今日の授業後半は、フランス、王の愛人研究クラスと化し、とりあえず基本知識として、ふつーの愛人とディアーヌ ド ポワティエ(アンリ2世の20才上の愛人)やポンパドール夫人(ルイ15世の愛人)などの寵姫と呼ばれる愛人の違いと、寵姫になるための条件としては、結婚していなければならなかったということを伝授。笑。一見お菓子と関係ないようであるが、ディアーヌ ド ポワティエは、ヌガーの産地、モンテリマールあたりの出身。Diane de Poytiersというヌガーの会社があります。
フランス地方菓子料理クラス。料理はフランス オーヴェルニュ地方、Le PuyのAOPレンズ豆を使ったソーセージ煮込みを作りました。ブイヨンを使用しなくても美味に仕上がって好評。
Le Puyは、熱病の石と呼ばれる不治の病を治す石と、10世紀、聖王ルイ(パリのサントシャペル教会を建てた人です)から贈られた黒いマリア様が有名で、サンチャゴデコンポステーラへの巡礼の道の出発点の一つとなっています。
オーヴェルニュは、山が多く、土は火山灰でてきているから、それで建てる建物も黒っぽいんです。ちなみにロワールのお城は石灰石で白く、南に行くと屋根瓦は赤いですよね。土の色も地方によって異なります。そんなところからもテロワールを感じるなぁ。