ローマからボンジョルノ

 

今朝、仕事の前に少し早く出て

いつもより、一駅前で降りて

違う通りを歩いてみました。

 

トレビの泉

 

朝の10時前だというのに

たくさんの人が集まってました。

 

そして、恒例の朝のお掃除&コイン回収の直後だったからか

噴水から水がでてませんでした。

 

残念。

 

トレビの泉の角を曲がって小道に入ると

5メートルくらいの行列が。

 

近くにいたローマアクセントの人が

「なんだ、この行列は?」というと

その友達らしき人が、

「あ、ネットで見た。

ここのマリトッツォ、

最近、観光客に人気らしい!」



(これは別のマリトッツォ)

 

「へえ、こんな場所でマリトッツォ、

食べたことないよ」

 

「自分だってないよ」

 

そして、私も心の中で

私もない!

 

有名なチョコレート屋さんのヴェンキも人でいっぱい、

有名なジェラート屋さんのジョリッティも

 

ボリュームいっぱいのパニーノで

人気なアンティコ・ヴィナイオも

朝早くから、すでに行列。





 

コロッセオやバチカン美術館だけでなく

食べ物屋さんも行列です。

 

そういえば、

先日、ご一緒させていただいたお客様、

お嬢さんと二人の旅行で

すごく心配だったから、

ローマの空港についてYOUTUBEで予習されたそう。

 

だから、空港について、

あ、そうそう、ここで空港バスに乗って、と

まったく、問題なくこれたそうですが

「何しているんだろう?」的な疑問が生じたとおっしゃってました。

 

旅行って、知らないところに行ってみる

いわば、冒険的な要素もあったのに、

テクノロジーのおかげで

初めての場所なのに何度も見た場所なんですよね。

 

それを確認しに来たかのよう、と。

 

確かに、私が初めてローマに来た1989年、

何年前のかわからない「地球の歩き方」の情報だけを頼りに

地図を見ながら

つたない英語で

ドキドキしながら歩いたものです。

 

コロッセオ以外は

どれもこれも初めてみるもの。

 

レストランだって、そこが美味しいかもわからず

自分の鼻と直感を信じて、

えいや、って試したんですよね。

 

もちろん、今はずっと便利で安全ですから

いいのですが

旅行っていう形が

大きく変わっていっていますね。

 

そして万国共通で起こる現象、

観光客で有名になった場所は

味やサービスが落ちる、というジンクス、

 

私でも行けるような手軽で美味しい庶民の味が

いつまでもなくなってほしくないな~

なんてことを考えてしまいました。





 

今週はお店のジャスミンもきれいに開花、

ローマの街は、よい花の香が漂っています。

 

BUONA GIORNATA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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