ローマからボンジョルノ

 

今日は東京都知事選ですね。


日本にいなくても

インターネットのおかげで

いろんな情報がはいってくるので

ありがたいです。


誰が勝つのか

投票率次第とも言いますが

誰が勝つのでしょうか?


私がイタリアにすむようになって

驚いたことの一つに

政治と宗教の話はタブーじゃないっていうこと。


日常会話の中で

普通に自分の立ち位置をはっきりさせます。


しつこいですが

私は政治学科でしたが

それでも自分の政治信条については

話したりしなかったような


というよりは、

外交政策のゼミだったし

よくわかってなかったというか。


いま、思うと

本当に無駄でしたね、

親に申し訳ない。


ただ、一応のことはやっているので

ここに住む上で

ずいぶん、助かりました。






政治や宗教のことって

生活に直結しているから

どうしてタブーなのか、

逆に不思議です。


日本の特徴かもしれません。


昨日、私の働くオリーブオイル屋さんで

国際的な不動産屋さんとコラボで

試食会をしました。






最後まで残ったのが

近所に住む常連さんで音楽家の奥さん、

そしてアレンジしてくれた不動産屋さん。


どういう経緯か忘れたけれど、

クロアチア人である不動産屋さんが

プーチンの悪口を言い出したら、

ロシア人である音楽家の奥さんが

プーチン養護を始めたんです。


ロシア人の85%が

彼に投票したんだ、

ロシアはプーチンを支持していると。


対してキャリアウーマンのクロアチア人は

プーチンが間違っていると

彼女の説を続けます。


クロアチアもかつて旧ソ連邦の一員ですが

歴史的に古代ローマの属国で、

キリスト教の国ですから

反ロシアなのは納得です。


喧嘩することなく

初対面の二人がお互いの意見を交わしているのを

私は黙ってただ聞くのみ。


こういうところ、すごいなと思います。


2人の会話がちょっと気まずく終わったら

手伝いに来てくれていた20歳の私の長女が

60代のロシア人の女性のところへ行って

「私の友人のロシア人も

いつもあなたと同じことを言ってます」

といったんです。


ロシア女性はにっこり微笑んで

「ありがとう。

そう、私たちは彼を支持しているの。」


日伊ハーフでもやっぱりローマっ子だなぁと

思った瞬間でした。


さて、東京都知事選、

投票率はどうなるでしょう。


BUONA DOMENICA





 

 

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