家紋に関して解説していきますが、家紋は非常に奥の深い話になってしまいますので

何度かに分けて解説していきます。

 

【そもそも家紋とは?】

 

「家紋」はその家、代々に伝わる家の象徴であり歴史そのものです。

その形などには

「子孫繁栄」

「武運長久」

「商売繁盛」

「健康長寿」

「勇猛果敢」

など、様々な祖先の願いが込められていると思います。

 

現代で言う所の「アイコン」のような役割なども果たしていたと思われます。

 

【家紋の始まりは?】

 

一般的には平安時代の貴族が乗っていた「牛車」に誰が乗っているか顔が見えなくても判るように付けられるようになったのが、その家を表す「家紋」としての始まりだと言われていますが家紋の形などだけで言えば古くは縄文時代の縄文式土器などにも入っていたとされていますので非常に歴史がありますよね。

 

ただ土器に使用されていた家紋は「文様」としての意味合いが強く、その土器の所有者を明確に表すためかどうかは諸説あるようです。

 

ちなみにその縄文式土器に入っていた家紋は「三つ巴」の家紋だそうです。

「三つ巴」の形には「永遠」や「水」、「火」などの意味合いがあるとされていますね。

 

家紋はもともと皇室や貴族社会の中だけで使用されていましたが江戸時代に入ると庶民の間で流行していき爆発的に広まり今に至るようです。

爆発のきっかけは「歌舞伎」や「能」、「猿楽」などが一つのきっかけだと言われていますがそれはまた別の機会に解説していきます。