ローマからボンジョルノ

 

ついに今週から

大学生の長女も学校がスタート。

 

今年の夏休みは

ようやく終わりました!

 

いや~、本当に長かった。

 

とはいえ、7月も9月も試験があったから

人によっては

高校生ほど休みが多いわけではなさそうです。

 

とにかくイタリアの大学は

採点するにも自分で行動するというスタイル。

 

高校が5年間あるので

日本の大学のように

一般教養みたいなものは全くなし。

 

いきなり、それぞれの専門課程が

始まるようです。

 

そして、自分の選んだ学部、専攻で

必要な試験を黙々とやっていくという感じ。

 

私が一番驚いたのは

試験がすごく難しいこと。

 

以前、ローマ大学にいらした日本人の大学の先生が

イタリアのシステムは大変だとおっしゃってました。

 

同僚の教授方は、

学生の試験の採点で

ものすごく忙しいと。

 

クイズ形式じゃないので

採点するのもひと仕事ですね。

 

しかも我が家の長女は理系なのですが

数学の試験で

筆記だけではなく、口頭試験もあるんです。

 

さらに恐ろしいのは、

口頭試験でパスしないと

先に通った筆記試験まで

落とされてしまうとか・・・

 

そうそう、30点満点の試験で

18点以上が及第点。

 

で、自分の成績が気に入らない時

結果を拒否して

受けなおすことも可能だそう。

 

こういうのを自分で決めるのも

すごくイタリアっぽいですね。

 

あと、今年2年目の長女、

お友達で学部を変えたり

大学を変えたり

という人もたくさんいるんです。

 

特にすごいと思ったのは、

私の友人の子で

機械エンジニアから心理学部に変えるそう。

 

変えすぎだ~!と思いますが

変えるのに試験はいらないので

間違えたと思ったら

さっさとやり直しです。

 

あと、長女の中学からの仲良し、

コロンビア人のMちゃんは

昨年、医学部の試験に落ちたのですが

とりあえず、バイオテクノロジー系の学部に入って

そこで医学部と共通の単位を取りつつ

今年、再チャレンジして

見事、医学部に合格。

 

一方、高校時代の友人Cちゃんも

医学部に入れなかったので

昨年は薬学部で単位を取りつつ

今年も再チャレンジしたんです。

 

ところがローマにある大学には

ほんのちょっと成績が足りず

地方へ行くか、

それともローマ大学で薬学部を続けるか

一応、今のところキャンセル待ちといったところ。

 

長女の高校時代の友達の話だけでも

いろんな変化があった秋。

 

みんな小さかったのに

すっかり大人になっちゃって

頼もしいような寂しいような。

 

それにしても

私の大学時代とは大違い。

 

学校のシステムは

日本とイタリアは本当に違います。

 

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BUONA GIORNATA

 

 

 

 

 

 

 

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