サラセン人が伝えたソバ | 大森 由紀子のブログ

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フランス菓子・料理研究家、大森由紀子が日常の美味しいを綴るブログです。



今週末は、フランスお惣菜クラス。

そば粉のクレープ、つまりガレットを焼きました。

これに、オニオンコンフィを巻いて、キヌアソース。


ガレットは、かつてブルターニュの人の主食でしたが、

もともとは、アジア原産。それをアラブ人が見つけ、

フランスへはアラブ人の中でも、特にアラブ北部で

勢力をのばしていたサラセン人が、伝えました。


なので、フランス語でそば粉のことを

Farine de Sarrasinと言いますが、そのSarrasinというのは、

サラセン人を意味しているんです。


素材の名前からその由来を読み解くのも楽しいですね。