ローマからボンジョルノ

 

昨日、夕飯の支度をしていると

17歳の息子が「ママ、何か手伝う?」

という天使のような言葉をかけてくれました。

 

もちろん天使でもなんでもなくて

陸上の全国大会でプーリア州に行くので

絶対にお小遣いが欲しいだけ・・・

 

とわかっていても

結構、嬉しい母。

 

「じゃあ、お皿に料理をのせて、

テーブルに運んでくれる?」と聞くと、

すぐさま、OK

 

さっとよそうと、

ウエイターさんのように

一度に4枚運ぼうとしている息子。

 

今はベランダで食事をしているので

「ちょっとやめてよ、危ないから。

少しづつやって!」といったのに、

4枚はやめたけど、

慣れた手つきで3枚を一度に

さっと運んでくれました。

 

そっかー、今、お食事係りをしているんだった!

 

バイトじゃないけど、

彼の行ってる陸上クラブが

近所の教会で小学生のためのサマースクールをやっていて

そこでのボランティア。

 

 

よく聞いてみると

練習中ふざけたりしてたのの

罰のような感じみたいですが

それでも、社会経験は嬉しいです!

 

だって、イタリア人の高校生は

ほとんどバイトなんてしないんです。

 

長女の友人が高校時代にカナダに留学した時に、

「イタリア人って、本当にバイトしないよね。

すごく甘やかされてるね!」

と言われたそうですが、

 

「いやいや、

イタリアには仕事がないんだよ~!」

と答えたという名言!

 

大人の失業率は高いし

移民だって大量にいるのに

どうして高校生が働けるのよ!

ということです。

 

本当のこと言うと

私も高校生の時はバイトしたことないけれど

早くから社会を見たほうがよかったんじゃないかな?

と今になって思うので

ボランティアでもいい経験。

 

それにしても17歳の夏休み、

宿題もほぼなし、

夏期講習もなし、

陸上も全国大会のあと、

合宿に行ったらオフシーズン。

 

夏の間は、大人も子供も

しっかり太陽の光をあびて

自然の中で休んで遊んで元気になる

というのがモットーですからね。

 

(私もすでに沖縄でリゾートホテルに行ってきました)

 

イタリアの高校生、楽しそうです!

 

みなさまも、ぜひ、夏を楽しみましょう!

 

BUONA GIORNATA

 

 

 

 

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