ローマからボンジョルノ

 

晴天の連休中にもかかわらず

今日はお仕事でした。

 

スペイン階段のあたりは

想像通り、楽しそうな人であふれていました。





 

本当に観光客の数がものすごい!

 

そんな行楽日和のお昼過ぎ

お店に一人の外国人の男の子が入ってきました。

 

ちょっとやぼったい感じで

オリーブオイルを買うという感じからは程遠いタイプ。

 

案の定、たどたどしいイタリア語で

「この辺に宝石屋さん、コインを扱うお店ありませんか?」

 

ちょうど隣がアンティークコインやゴールドを

扱う宝石屋さんです。





 

さっき、みんなでランチに行ったところ。

 

それを伝えると

「お店で座って待たせてほしい」

 

え???

 

ものすごく驚いたのですが

ちょうど暇だったので、

まあ、いいかと。

 

そうしたら、カバンの中から

大学ノートやプリントで

まとめた4つの包みを出してきて


あけると、

いろんなコインが入ってました。





 

これを売りたいのだと。

 

どうして手に入れたのかと聞くと、

いろんな人達からもらったらしい。

 

アジア系は韓国のコインがありました。

 

聞くと、彼はウクライナ人で

4か月前からローマに住んで

テルミニ駅近くの語学学校で

イタリア語を学んでいるけど、まだ上手にしゃべれないと。

 

英語は?と聞くと、

もっとひどい、と。

 

グーグル先生に助けてもらって

アップを使っての会話です。

 

いろんなコインを見ていると

一枚コインをつかんで、

「ロシアのコインも入っている」

 

早く戦争が終わるといいね、

というと、

 

首をすくめてみせるだけ。

 

ちょうど、その時、

お店の前を、

楽しそう若い女の子たちが通りすぎていくと、

くるっと振り返って、

 

「あの子たちもウクライナ人だ!

ウクライナ語が聞こえると、ついつい気になる」

 

今どきの

きれいにおシャレをした女の子たち・・・

 

それにしても、ウクライナ人男性が

どうやって国外に出たの?と聞くと、

彼はいま17歳で、

18歳未満なら、

ウクライナ出国するのは問題がないとか。

 

17歳、我が家の息子と同じ年。

 

そうこうしているうちに

隣のお店の人が戻ってきて、

少年は出ていきました。

 

何気ない日常の小さなお店での

一期一会の出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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