天然村ライブ -389ページ目

黒い豆、白い豆

鴨じぃの家には、母屋の向こうに座禅を組む神聖な部屋がある。


もう、かれこれ座禅を組むようになってから、十数年経つらしいが、毎日朝の日課となっており、


朝起きるとその部屋に入り、一人静かに座禅を組むらしい...。


その座禅部屋から眺める山々の風景は、そりゃぁ素晴らしい絶景で、ただそこにいて目をつぶり


座っているだけでも、何か心の奥の方から癒され、身体ともに洗われていくような気がするほどの


風景がそこにはあるのだ。


前回の農業体験が終わり、ほっと一息お茶をしている時に、ポツリとその話を鴨じぃはし始めた。


鴨: 黒い豆、白い豆って知ってる?


オ: もちろん。大豆と小豆のことですよね?


   あれ、ちょっとたんま!!!

  

   黒は、黒豆のことでしたっけ?最近、お茶なんかでも有名ですよね。


鴨: 違うよ!


   座禅の話しだよ!!!



どうやら、座禅の話しらしい...。


話しを聞けば、こういうことである。


人間の体とは、『瓶』または、『器』であり、要するに貯蓄するところというらしく、


善良な考えを持つ者には、白い豆が体に溜り、邪悪な考えを持つ者には黒い豆が溜まるとのことなのだ。


座禅はその体に溜まる豆を白い物にしていく作業のことをいう。


鴨: キミは、座禅をした方がいいかもな。


オ: どういうことですか?


鴨: ・・・。(遠くを眺める。)



その日の夜、お風呂に入っているときのこと。


ふと、おへそに目をやると、黒豆がでていた。


豆というよりは、ゴマである。


要するに、不衛生ということであり、座禅とは全く関係がないのだが...。


ただ、その時鴨じぃのあの一言が僕の中でリフレインした。


『キミは、座禅をした方がいいかもな・・・。』


『・・・いいかもな・・・。』


『・・・かもな・・・。』


そして、座禅をすることを決めたのだった。