオならではのものです。


ベアーズのユニフォームが、こんなにはっきり大きく映ることも、そうないだろうなと思えるくらいの貴重な映像だったと思います。


さて、すぐに演技か、と意気込んだのですが、たのけんさんの、「準備がありますので、ちょっとだけお待ちください」の言葉とともにCMに突入。


そして、3分45秒の待ちきれないほど長いCMが明けると、いよいよ生演技です。


生演技は、競技と同じに長さの、ぴったり2分30秒でした。


まずは、バスケットトス。


バックフリップ9基が同時にあがります。


かつての私もそうでしたが、チアを始めて見る者にとっては、このバックフリップはかなり衝撃的です。というわけで、最初に持ってくるのは効果的と思いました。


バックフリップで驚かせたあとは、こんどは、後列から順に2基→3基→4基とバスケットトス。これは、バックフリップ、レイアウト、Xアウトと異種の空中姿勢を順に披露して盛り上げます。


ここまでがオープニング。


そのあとは、出演者の名前をひとりづつポン文字で表示。


それがおわると、前列の楽しいダンスの後ろで、バク転おこしでの1-1-1。


ここは、ひねりが入っていないものでした。


もしかすると、とっさの判断でひねりを抜いたためなのかもしれませんが、ちょっと一瞬斜めになりました。しかし、ミドルが「ここは腕の見せ所」とばかりに落ち着いて力強く立て直し、完璧に1-1-1を完成させていました。


トップ選手も笑顔のままでしたので、ヒヤリとすることもありませんでした。


そのあとは、例の技、そう、ヒールのままの宙返りでのエクステンションヒールストレッチ3基


そして、怒涛のバスケットトス、8基のエクステンションスコーピオンなど、めまぐるしく場面が展開します。


最後は、センターでのダブルトータッチの1-1-1に続いて、両脇でトータッチの1-1-1。


特に、最後の1-1-1は、相当に距離が出ていることが跳ぶ前からはっきりわかりましたので、こちらもかなりドキドキしました。しかし、本当に綺麗に決まり感激しました。


ここまでが真剣な演技で、そのあとは、たむけんさんを迎えてのエキシビション的な演技。


例によって、たむけんさは、非常に緊張してコワい顔をなさっていましたが、最後はセンターに問題なく収まって、この部分まで含めて全てノーミスの演技を完成させていました。


ちなみに、たむけんさんの後ろで、2人のミドルを一回倒して、おこした瞬間に2-2-1を完成させるという大技をやっていましたが、たむけんさんの陰になってあまり映らないという隠し味的存在になっておりました。


わかる人だけがわかるという演出が、なかなか粋だなと思いました。


演技が終わると、出演者たちがかけよります。


出演者の方々の声のトーンがあきらかに高くなっており、興奮状態。


この心理状態、体験しているので、よくわかります!


番組は以上のようなものでした。


さて、実はこの日、ベアーズは「豊中市立文化芸術センター」のこけら落とし公演に出演していました。


たぶん、この公演は前々から決まっていたものと思われます。


もちろん、この公演も、非常に重要なイベントに違いありません。


その同じ日に、「生放送で演技」という、普通だったら一生に1度有るか無いかという大一番。


私だったら、このような場合、「他の重要な公演が入っていますので...残念ですが」などと言って、どちらかに絞ってしまいそうなところ。


しかし、両方とも引き受けてしまうという、その積極性。


見習わなければならないなと思いました。


もちろん、選手の方々の体力や集中力を、監督をはじめコーチ陣の方々が信頼しているというのもあるのでしょう。


そして、選手の方々もその信頼に応えてノーミスで仕上げてしまう、そこに私は感動しました。


(おわり)
 

2016年10月10に放送された「ちちんぷいぷい」の印象を書きとめた10月ブログ記事(1)(2)の続きです。


「バク転からの1.25ツイストつきおこし技」の紹介が終わったその次は、たむけんさんが、ベアーズの男性用ユニフォームを着て、練習の体験をするシーンでした。


まず、お手本として、トップ選手が地上でスコーピオン。


さすがにお手本として登場しただけあって、このトップ選手が上げたつま先は、頭の真上にあり、しかも頭の上から、頭2個半ぶんくらいは高く上がっていました。


しかもバランスが全く崩れず、綺麗なポーズでピタリと止まりました。


箕面自由にはスコーピオンが綺麗な選手が沢山いらっしゃって、自由演技でもたびたび印象に残っており、ブログにも書いた記憶があります。また、昨年度の関西大会のグループスタンツでも特に綺麗なスコーピオンを見た記憶もあります。今回のトップ選手は、もしかするとそれらの選手のうちのどなたかだったのかもしれません。


いずれにしても、今回のスコーピオンも、足が地面に接着剤でくっついていると思えるほどぴたりとしていました。地上でここまで仕上げておいてはじめて、ミドルの上で綺麗に演じることができるのかもしれないと思いました。


さて、番組に話を戻します。選手のおひとりが手本のスコーピオンをさして、恐る恐る


「これ、やってもらって..  ぃ ぃ ですか?」


「できるかっ」


憮然とした表情のたむけんさん。すると別の選手の方が、


「たむけんさん、できます! ちょっと待って!」


と言って走り出し、どこかに何かを取りにいきます。


ここまで見て、私はようやくピーンときました。


「さては、アレだな...」と。


選手の方がもってきたのは、スコーピオンをするベアーズの選手の等身大写真の顔のところに穴をあけたもの。


穴に顔をつっこんで記念写真を撮って下さいという、よく、観光地などにあるボードです。


ベアーズの25周年記念公演のときに、ロビーに置いてあったのを見ていたので、ピーンときたというわけです。(モデルの選手は、数年前に現役だった選手と思われますが、お顔の部分が無いので、残念ながらどなたかはわかりませんでした)


たむけんさんは、お付き合いという感じでいちおう穴から顔を出したものの、「(僕は)日本一の経験をしたいの。こっちは、日本一面白いとは思うけど」


とおっしゃいます。


そこで実際に行われたトレーニングが、エレベータ→エクステンションと、バスケットトス。


エレベータ→エクステンションでは、もちあげる2人のうちのひとりの役をこなしていました。当然、たむけんさん側は高さが一定せず、トップ選手は大変だったと思いますが、下半身を上手く使ってアンバランスを腰や膝の動きで吸収し、笑顔を保っているのが見事でした。


バスケットトスでは、4人のベースの中のひとりとして、投げ上げに加わっていました。


ただ、さすがにキャッチは無理ということなのでしょう。「投げたあとは、逃げて下さい」と指示されていました。逃げるって、どういう意味だ、と最初思いましたが、すぐにわかりました。

 

投げ上げたあと満足感に浸って突っ立っていると、落ちてきた選手の足が当たりますので、「逃げるべし」ということなんでしょう。


さて、取材映像の最後は、選手の方に輪になってもらい、たむけんさんが仕事の依頼をします。


ちなみに、今回の放送では、監督さんやコーチの方は遠くで見守っているだけでインタビュー等は無く、たむけんさんと選手の方々のコミュニケーションに重点を置いた構成になっていました。


さて、その依頼ですが、「10/10に、スタジオで生で演技をしてくれ」というもの。


選手の方々は、嬉しそうに「わっ」と沸きます。


取材映像はここまでで、ここから、画面は、生映像にスイッチされました。

 

(つづく)

チアリーディングJAPANカップ決勝の高校部門で実施された3層目へのトスアップ。

 

すでに4ヶ月前の演技となってしまいましたが、まとめてみました。

 

 

まず注目すべきは、梅花高校。


ダブルツイストのバードを入れると、ダブルが合計5個もあり、今回の大会での高校部門最高を記録しました。


そして、JAPANカップ決勝で、梅花高校のダブルの数が箕面自由を上回ったのは、史上初です。


なぜなら、調査している過去6年ぶんのダブルアップでは、箕面自由≧梅花高校でしたし、2008年以前には、そもそもダブルアップを実施した高校は無いと思われるからです。


また、昨年、ダブルを1個か2個実施していた千葉明徳、東京高校、目白研心の3チームが、今回は、ダブルをいきなり4個も実施したことも大きな驚きでした。


千葉明徳は、ひねり合計が15.0と凄い数で、高校チームとしてはJAPANカップ新記録です。


また、千葉明徳はトスアップの実施数においても16を記録し、これは本大会の高校部門ではナンバーワンです。


以上より、千葉明徳が、トスアップの演技構成においては最も充実度が高かったと言えましょう。


次に、目白研心を見てみます。


目白研心の良いところは、ダブルを4個も実施しているにもかかわらず、1.5も2個実施しているということです。


これは、過去を見ても他に例がありません。


1.5が大好きな私としては、理想の演技構成でした。


最後に、東京高校です。


東京高校の良いところは、ダブル4個を全て完璧に仕上げたところ。


ダブル4個が全て綺麗に決まったのは、箕面自由と東京高校の2チームだけでしたので、貴重です。


なお、箕面自由には、本ブログのカウント法ではカウントされない大技がありました。


ミドルの上に乗ったままダブルツイストをする、例の技です。


このブログでは、「3層目へのトスアップ」「スイッチ」「バスケットトス」の3つに的を絞って詳しい解析を行ってきています。これは、難度の高い業は、この3つのカテゴリーでほぼ捉えきれるという仮定があってのことでした。


しかし、その分類では捉えられないところに超高難度技が出てきたということです。


「さぁ、どうしよう」と思案していますが、このブログの著者としては、まずは「嬉しい悲鳴」と言ったところです。

 

 

★ 箕面自由


準決勝では、例の「地面でのヒールストレッチのポーズから後ろ宙返りするお家芸」を3基のところで1基完全に落下してしまい、箕面自由らしからぬことだなと思っていましたが、それでも250.0点で準決勝1位。


決勝は、「絶対ノーミス」と思って出てきたに違いなく、この技のところにさしかかったまさにその瞬間、選手の方々から出てくる気迫がこちらに刺さるように伝わってきました。


全体として、何度かずるずると落下しそうなシーンや、トスアップで靴底をミドルが掴めていないシーンもあったのですが、その都度、火事場の力のような超越的な力がベース陣から発揮され、こらえていました。


また、終盤でトップが2-2-1のままダブルツイストする部分は、準決勝でも決勝でも、ずり落ちそうになるものの、ミドルが一瞬にして拾い直して、最後には綺麗なキメポーズに持っていけていました。


決勝の得点は、252.5点。


終わってみれば、例の「ミドルがひねり回転をしているトップをひろいあげる技」とか、お得意の旋回バードなど、「あれ、そう言えばなかった」という技があったことに気づきましたが、全体として何ら不足間はなく、堂々たる優勝でした。


★ 目白研心


ヒール--[SW]-->アラベスクというスイッチ技が4基あった他、それとは別に、純正のヒルヒルも4基実施されていたのは、私としてはポイントが高かったです。


準決勝では、そのヒルヒルが裏目に出て唯一の落下を発生してしまいましたが、決勝ではそこも修正されて、ノーミスの演技。


得点のほうは、準決勝が233.5点で2位通過。


決勝は、(おそらくは)そのミスがひとつ無くなった分だけ増えて、237.5点。


全国大会としては、2012年のJAPANカップで、あの新星中京大中京と2位を分かち合って以来の2位となりました。


今回の大会で、ポラリスは、中学も高校も2位となりましたので、少なくともここ数年は特に大きく期待できそうです。


★ 千葉明徳


ふたつ前のブログ記事で書いたように、かなり期待して拝見したのですが、準決勝ではミスが出てしまいました。


序盤で1.5が3つあるところは、1.5好きの私としては、大喜びでした。


もちろん、ヒルヒル4基も健在。


準決勝は、230.0点でした。


決勝が期待されましたが、やはり決勝でもミスが出てしまい、225.5点で3位。


いつも新しいアイデア満載の演技構成の千葉明徳ですが、今回はどちらかと言うと馴染みの技の組み合わせだったような気もしました。新しいアイデアは、次のJAPANに期待しようと思いました。

 


 

準決勝のうち、予選から勝ち上がったチーム(ノーシードチーム)について、印象に残ったことを書きとめておきます。シードチームについては、決勝のところでまとめて書きたいと思います。


★大阪産大付属


今日、観戦に出発する前に、ハリーさんの掲示板で「スイッチ」で検索し、予選でスイッチをやったチームを列挙してみました。


ヒットしたのは15チームですが、ほとんどはリバヒルでした。


ヒルヒルを実施したという記述があったのは2チームでした。


それが、女子聖学院と、この大阪産大付属です。


というわけで、演技前から注目していました。


ヒルヒルは1基でしたが、見事成功。


細かいところですが、大阪産大付属の演技で良いなと思ったことがありました。


ご存知のように、バク転やバク宙やタンブリングなどのシーンで、それを実施しない人は、「ごめんなさい」みたいに頭を低くして目立たないようにするのが普通です。


ところが、大阪産大付属の場合は、逆に両手をパァッと上げてアピールして、実施している人にエールを送る感じで盛り上げていました。


これ、なかなか良いな、と思いました。


準決勝の得点は、164.5点で、決勝進出まであと8点に迫っていました。


たった11人しかいない演技であることを考慮すると、かなりの高いレベルの演技だったものと思われました。


ちなみに、もう一方の女子聖学院ですが、予選では失敗したと書かれていたヒルヒル2基、準決勝ではしっかり決めてくれて嬉しくなりました。


なお、予選組みの中では、横浜女学院もヒルヒルをやっていて、こちらは豪華な4基バージョンでした。


★ 岡崎城西


タンブリングを最後に跳んだ選手の運動能力に注目しました。


そのあとで目で追うと、ミドルをやったりトップをやったり、いろんなことをやっていました。


これだけ活躍できると、チアが楽しくて仕方ないだろうなぁと思われました。


★ 恵泉女学園


準決勝のうち、予選通過組の部分で最も強く印象に残ったのが恵泉女学園でした。


とにかく「鮮やか」と感じました。


どう説明したら良いかわからないのですが、たとえば、静止画を撮ったとしたら素晴らしい出来栄えになりそうな、そんな美しい瞬間が数秒に1度くらいの頻度であるんですよね。


選手ひとりひとりのポーズが洗練されているし、ぴしっぴしっと、キメのポーズをしっかりとっているんだと思います。


体を大きく見せるコツもつかんでいるように思えました。


そして、ダンスがとても魅力的でした。


オリジナリティがあって、新鮮さを感じさせる動きやポーズ。


ダンスもスタンツ部分と同じく、ぴしっぴしっと、キメのポーズをしっかり取るポリシーが活かされていました。


そして、青マットの上、対角線上のフォーメーションになったときの振り付けが魅力的で、もう何度でも見たいと思いました。


技のほうは、いつも恵泉女学園が実施しているフルツイスト3つで作る4-4-3を今回も実施し、安定した出来栄えであることを見せてくれました。


予選では、序盤のリバヒル4基のところで落下があったようですが、準決勝と決勝は、ノーミス。


以前も書いたかもしれませんが、演技すればするほど安定してくるのは、このチームの特徴ですね。


準決勝は204.5点。


そのあとの決勝もほぼ同じ203.5点で、最終順位は5位になりました。


恵泉女学園の全国大会での成績を見てみると、2007年度に5位をとって以来、一時は30位以下になることもありましたが、9年ぶりに5位に戻ってきました。さらに時計の針を2年戻せば、2005年度の高校選手権の2位があります。それからさらに時計の針を7年戻すと、1998年度の高校選手権優勝が光っています。


このブログでも何度も書いていますが、チアリーディングチームがV字復活するという例は、過去にはほとんど見当たりません。


ぜひ、恵泉女学園にそれをやって欲しいと思っています。
 

今回の大会は、高校選手権と中学選手権から成っています。


ただ、中学選手権の競技部門は、決勝戦のみ。


中学選手権には、Division 2も無いので、大所帯チームの2チームめ(Bチーム)も一緒に戦います。


優勝は、やはり梅花中学でした。


夏のJAPANではヒルヒル3基でしたが、今回は4基にグレードアップ。


ただ、落下まではいかないけれど、建て直してどうにかマウントできたような部分もありました。


建て直しは、減点にはなるのでしょうが、観客としては手に汗にぎる感じで盛り上がるので、より興奮できるとも言えます。

 

とにかく梅花中の演技はスピード感があり、今回も相当なものでしたので、それでなくても興奮しますが、今回はプラスアルファがあったとも言えます。


得点は、218.5点。


2位は、目白研心Aでした。


JAPANカップの準決勝では、横浜女学院にわずか2.0点及ばず、決勝進出をギリギリのところで逃しましたが、今回はそれを糧にしてより大きく成長して2位。


2人のトップがロール(水平回転)をしたところが、実にピタリと合っていて爽快でした。


得点は、209.5点。


あの梅花中まで、わずかに9.0点差です。


来年のJAPANカップが楽しみになってきました。


3位は、箕面自由中でした。


得点は、207.5点。


JAPANカップではヒルヒル3基にチャレンジして1基失敗してしまいましたが、今回はそれを2基に減らしてきて、その分確実に決めていました。


なお、中学選手権には、少し変わったチームとして、「PUPPYS+キッズチア富山」の混成チームというのがエントリーしていました。これが、いろいろな意味で特徴的でした。


スタートの音もよくある「カンカン」などではなく、「ピロロロリン!」


ユニフォームの色彩が全く違う2チームが一緒に演技して、視覚的にも楽しめました。


タンブリングでとても大きく気持ちの良いとびかたをしていた方が2名いらっしゃいました。


そのほか、笑顔や声の出し方でも、普通の学校チームには無い特徴があって、楽しく拝見できました。

 

日曜の朝一番の競技は、女子のスモールグループス。


4~5名のチームによる演技で、少し前までは、「グループスタンツ」と呼ばれていた競技です。その前は「パートナースタンツ」と呼ばれていました。


今回は、もの凄く印象に残ったチームがありました。


エントリーナンバー4番の「千葉明徳A」です。


トップの方は体の使い方がとても綺麗で、単に技を披露しているというのではなく、体を使って表現をしているという感じが伝わってきました。


特に、足は長く見えました。どのポーズにおいても、その足が真っ直ぐに綺麗に伸びているのが美しかったです。


それだけでなく、技の難度もなかなかで、○○(←思い出せません、どなたか教えて下さい)からスイッチを入れてスコーピオンになるところなど、おおっと思わせてくれました。


スイッチ技はそれだけかと思いきや、ちゃんとヒルヒルも披露してくれました。


安定したスイッチ。


トップの方だけでなく、ベース陣も充実しているのでしょう。


最後のフィニッシュのところだけ、若干ぐらついたかもしれない気はしましたが、あえて探せばそこくらいというぐらいの高いレベルでの演技で、もちろんノーミスと言ってよいと思います。


結果発表のとき、もう絶対このチームが1位だと確信していたので、「優勝は。。。」という理事さんの言葉が発せられた瞬間、心の中で「4番、4番」と唱えました。そして、予想どおり「エントリーナンバー4番」と呼ばれたときは「やった!」という気持ちになりました。


2位は、梅花高校B。


確か、ヒルヒルがあり、それ以外にも180度ターンをからめた別のスイッチがやはりあったように思います。


3位は、千葉明徳。


Division 2 の優勝もありましたし、千葉明徳の活躍が目立ちます。


それ以外の順位は発表されなかったのでわからないのですが、梅花高校Aは、ヒルヒルが2回あって、さらにスコーピオンの前にスイッチがあったかもしれません。


また、横浜女学院Aの演技も印象に残っています。


ヒルヒルヒルのダブルスイッチがあったと思います。2番目のスイッチではトップを少し下げながらのスイッチでした。


そして、ノーミスですので、こちらも良い演技でした。


箕面自由Aも、ヒルヒルがあって、ノーミス。


箕面自由Bも、ヒルヒルがありましたが、それ以外の部分の一瞬芸で、胸を張ってキメのポーズをつけるところが、私としては妙にツボでした。難度のそれほど無いところでも印象に残る部分ってあるんですね。


そうそう、帝京八王子Aのトップさんは、独特の味があってよかったです。なんというか、体の動きがしなやかなんです。採点的にはプラスなのかマイナスなのかわかりませんが、私としては好きな演技でした。


その他では、日本大学高も印象に残っています。


このトップさんも足を長く見せるテクニックが上手くて見栄えがする演技でした。


最後に、ベースの2人がスタンツから離れて前に出て、両手をあげてアピールしたのには驚きました。


普通、1人くらいが前に出るのはありますが、2人も出たのは初めて見たような気がします。


トップを支えていたベースと受け取るベースが必要なことを考えると、後ろにベース2人しか残さないでどうしてあのようなことが出来たのかが謎です。動画が見られるなら見てみたいものです。


(記憶が定かでないところがありますので、間違いがありましたらご指摘いただければ幸いです)
 

先週のインカレに引き続き、今週は高校選手権(中学選手権を含む)に行ってきました。


土曜のチケット取得に完敗してしまい、今週も日曜だけの観戦となりましたが、今日も選手の方々の頑張る姿を拝見して、多くの感動をいただきました。


選手の方々、選手の方々を支えている方々、そして大会を企画して運営してくださっている方々、全ての方々にお礼をいいたい気持ちです。


いつものことですが、大会が終わって会場を出るとき、この気持ちをなんとか伝えたくて、係員のいらっしゃる扉をあえて選んで進み、小さな声で「ありがとうございました」とこちらからも申し上げています。。。


さて、今日の楽しみは、まずは、Division 1の優勝争い。


全国大会12連勝中の箕面自由学園が、その連勝を13に伸ばすのか。


そして、箕面自由の場合、特別な注目点がもうひとつ。


例の「2本目に強くなる」という課題の達成で、具体的には「準決勝得点≦決勝得点」となるように決勝点を伸ばせるかということです。


現在、「準決勝得点≦決勝得点」は全国大会で8大会連続で達成しています。それを9に伸ばすかどうかがもうひとつの注目点。


一方、土曜に行われたの Division 2 では、千葉明徳が優勝したそうですので、もしかして千葉目特の充実度が半端でないほど凄いのかも、と、箕面vs梅花一色だった優勝争いに関東勢が食い込んできる期待も感じていました。


その他、JAPANカップで6位と思わぬ順位になってしまった目白研心。


目白研心の場合、中学にしても高校にしても、不本意な結果を出した後は、必ずあとでそれを糧としてより大きく乗り越えてくるので、今回の大会は間違いなく期待できると思っていました。


さらには、このところ全国大会で、3位、4位と好成績を残していて、JAPANカップでは私が「最も印象に残っているチーム」と記した東京高校にも期待していたのですが、今回は不参加でした。学校行事でしょうか。。。プログラムにも最初から掲載されていなかったので、急な伝染病などではないとは思いますが、少し心配です。


以上のような気持ちで、今日の Division 1 の準決勝と決勝の観戦に臨みました。


結果は、箕面自由の圧勝。


全国大会13連勝となりました。


しかも、今回も「準決勝得点≦決勝得点」を達成し、こちらは9連続を達成しました。


選手の方々はどんどん入れ替わっているのにもかかわらず、ここ一番での強さが全く変わっていないところは凄いとしか言いようがありません。


(つづく)

Division 1の2位は、日体大がとりました。


日体大が2位以上になるのは、2010年のインカレ以来ですから、実に6年ぶりとなります。


ちなみに、今回の大会の日体大ですが、スモールグループス部門で、選手の方がアンダーシャツ無しで演技されていました。


日本女子体育大学がこのスタイルで演技されるのは大会でも良く目にしますが、日体大のこの姿を拝見するのは初めてだったかもしれません。


それだけに、なかなか新鮮なものがありました。


特に、日体大のユニフォームは、上半身が左右非対称ですので、上品さを保ちつつも肩の筋肉のあたりでエネルギッシュな感じをアピールできてよかったと思います。

 

演技も、みずみずしく見えました。


ただ、自由演技の場合はミドルがベースの肩の上に乗りますので、さすがに直接では痛いと思われ、やはり自由演技はいつもどおりの服装で出てきました。


男子選手は、3名。


ダブルアップ1-1-1は、3基を作って、そのあと1基が降りてすぐに別のトップが乗るという、例のパターンで実施され、ダブルアップができるトップが4名いるということをアピールしていました。


と思った瞬間に、ひねりつき宙返り乗りの2-2-1があっと言う間に実施され、さらには、その両脇で、距離を出したトータッチ1-1-1が2基。


この一連の連続技のスピード感がすごくて、印象的には、今大会の中でもナンバー1の圧倒力であったと思われました。


決勝では、2人のトップが同時に1.5を飛んで3-3-2になるという高難度の部分で若干の乱れがありました。


普通なら、そのあと両脇の2人のトップのトスアップで3-3-4になるところは総崩れになるようなところでしたが、どうにか踏ん張って3-3-4を完成させたところで観客の興奮もピークになりました。


ヒルヒル4基もあって、充実の演技構成。


準決勝はノーミス。


決勝は上で書いた3-3-2のところとヒルヒル4基が、ちょっと崩れかかりましたが、落下はなく、準決勝246.5の決勝255.0で、文理大についで堂々の2位となりました。


最近、優勝争いからは少し後退したかとも思われていましたが、本大会で一気に急浮上。来年のJAPANカップが楽しみです。

 

(2016.12.17 追記: 2015年のナショナルチームに選ばれた代表選手の紹介写真が、2015年のJAPANカップのプログラムに掲載されているのですが、今回のスモールグループスと同じく、アンダーシャツ無しで写っていました。このスタイルも割と標準なのですね)