今月も、新地亜紀さん主催の「新月の祈り」-love earth project-に参加させていただきました。
たくさんの参加者のみなさまとともに同じ時刻に祈りをささげる中で、私に伝わってきたお話を、見えてきたそのままに書き起こさせていただきます![]()
ストーリーリーディング特別篇
新月の祈りの中で、私に伝わってきたおとぎ話![]()
おひつじ座新月のフェアリーテイルをどうぞ。
(通常サロンで行っている、お客さまの心に眠るストーリーをお伝えするマイフェアリーテイルコースについては、コチラをご参照ください)
昔々、私たちの中に、中くらいの小学校がありました。
ひとつの学年にふたつみっつのクラスを持つその小学校に、中学年くらいの少女がいました。
彼女は、休み時間になると本を開いたり、窓際で風に吹かれたり、いつも自由に時間を過ごしていました。
けれど、少女に友達がいないわけではなく、時々同級生が、一人で過ごす彼女の机をめがけてやって来ます。
「ねえ、聞いて聞いて。」
その会話はたいていこんな言葉からはじまります。
寡黙な少女は、常に上手な聞き役でした。
彼女が微笑みながら、うんうんとうなずいてくれるだけで、誰もが心に抱えたものを手放し、楽になることができました。
同級生たちは、思い思いの相談やないしょ話を彼女に話しては、満足そうにその場をあとにするのです。
「今のはここだけの話ね。」
いつだってその締めくくりはこの台詞でした。
クラスメイトと群れない少女と話すことで、秘密の相談事ができる。
そんな噂は、上級生にも下級生にも瞬く間に拡がっていきました。
同級生だけでなく、学校中の生徒が、少女に話を聞いてほしいと、押し寄せるようになりました。
その都度少女は、読みかけの本を閉じ、笑顔で生徒たちの話に聞き入ります。
学年が変わる頃、少女は校内のほぼ全生徒の打ち明け話を聞くようになっていました。
そんな中で、少女の体にある変化が起こり始めていました。
人の話を聞けば聞くほど、お腹だけが大きく膨らんでいくのです。
心配した両親が、彼女を病院に連れていっても、原因はわかりません。
少女のお腹の膨らみは日に日に大きくなっていきます。
それでも少女は、大きなお腹を抱えて学校へ通います。
そんなある日、一人の少年が彼女の教室へとやって来ました。
少女は、読みかけの本を開いたまま、自分の方へ近付いてくる少年の顔を不思議そうに見つめます。
彼は、校内でたった一人だけ、まだ彼女に打ち明け話をしたことがない人物だったのです。
少年は、少女のはちきれそうなお腹をつつくと、こう言いました。
「泣けばいいのに。」
少女は首をかしげて答えます。
「どうして?かなしくないのに。」
少年は、表情を変えずにつぶやきます。
「涙は、かなしいときだけ流すものじゃない。」
その言葉を聞いた瞬間、少女の目から涙があふれました。
涙は次から次へと絶え間なく流れ、少女はひっくひっくとしゃくり上げます。
枯れるほど涙を流した少女は、自分のお腹に目をやりました。
すると、少女のお腹は元通りに戻っていたのです。
少女は、涙でできた足元の水溜まりを見つめていました。
教室の窓から吹き込む風が、水溜まりを揺らし、運び去っていきます。
教室の廊下には、少女を目当てにやって来た生徒たちが、行儀よく順番を待っています。
「泣いてもいいんだ。」
ひとつ、大きな深呼吸をした少女は、読みかけの本をぱたんと閉じました。
おわり![]()
このお話を見終わったあと、目をつむって、私の中の水たまりを思いました。
それがどんな大きさをしていて、どんな色をしていて、冷たいのかあたたかいのか。
私の中の水たまりにありがとうを言うと、それは涙になって、さらさらと流れてきました![]()
心の水たまり・・・、気付かないうちに、池になってはいないでしょうか?
少女は、あるひとつのきっかけで、泣くことができた。
それは、見知らぬ少年の手とことば![]()
それまで全く関わりを持ってこなかった人の前だったからこそ、少女は涙を流すことができたのかもしれません。
体が出してくれるサインはさまざま。
そこは敏感に気付いて、体にも心にもねぎらいを![]()
今年のおひつじ座新月も、頑張り続ける人への応援歌でした。
新月の祈りの中で、私に伝わってきたストーリー![]()
次回はどんなお話が待っているのか・・・。
それは、私にもまだ、わかりません・・・。










